書籍「Zeig Mal!」

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    1974年にドイツで出版された、親子のための性教育読本「Zeig Mal!」
    子供たちに自然と湧き上がる性への好奇心、それに応えるために生まれた本です。

    タイトルの「Zeig Mal!」とは「見せて!」という意味。
    子供たちの素直な気持ちを端的に表している良いタイトルですね。

    著者は精神科医のヘルガ・フライシュハウアー・ハルト(Helga Fleischhauer Hardt)で、収録されている写真は写真家のウィル・マクブライド(Will McBride/1931-2015)が担当しています。

    この本は発売と同時に高い評価を得て、ドイツのプロテスタント教会や、ドイツと米国のアートディレクターズクラブ(ADC)などからたくさんの賞を受賞しました。
    翌年1975年には「Shaw Me!」というタイトルで英語版が発売されています。

    また、1990年にはエイズに関する記述を追加した第2版が出版されました。
    上の画像はその第2版の表紙です。


    この本は7つの言語に翻訳され、これまでに世界中で約100万部が販売されました。
    写真家、ウィル・マクブライドによる美しいモノクロ写真と優しさ溢れる文章によって、小さな子供にも理解しやすい構成となっています。


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    「どうして男と女は違うの? どうしておへそがあるの?」
    子供たちに湧き上がる素朴な疑問。


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    「ボクは赤ちゃんなんて嫌いだ!」
    下の子が生まれた時にこそ、家族の愛情が何よりも大切。


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    「そうか、そうすると赤ちゃんができるのか」
    人間の性について正しく理解することで、子供たちは命の尊さを知るのです。


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    子供たちが自分が生まれた理由を知り、将来の性について学べる195ページの本。

    多くの評論家はこの本を高く評価しましたが、1990年代に入ると批判的な意見が高まり始め、米国の一部の州では所持が禁止されたこともありました。

    たしかに赤ん坊から大人まであらゆる世代のヌードが登場し、性教育書籍の中でも取り分け写真で学ぶことに重点をおいた作りになっていますが、収録されている写真はどれもとても美しく、決して猥褻と思わせるものではありません。

    実際に出版元のドイツでは連邦審査局によって「これは未成年者に有害なメディアではない」とされています。
    公立の図書館でなんの制限もなく閲覧できますし、古書としても流通しています。

    Amazon.deより
    Zeig Mal! Broschiert – 1. Januar 1983


    この本は初めて公開されたときに、マスメディアから様々なレビューを受けました。
    ロサンゼルス・タイムズは「美しく、優雅で魅力的でエレガント」と評し、ワシントンポスト誌は「美しく、攻撃的で、グロテスクで魅惑的」と表現しました。

    また、カリフォルニア州の医師であるラッセル・ローデ博士は、2005年にAmazonのレビューでこう語っています。

    『この本は母乳育児、思春期、思春期の変化、月経、性的解剖学、妊娠、自慰、避妊、性的行動障害、性病の問題を適切に掘り下げています。性教育のニーズを十分に満たしており、この入門書に匹敵する他の本を私は知りません。』

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    書籍「MY FAIRY」

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    アメリカの女流写真家、アヤコ・パークス(Ayako Parks/1950- )による少女写真集「MY FAIRY」
    美術図書専門の出版社「サン美術出版」から1982年に刊行された書籍です。

    「私の妖精」というタイトルのとおり、妖精のように美しい女性モデルが登場します。
    モデルの名前はシェイラ、アンジェラ、テリー、クリスティ、キム。

    ソフトフォーカス気味のふんわりとした画作りは、しばし現実を忘れさせるほどの浮遊感。
    妖精たちの庭を覗いているかのような幻想的な雰囲気が漂う写真集です。

    1970〜80年代は西洋美術風の女性ヌードが持て囃されていた時代でした。
    しかし私はこれは単なる流行りではなく、現実から異世界へとトリップできるファンタジー映画のような需要だったのだろうと思っています。

    実際にファンタジー映画に欠かせないSFXやVFX、アニマトロニクス技術などは人々の非現実願望に応える形で発展してきたのですから、人体アートの分野でファンタジーが求められても不思議ではありません。

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    作者のアヤコ・パークスさんは1950年に大阪で生まれました。
    若い頃はモデルとして活躍していましたが、アメリカ人画家のアンドリュース・パークスと結婚し、カリフォルニアに移住。
    その後、写真学校に通って写真技術を修得し、モデルから写真家に転向しました。

    彼女は同じくモデルから写真家に転向したフランスの女流写真家、サラ・ムーン(Sarah Moon/1941- )の作品を好んでいました。
    撮られる側と撮る側、両方の気持ちを理解できる写真家は希少かもしれませんね。

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    彼女が女性のヌードを撮影するきっかけとなったのは、夫の先妻の娘であるシェイラという少女との出会いでした。
    1981年にこの子をモデルとした写真集を出版したことで一躍有名となります。

    最初の出版が少女の写真集だったため、今でも彼女を少女ヌードの写真家だと勘違いしている人は多いのですが、シェイラ以外のモデルはすべて大人の女性であり、その後は男性モデルの撮影もおこなっています。
    自らのモデル経験を生かしたポージング、カリフォルニアの気候を生かしたロケーションなど、特色のある作品を発表して好評を得ました。

    ヌードを撮影する写真家は圧倒的に男性が多いのですが、女性が女性の視点で人間の美を捉えた作品からは、男性によるそれとはまた違ったメッセージを感じます。
    もしかしたらそれは、人間の姿に対する偏見を消し去る、新しい形の道徳教材となり得るのかもしれません。

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    モデル画像「Madison & Sara」

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    Copyright : FReastern Productions

    2000年代に入ってからだと思いますが、海外の画像サイトに「マディソン」と「サラ」という女の子モデルの画像が掲載されていました。
    ふたりはFReastern Productionsというプロダクションのモデルであり、洋服や水着などで着飾った可愛らしい姿を披露していました。(今はオフィシャルサイトもなく、ドメインも消滅しているようです)

    ふたりとも素朴な雰囲気があり、どこにでもいるごく普通の女の子といった感じ。
    ただ、アート作品として見た場合、スタッフの技術も素朴過ぎたのか、あちらこちらに粗が見える作品だったのは確かです。
    背景の布が折り目やシワだらけだったり、ズボンから下着がはみ出ていても直さなかったり、衣装の糸がほつれていたり。

    なんとかキレイな作品に仕上げようというスタッフの努力は垣間見えるけれど、モデル撮影に関する技術不足は否めない、そんな作品でした。
    しかしあくまでも主役はモデルですから、全体的には良い作品に仕上がっていたと思います。


    【マディソンちゃん】

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    【サラちゃん】

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    庶民的でふんわりとした温かさを感じさせるマディソンちゃんと、ちょっとクールで知的な雰囲気を感じさせるサラちゃん。
    ふたりともお腹がポコンと出ている幼児体型なので、まだ6歳くらいでしょうね。

    ジュニアモデルでは低学年の子は珍しく、日本でもほとんどのモデルが10歳以上でデビューしています。
    やはりモデルとしてきちんと仕事をこなすにはある程度の年齢は必要でしょう。
    この子たちは低年齢だったせいか、作品数は少なかったようです。
    今では大人になったであろう彼女らにとって、幼い頃のモデル体験が良き思い出として残っていると良いですね。


    ところで、私はこの子たちの画像を最初に見たとき、頭の中にこのキャラクターが浮かびました。
    カプコンの格闘ゲーム「ヴァンパイア」シリーズに登場する「フェリシア」と「モリガン」

    Googleの画像検索で「Vampire Felicia Morrigan」を検索

    マディソンちゃんはフェリシアに、サラちゃんはモリガンに、なんとなく似ていませんか?
    あくまでもこのゲームのキャラで例えればですけどね。(^^)

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    広告の天使たち - 2

    無邪気、無垢、可愛らしさの象徴である天使の姿。
    昔はそんな天使の姿、つまり裸の子供が登場する広告がたくさんありました。
    前回の記事の続きとなりますが、見ていきましょう。

    前回は新しい順でしたが、今回は年代の古い順です。


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    ドイツのバイヤスドルフ社が販売する「ニベア マッサージオイル」の1929年の広告。
    ニベアブランドの製品は日本では合弁会社であるニベア花王が製造販売していますが、マッサージオイルは見たことがないですね。
    サンオイルみたいなものでしょうか?

    広告には裸でじゃれ合う子供たちの写真と「スポーツ用」という言葉が書かれています。
    スポーツした後にこのオイルでマッサージするのか、このオイルを塗ってからスポーツするのか、どちらにしても健康的。



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    アメリカのバーモント州の街、プリマスでおこなわれていたサマーキャンプ「Flying Cloud」の1960年の広告。
    男の子がインディアン(ネイティブアメリカン)に扮していますが、実際に参加した子の写真でしょう。

    日本では子供が褌を締めるのは夏祭り、会陽、相撲大会といくつかありますが、アメリカの子が褌を体験するのはこういったサマーキャンプくらいでしょうか?
    「フライング・クラウド」とは空飛ぶ雲という意味ですから、タイトルからして楽しそうですね。



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    ドイツの写真フィルムメーカー「ORWO」(オルヴォ)が1980年代に出した写真フィルムの広告。
    CHROMと書かれているのでポジフィルム、いわゆるリバーサルフィルムですね。

    日本でも昔から写真フィルムの広告には赤ちゃんや幼い子供がよく登場していました。
    それは家族写真という需要があるからですが、それだけではなく、子供の肌の美しさをいかに再現するかというのはフィルムの性能の見せ所でもあるからです。
    その点この広告は、上手くファミリー層にアピールしていますね。



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    スイスの製薬会社エフ・ホフマン・ラ・ロシュが発売した抗てんかん剤「リボトリール」の1981年の日本での広告。
    裸の女の子が岩の上に座っていて、背景が稲妻というよくわからないデザイン。

    脳の病気である癲癇(てんかん)に年齢性別は関係ないので、なぜ子供の写真を使ったのかはわかりませんが、安心な状態へと向かうというイメージなのかもしれません。
    それにしても稲妻は意味不明ですが。
    医療系の広告にヌードが登場するのは珍しいことではありません。



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    アメリカの女流写真家、カミラ・イェッセル(Camilla Jessel/1937- )が1985年に出版した書籍「Catching the moment」の宣伝用ポスター。
    これは縦60cmのポスターですが、本の表紙にも同じ写真が使われていました。

    タイトルは日本語に訳すと「瞬間を捉える - あなたの子を撮影しよう」
    ファミリー向けの写真教本ですね。
    子供がじっとしているところしか撮ったことがない親御さんも多いと思いますが、こういう教本で動きのある写真を学んでみるのも良いでしょう。



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    メーカー不明ですが、1999年にドイツで販売されていたプリント用紙「PRINT ME!」のパッケージ。
    1平方メートルあたり163gということで、少し厚めの写真用紙ですね。

    パッケージに印刷されているのは海を見つめる幼い兄妹。
    なぜ水平線が斜めなんだ?という疑問はさておき、商品パッケージに天使の姿を使ったことは褒め称えるべきでしょう。
    写真フィルム同様、子供の肌はプリント用紙の性能アピールにも最適です。



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    ブルガリアの首都ソフィアの某食肉加工会社が2001年に発表した宣伝用ポスター。
    夕暮れの砂場?で裸の幼児が遊んでいて、周りにソーセージ等の食肉が散らばっているという奇妙なデザイン。

    合成写真であることは一目瞭然ですが、手持ちの写真を適当に組み合わせたように見えますし、食肉の広告に裸の子というのはちょっと冒険が過ぎましたね。
    ちなみにこの子はオーナーの5歳の息子さんだそうです。


    関連記事:広告の天使たち - 1

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    書籍「L'Enfant Impossible / Les enfants de Rebelo」

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    フランスの写真家、ジャン・マニュエル・ヴィヨーム(Jean-Manuel Vuillaume/生没年不明)が出版した2冊の写真集。

    左は1979年発売の1作目「L'Enfant Impossible」
    Impossibleは「不可能な・あり得ない」という意味ですが、この場合は「それほどに素晴らしい」という意味と捉えて良いのでしょうか?

    右は1987年発売の2作目「Les enfants de Rebelo」
    日本語に訳すと「レベロの子供たち」となりますが、このレベロが何を(誰を)指しているのかはわかりませんでした。
    どちらもかなり簡素なデザインの表紙ですね。

    この2冊は「Collection Enfance et Société」(コレクション 子供時代と社会)と題されたシリーズでフランスの出版社から発売されました。
    現在はフランス国立図書館等で閲覧できるそうです。


    写真集「L'Enfant Impossible」(1979年)

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    1作目の「L'Enfant Impossible」のモデルは作者の息子さんでしょうか?
    部屋の中で寝転がったりぬいぐるみを抱っこしたりと、あまりポーズを決めることもなく、単純なスナップ写真といった感じです。
    子供の日常を淡々と捉えるだけでも幻想的な作品を作り得るという見本のような写真集ですね。

    Amazon.comより
    L'Enfant Incroyable (Boy Photobook) Paperback – 1979


    写真集「Les enfants de Rebelo」(1987年)

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    2作目の「Les enfants de Rebelo」はモデルが複数いるので息子さんとその友達かもしれません。
    こちらも部屋の中でのポートレイトが主ですが、ポーズのバリエーションが多く、人体ポーズ集として画家やイラストレーターにも重宝しそうです。

    カメラに向かって笑顔でおどける様子はどこか家族写真的ですが、窓から差し込む自然の光のみを光源としており、ドキュメンタリーでありながらアーティスティックな趣を感じさせる作品です。

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    NovelArt のボディペインティング作品

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    モデルプロダクション「Novel Art」が2002年に制作したボディペインティング作品。

    この場合「作品」と呼ぶに相応しいのは、撮影した写真よりもモデル自身でしょうね。
    かなり技術のあるボディペイント・アーティストによるものだと、素人目にもよくわかります。

    ボディペインティングとは、人間の体に塗料などで絵や模様を描くボディ・アートの一種。
    日本ではまだ理解されているとは言い難いアートですが、今や世界中でイベントやコンテストが開かれており、子供から大人までたくさんの人々に楽しまれています。

    NovelArtは器械体操などのスポーツ系モデルを扱っていたプロダクションでしたが、すでに消滅してしまったようで、今はオフィシャルサイトもありません。
    アート色の強い写真が多く、中でも2002年発表のこの作品はとくに芸術的でした。

    残念ながらモデルの名前と、彼らにボディペイントを施しているアーティストの名前がわかりませんが、3人の少年がどのようにアートと化したか、順を追って見ていきましょう。

    (注:スマホ版表示では画像のレイアウトが崩れるので、PC版表示で見ることをお勧めします)


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    最初は顔から塗り始めるんですね。
    3人とも真剣な表情!
    というより、緊張しているのかな?


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    顔の次は上半身をペインティング。
    この時点で大体のデザインが見えてきました。
    ベースカラーは左の子が青と赤、真ん中の子が青、右の子が黄色。


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    上半身の次は下半身をペインティング。
    暑ければ汗をかくし、寒ければ風邪をひくし、室内は適温に調整されているんでしょうね。
    色を塗り重ねてグラデーションを付け、全身の下地がほぼ完了しました。


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    横から見るとこんな感じです。
    本当ならば水着も無いほうが良いんでしょうが、彼らはヌードモデルではないので仕方ないですね。
    水着の色はペイントと統一してあり、違和感が出ないようになっています。


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    細かな模様を書き込んだり、ラメのようなパウダーを振り掛けたりして最終調整。
    どのくらい時間が掛かったのでしょう?
    お疲れ様、ゴールはもうすぐだ。


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    はい、完成しました!
    素晴らしい出来栄えですね。
    デザインのモチーフは左がサーカス? 真ん中が宇宙? 右はタイガー?


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    顔のアップです。ディテールに驚愕!
    ここまで手の込んだボディペイントは一般人ではなかなか経験できませんが、これもモデル冥利に尽きるといったところでしょうか。

    親が子供という作品を生み出し、質高く育て上げる。
    それを素材として、アーティストがアート作品を作り上げる。
    写真家はそれを撮影し、写真作品を作り上げる。
    作品が作家のインスピレーションを刺激し、新たな作品を生み出すというわけです。

    アートの真髄は人間の身体にあり!と思わせるような、素晴らしいボディペインティング作品でした。


    Copyright : Novel Art

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    CD「ヨーロッパの妖精たち 〜石川洋司写真集〜」

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    先日部屋を掃除したとき、物入れの奥から懐かしい物が出てきました。
    写真家、石川洋司さん(1935- )の作品を収めたCD-ROMで、タイトルは「ヨーロッパの妖精たち 〜石川洋司写真集〜」
    ヨーロッパの7人の少女モデルによるデジタル写真集です。

    今から24年前、1995年に東京の秋葉原に出かけた時、石丸電気だったかオノデンだったか忘れてしまいましたが、売り場でたまたま見かけて衝動買いした商品でした。
    衝動買いとは言っても定価6,800円(税込7,004円)ですから、本の写真集と比べてもかなり高く、今となっては思い切ったことをしたなと思います。
    当時の私はMacを使い始めた頃だったので、デジタルメディアに魅力を感じていたんでしょうね。

    1990年代はマルチメディアという言葉が流行り始めた頃でもあり、ハードもソフトも映像を扱えることが売り文句になっていました。
    CD-ROMドライブを搭載しているだけでマルチメディアパソコンなんて言っていたり、今思うと失笑してしまいますが、当時はまだインターネットが普及しておらず、映像や音楽やソフトウェアの媒体として光ディスクが新鮮だった時代でした。

    私はこの「ヨーロッパの妖精たち」という商品をPhoto CDだと思って買ったんですが、よくよく見たらMacとWindowsのハイブリッドCDでした。
    VGAサイズで表示することが前提となっていて、起動するとモニタの解像度を強制的に640×480に切り替え(切り替わらない場合は画面の中央部に小さく表示)、収録されている640×480ピクセルの画像をスライドショーにするというものでした。

    デジタルだから劣化しないとは言っても、解像度があまりに低過ぎます。
    今考えるとこれで7千円は非常に高いし、本の写真集のほうが見応えがあるんじゃないかという気もしますが、まぁ200枚以上の写真を鑑賞できるところは評価しても良いのかなと・・・。
    ただしソフトウェアが古いので、現在のOSでは起動しないでしょうね。

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    【起動後のセレクト画面】

    7人のモデルはすべてベルギーの少女たちで、付属のテキストによるとメリックが10歳でヴァージニーが12歳、他の子はすべて11歳です。
    父親が警察官だったり、母親が有名な女優兼歌手だったりと、比較的裕福な家庭に育った子たちばかりで、綺麗な頃に綺麗な写真を残したいというのは彼女たちの願望でもあったのでしょう。

    ちなみにこの子たちの最初の写真集(書籍)が発売されたのは1982年でした。
    つまり1995年の商品ではありますが、収録されているのは1980年頃に撮影された写真というわけです。

    さすがに今見ると部屋の装飾や雑貨、自動車などに時代を感じてしまいますが、同時に現代の少女写真にはない落ち着いた風情を感じるのも確かです。
    歴史あるヨーロッパの妖精たちだからこそ、本当なら当時の書籍を手でめくりながら鑑賞すべきなのかもしれません。

    私が石川洋司さんを初めて知ったのは、その昔、日本テレビ(読売テレビ)の某番組に石川さんが出演しているのを見た時でした。
    モデルたちについて語る石川さんを見て、その情熱や思いやりに感心したことを覚えています。
    また、司会の藤本義一氏が「少女というものには、なにか怖さを感じるよね」と語っていたのも印象的でした。

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    書籍「Le Petite Parisienne」

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    以前もお話ししましたが、私は中学生のときに美術に興味を持ち、アートの奥深さを知りました。

    そして高校生の時に写真家の清岡純子さんの作品を見て、そこに写る「実写版ヴィーナス」に衝撃を受けたわけですが、じつは私が買った写真集はその本が最初ではありません。

    私が生まれて初めて自分の小遣いで写真集を買ったのは、たしか15歳の時でした。
    それは日本の写真家、黒松隆さん(1953- )の「Le Petite Parisienne」(小さなパリジェンヌたち)という写真集。

    黒松さんはアイドルの岡田奈々さんや斉藤慶子さんの写真集も手掛けた、日本を代表する人物写真家のひとりです。
    「Le Petite Parisienne」はフランスのパリで撮影された、7歳から12歳くらいの5,6人の少女をモデルとした写真集でした。

    とにかく私はその本を最初に見たときモデルの美しさに驚愕したことを覚えています。
    「フランスの女の子はこんなにも綺麗なのかっ!」と。

    ほとんどが屋内でしたが、スタジオではなく、その子たちが普段暮らしている家での撮影でした。
    しかし窓、カーテン、クッション、ベッド、家具・・・そこに写るインテリアすべてが当時の私にはとても新鮮に見えました。

    住まいのカタログのような洗練された室内に妖精のような少女がいる光景は、15歳の少年から見てもまさに心洗われる光景でした。

    ・・・と、今私はこの話を当時の記憶を頼りに語っています。
    と言うのも、何しろ40年も前の本なので現物が残っておらず、ネットで検索しても画像が見つからないからです。

    ただ、20年近く前にネットでたった1枚だけ、この写真集からの画像を見かけたことがありました。
    出典がどこだったかまったく覚えていませんが、まるで幼馴染の写真を見つけたかのような懐かしさがありました。
    それが上の画像です。

    たしか名前はダフネちゃんで、7歳か8歳。
    当時の私に人間の美しさを教えてくれた、小さな小さなパリジェンヌでした。

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    書籍「Le club des 5」

    フランスの子供なら誰もが知っているお話に「Le Club des Cinq」(ル・クラブ・デ・サンク)というのがあります。
    4人の少年少女と1匹の犬が様々な事件を解決していく冒険物語。

    イギリスの児童文学作家、エニード・ブライトン(1897-1968)によって書かれた小説で、英語版は「The Famous Five」のタイトルで1942年から出版されました。
    日本語版も「フェイマス・ファイブ」というタイトルで発売されています。

    フランスでは「Le Club des Cinq」のタイトルで1955年から出版されました。
    直訳すると「5人のクラブ」となりますが、この場合はサークルとか集まりといった意味でしょうか?

    その有名な小説「Le Club des Cinq」と同じタイトルが付けられた写真集がありました。
    (写真集ではCinqが数字の5になっていますが読み方は同じ)

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    フランスで出版された、自然の中で遊ぶ5人の少年たちを捉えた全編モノクロの写真集。
    小説では3人の男の子と1人の女の子、1匹の犬で5人でしたが、こちらは男の子だけの5人組です。

    年齢が11歳前後であることと、活発な子供たちの冒険心を描いているということで小説と同じタイトルを付けたのでしょう。
    Googleブックスの情報によると、発売年は1987年、出版社はフランスのJMV、作者の名前はYOJIだそうです。

    内容はいたってシンプル。
    キャンプ場のような場所で5人の少年たちが木に登ったり飛び降りたり、跳ねたり踊ったりと元気に遊んでいる様子を捉えたものです。

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    自動車が写っていますが、撮影者の車でしょうか?
    もしかしたら撮影者はこの子たちの誰かの親かもしれませんね。

    そばに川があるのか、やがて全員が服を脱ぎ、エンジェルスタイルで遊び始めます。
    アート的な演出はほとんど見られないので、写真家の作品集というよりは、子供たちの日常を捉えたスナップ写真といった感じです。
    子供たちの満面の笑みからは、本当に楽しい一日であったことが伝わってきます。

    30年以上前の写真ですが、この頃はまだ日本でも田舎の川などには裸で遊ぶ子がいました。
    水着を用意していても途中で脱いでしまうのだとしたら、それだけ大自然での開放感が優っていたということでしょう。

    これもまた、ひとつの冒険物語。

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    書籍「Devoirs de Vacances」

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    フランスの写真家、ネグレポント(Negrepont/生没年不明)が1986年に発表した写真集「Devoirs de Vacances」

    彼の前作と前々作の写真集は今でも古書として販売されていますが、この3作目はあまり流通していないようです。
    前作ほどは売れなかったのかもしれませんね。

    タイトルの「Devisrs」とは義務や勤めという意味のフランス語で、宿題という意味もあるんだとか。
    「Vacances」はバカンス、長期休暇のことです。

    子供をテーマとした写真集なので「長期休暇の義務」と訳すよりは「夏休みの宿題」と訳すのが一番しっくりきますね。

    では何が夏休みの宿題なのか?
    きっとネグレポントの目の前で繰り広げられた無邪気な遊びこそが、子供たちの大切な宿題、義務だということでしょう。

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    この写真集では、前作よりもさらにアーティスティックな方向へと変化した気がします。
    それはある意味演出臭さでもあるのですが、子供たちの姿や笑顔に嘘偽りがなければ真実の記録と言えますね。

    フランスの夏休みはとにかく長い!(約2ヶ月)
    それは子供たちにとって休暇であると同時に、人間として大きく飛躍するときでもあります。

    子供の頃にしかできない大らかさを発揮するのは、子供にとってとても大切なこと。
    そしてそれを見てノスタルジックな想いを馳せるのは、大人にとって大切なこと。

    3作目のこの写真集も、懐かしさとともに子供たちの笑顔に心洗われる一冊です。


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    ちなみに前作と前々作の写真集の出版時には、パリにあるギャラリーで作品展示会がおこなわれました。

    この画像は当時の展示会の広告だそうです。
    左の広告ではパリの「ギャラリーLoplop」にて、右の広告では「ギャラリーRégine Lussan」にて10月から11月にかけて展示会がおこなわれることを告知しています。

    彼の作品は素朴な画廊や喫茶店での展示が似合いそうですね。
    紅茶でも飲みながら、ゆっくりのんびり鑑賞したいものです。


    関連記事:
    ネグレポントの写真集
    書籍「Les Enfants de Papier」
    書籍「Mercredi aprés-midi」

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    RUKA

    Author:RUKA


    子供は本来この世界における夢であり希望であり、その姿は大人にとってノスタルジーや心の潤い、癒しの対象でもあります。

    古くから子供の姿は愛すべきものとして認識され、絵画や彫像、写真等で様々に表現されてきました。天使のイメージもそのひとつです。
    そして各家庭でも、我が子への愛情ある記録(写真撮影)が数多くなされています。

    当ブログでは天使や子供をテーマにしたアート作品と、写真共有サイトFlickrで一般公開されている子供写真をご紹介しています。
    天使に見立てているので必然的に裸の作品が多くなりますが、すべてアートまたは家庭的な生活記録に限定しています。

    ふと訪れては日々の疲れを癒す天使の園・・・そんな憩いの場としてお使いいただければ幸いです。

    画像の著作者は私を含め様々ですが、著作権的に問題のない方法で掲載しています。
    また、公序良俗に反する画像や違法な画像、猥褻な画像は一切ありません。
    【当ブログの掲載ポリシー】

    説明記事(お読みください)
    著者について...
    名前:RUKA (Rukachas)
    国籍:日本
    出身:埼玉(生まれは宮城)
    性別:男性
    年齢:あっという間の半世紀
    インターネット歴:22年

    20代の頃に仕事で幼稚園に出向いたのを機に子供の笑顔写真を撮り始める。
    1999年に「The Light of Smile 笑顔の灯り」という子供の笑顔をテーマにしたサイトを開設。
    サイト終了後はこのブログで世界の天使像や世界の子供写真を紹介している。
    6人の甥と姪の伯父さんでもある。

    メールアドレス: ruka_rukachas@ybb.ne.jp
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