書籍「mercredi aprés-midi」

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    1983年にフランスで出版された書籍「mercredi aprés-midi」
    フランスの写真家、ネグレポント(Negrepont/生没年不明)による2作目の写真集です。

    子供向けアート写真集としても発売されたこの本は、子供たちが自分たちの体をとおしてアートを知るための良い資料にもなっており、現在も古書として販売されています。

    Amazon.frより
    Mercredi après-midi Relié – 1983
    Rakuten.frより
    Rare album Photographique "Mercredi Après Midi" par Nègrepont

    古書はアンティーク的な価値もあり、どうしても値段が高くなってしまいますね。
    日本でも洋書を扱っている古本屋などには置いてあるかもしれません。


    negrepont-mercredi_apres-midi01.jpg negrepont-mercredi_apres-midi02.jpg

    写真集のタイトルは日本語に訳すと「水曜日の午後」
    作者が子供たちを撮影したのが水曜日の午後だったからだそうです。

    フランスの小学校は水曜日もお休みの週休三日。
    現在は地域によって若干違い、午前中だけ授業のある学校もありますが、基本的には水曜日は休校日です。

    ネグレポントはこのことを「水曜日は魔法の日」という言葉で表現しています。
    子供たちによる魔法のような光景が見られるからでしょう。


    negrepont-mercredi_apres-midi03.jpg negrepont-mercredi_apres-midi04.jpg

    彼はこの本の3年前に出版した「Les Enfants de Papier」(紙の子供たち)と題した写真集を何度も何度も見直したそうです。
    そして子供たちの本当の姿を収めた新しい本を発表したいと思い、次の仕事に取り掛かりました。
    彼のこの仕事にはたくさんの子供たちが積極的に参加してくれて、その結果この写真集が生まれたというわけです。

    作品ではロケーション場所として廃墟となった古い家が使われています。
    悲観的なはずのその場所でさえ、美しいおとぎ話の舞台のように見えてくるから不思議です。

    子供たちの自然な行動、明るい笑顔、そして瑞々しい姿態によって、まるで建物自体に魂が宿ったかのように。


    negrepont-mercredi_apres-midi05.jpg negrepont-mercredi_apres-midi06.jpg

    子供たちの純粋な体は、窓から差し込む光によって例えられないほどの美となりました。
    日常的な光景でありながら、ネグレポントはそれを見事なまでのオブジェに仕立て上げたのです。

    彼はこの本の中でこう語っています。
    『この本の主な目的は、人間の在り方から遠く離れてしまったこの世界において、子供たちが果たす主導的役割が決して失われないよう、子供たちの権利を取り戻すことです。』

    子供が子供らしく遊び、子供らしく生きること。
    それは子供たちに与えられた当然の権利だと、彼は言っているのでしょう。


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    ネグレポントの写真集
    書籍「Les Enfants de Papier」
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    シャワーエンジェル

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    天使くんは自分で体を洗えるよ。
    その姿はまるでステージで踊っているかのよう。
    金色に輝く、天使の降臨ダンス。

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    Copyright : Sergei Papshev
    (Flickrのシェア機能を使って紹介しています)
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    チラリリーディング

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    モスクワでおこなわれたチアリーディングのコンテスト。
    男女混合の部もあるんだね。
    ほらそこの男の子!
    今は競技に集中しようよ!

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    Copyright : Arkadiy Solovyov
    (Flickrのシェア機能を使って紹介しています)
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    Die Nymphe der Düssel

    eduard_steinbruck-die_nymphe_der_dussel.jpg

    ドイツの画家、エドゥアルド・シュタインブルック(Eduard Steinbrück/1802-1882)による1837年の作品「Die Nymphe der Düssel」

    物思いにふけるようなちょっと虚ろな眼差しで佇んでいる少女。
    大人の女性にも見えますが、胸の膨らみ具合から言ってたぶん10代でしょう。

    タイトルは訳すと「デュッセルのニュンペー」となりますが、デュッセルとはドイツの都市デュッセルドルフを流れる「デュッセル川」のことで、ニュンペーとは英語で言うとニンフ、つまり精霊です。
    「デュッセル川の精霊」という意味ですね。

    精霊は非常に長生きで、いつまでも美貌を保つそうですが、それゆえに退屈な日々を送ることもあるのでしょう。

    と言うのも、花を咲かせたり人間の病を治すなど人々に恩恵を与える精霊がいる反面、一方では粗野な面を持つ精霊もおり、森の中を歩く人間を魔力で惑わせたり、とり憑いて正気を失わせることもあるそうです。

    人間の若者に恋をして強引にさらっていくこともあり、Nympheという言葉は女性の過剰性欲を意味するニンフォマニアという言葉の語源でもあります。

    この絵が人間の少女を描いたものならば「片思いの少女」とか「家事手伝いも楽じゃない」というタイトルが思い浮かびますが(浮かばないか...)、もし悪事をする精霊なのだとしたら、この表情にも何か怖いものを感じてしまいますね。

    作者のエドゥアルド・シュタインブルックは1802年、ドイツのマクデブルク生まれ。
    ベルリンの美術学校にて、画家のカール・ウィルヘルム・ワッハ(1787-1845)の指導を受けました。

    神話や伝説などの歴史画を描き続けた彼は、1876年に引退し、1882年に亡くなりました。
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    セーラーダンス

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    吉本の定番ギャグでコケたわけではありません。
    ポーランドでおこなわれたダンスワールドカップ。
    青いフロアを海に例えているのかな?

    20170311-_D8H8794
    Copyright : Ilja van de Pavert
    (Flickrのシェア機能を使って紹介しています)
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    彫刻家のリアリズム

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    彫刻作品は必ずしも写実的とは限りませんが、人間の形を忠実に再現していれば、それは人間を学習するための資料にもなり得ます。

    人形(ひとがた)の制作においてリアルさを追求するならば「型取り」が最良の方法でしょう。
    実際の人間から型を取り、それに素材を流し込んで作る方法です。

    しかしこれは彫刻とは言えませんね。(作品作りの一環としておこなう彫刻家や芸術家はいます)
    やはり彫刻は盛ったり掘ったり削ったり、作者の審美眼と造形技術の賜物であってほしいと思うのです。

    余談ですが、人体彫像が実際の人間よりも小さかったり大きかったりするのは「これは型取りではないよ」という意思表示もあるのでしょうか?

    まぁそれはそうと、リアルな人体彫像を作る彫刻家は数多くいますが、中でも私がとくに好きなのが、ヴィム・ファン・デル・カント(Wim van der Kant/1949- )というオランダの彫刻家。

    【Wim van der Kant】
    https://www.wimvanderkant.nl


    顔がリアル、体がリアルというだけならば、そのような彫像は昔からありました。
    数千年前に作られたギリシア彫刻でさえ、その躍動感ある筋肉の造形には驚かされます。

    しかし、どこかリアルではない箇所があるのも否めません。
    それが作者の意図であれ、依頼主の注文であれ、当時の風潮であれ、モデルの形を100%は再現していないことは確かです。

    その点カント氏の作品はリアルさにおいて、ある種の凄みさえ感じるほど。
    ほとんどが少年像で、大きさは50〜80cmほどと小さいのですが、形には全く不自然さが無く、写真で見るとまるで肌をコーティングした本物の人間にさえ思えるほどです。

    このリアルさは人間と見比べてみるとよくわかるでしょう。
    カント氏の作品と実際の人間の写真を並べてみたのでご覧ください。
    (人物は同じようなポーズをしていますが彫像のモデルではありません。古いナチュリストの記録写真から似たポーズを選びました)

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    作者のヴィム・ファン・デル・カントは1949年生まれのオランダの彫刻家。
    ユトレヒト州アメルスフォールト市の視覚芸術アカデミーで彫刻を学び、1980年代後半から数々の魅力的な作品を生み出してきました。

    1990年代以降は「ギャラリーユトレヒト」を始めとして、アムステルダム、ロスマーレン、ハーグ、ベルギーのヘントなど、多くの美術館や展覧会で作品展示をおこなっています。

    彼の心がリアリズム彫刻へと揺れ動いたその原点、それはある日曜日、故郷の野外展覧会で見たロダンの作品でした。

    彫像「考える人」で有名なフランスの彫刻家、オーギュスト・ロダン(Auguste Rodin/1840-1917)の1877年の作品「L'Âge d'airain」を見たカント氏は、これこそが自分の求めるテーマだと確信したそうです。


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    左の画像が、カント氏が影響を受けたとされるロダン作の彫像「L'Âge d'airain」
    この写真は日本の兵庫県朝来市にある「但陽信用金庫会館」の本館に設置されている像を撮影したものです。

    そして右の画像はこの作品のモデルとなった22歳の男性。
    撮影は写真家のガウデンツィオ・マルコーニ(Gaudenzio Marconi/1841-1885)によるものです。

    画像出典:ウィキメディア・コモンズ
    File:Tanyo Shinkin bank Hall03bs1800.jpg
    クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
    File:Marconi, Gaudenzio (1841-1885) - 1877 - Auguste Neyt, modello 22enne di L'age d'arain.jpg
    ライセンス:パブリックドメイン


    若きカント氏をリアリズムへと導いたロダンの彫刻作品。
    その素晴らしい造形は初めにモデルありきと言っても過言ではないでしょう。

    カント氏も自分の作品にモデルがいることは公言していますが、モデルの素性は一切明らかにしていません。
    でもその姿勢が素晴らしいですね。彼は写真家ではなく彫刻家なのですから。

    カント氏の作品は大きさこそ実物大ではありませんが、誇張も省略もしないそのリアルさはモデルへの敬意を感じさせます。

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    19世紀の彫刻家、オーギュスト・ロダンは22歳の男性をモデルに精巧なブロンズ像を作りました。
    現代の彫刻家、ヴィム・ファン・デル・カントは12歳くらいの少年をモデルに精巧なブロンズ像を作りました。

    我々がそこから感じることは、そして学ぶべきことは、物体としてのリアルさはもとより、彫刻家とモデルの人生が交わったときにこそ美を後世に伝える作品が生まれるのだという、その歴史のリアルさではないでしょうか。


    Copyright : Win van de Kant

    人体画像出典
    Jeunes et Naturels (Copyright : Peenhill Ltd. Publishers)
    Sonnenfreunde (Copyright : Hanseatic Buch & Presse-Erzeugnisse)
    ウィキメディア・コモンズ
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    花形チアガール

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    脚が高ーく跳ね上がーる、
    会場ぜんたい盛り上がーる!
    チームメイトがうらやましがーる、
    彼女は花形チアガール!

    DSC_1786
    Copyright : Arkadiy Solovyov
    (Flickrのシェア機能を使って紹介しています)
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    10cmのステージ

    35546138986.jpg

    エキシビションでしょうか?
    ふたり一緒に平均台の演舞。
    幅10cmとは思えない安定感!

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    Copyright : Galerie Photos La Cantalienne
    ライセンス:パブリックドメイン
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    天使のお尻

    Google画像検索で「天使のおしり」と検索すると、可愛いお尻がたくさん表示されます。

    どれもみんな美味しそう!(^o^)
    おっと勘違いしないでくださいね、私が見ているのはパンの画像です。

    Googleの画像検索で「天使のおしり」を検索

    どうやら「天使のおしりパン」と呼ばれるパンがあるそうです。
    特定の商品ではなく、パン屋さんや家庭での手作りパンにそういうレシピがあるってことです。クックパッドにもありました。
    子供に大ウケしそうなパンですね。

    柔らかな丸いものをふたつ合わせるとお尻のように見えますが、不思議なことに幼い子はそれを見ると「おしりおしり!」とはしゃぎます。
    大人ははしゃぎませんが、笑ったり、場の雰囲気が和むことはありますね。

    まぁ、ようするに、みんなお尻が好きってことです。

    お尻は人の体の中でもひときわユーモラスな部位。
    何故なら天使のおしりパンのように、人の心を和ませる形をしているから。

    以前も紹介したことがありましたが、アメリカのロサンゼルス郊外の街ラグナニゲルでは、毎年7月の第2土曜日になると、電車に向かってお尻を見せるという催しがおこなわれます。

    laguna_niguel_mooning.jpg
    画像出典:10,000 Californians Moon Amtrak

    1979年から毎年おこなわれているこのイベント。
    男も女も老いも若きも集まって、電車が通るたびに自慢のお尻を披露。
    電車の乗客たちもこのイベントを楽しんでいます。

    子供たちの参加は少ないようですが、右端の男性は赤ちゃんのお尻を見せていますね。


    このようにお尻を露出して他人に見せることを英語で「Mooning」(ムーニング)と言います。

    ウィキペディアの項目には「公の場でのこの行為は抗議・いたずら・嫌がらせのために行われることが多く...」と書かれていますが、もちろんそのような意図のムーニングはここでは除外します。

    ここで取り上げているのはあくまでも被害のない、みんなが笑顔になれる茶目っ気のあるムーニング。

    ・ 着衣や水着姿など、服を着た状態であること。
    ・ 自分の意思で自分のお尻を出す行為であること。
    ・ 見せるほうも見せられるほうも良い気分でいられること。
    ・ 楽しい雰囲気を保ち、おふざけの範疇を超えないこと。

    子供もこのような条件に従えば、それは天使のご挨拶。

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    mooning_boy03.jpg mooning_girl03.jpg
    【ムーニングする子供たち】(左は男の子、右は女の子)

    みんな楽しそうですね。
    ムーニングという言葉は月のムーン(Moon)から来ているのだと思いますが、お尻が月のように見えるからでしょうか?
    こんなお月見もたまには良いかもしれません。


    森永製菓のエンゼルは何故こちらにお尻を向けているのでしょう?
    紙オムツのCMでは何故赤ちゃんのお尻を見せているのでしょう?

    簡単なことです。
    天使のお尻は人の心を和ませる不思議なパワーがあるからです。

    身近に天使のお尻がないご家庭では、天使のおしりパンでも食べて、ふんわり優しい気持ちになりましょう。
    ω_(´▽`)


    関連記事:お尻を見せるイベント
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    ルノワールの絵画作品

    pierre_auguste_renoir-portrait_of_irene.jpg

    フランスの画家、ピエール=オーギュスト・ルノワール(Pierre-Auguste Renoir/1841-1919)による1880年の作品「Portrait d'Irène Cahen d'Anvers」

    日本では「イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢の肖像」と呼ばれている作品です。

    描かれているのは、ベルギーのアントワープ出身のルイ・カーン・ダンヴェール伯爵の長女、イレーヌちゃん8歳。
    多くの印象派の絵画の中で「最も美しい肖像画」とも称され、日本でも人気の高い作品のひとつです。

    画像出典:ウィキメディア・コモンズ
    File:Pierre-Auguste Renoir, 1880, Portrait of Mademoiselle Irène Cahen d'Anvers, Sammlung E.G. Bührle.jpg
    ライセンス:パブリックドメイン


    絵画に造詣がない人でも「ルノワール」という名前は聞いたことがあるでしょう。
    優しく温かなタッチで幸福感あふれる作品を描いた、世界的に有名なフランスの画家です。

    女性の美を追求し続けた彼の作品には、美しい裸婦や可愛らしい少女の肖像画が多数残されています。
    その中でもとくに有名なのが、このイレーヌちゃんの肖像画。

    しかし今回ご紹介するのは、そういった作品ではないのです。

    ルノワールが生涯でたった一度だけ、少年を描いていたことをご存知でしょうか?
    彼が描いた唯一の少年の絵がこちら。

    pierre_auguste_renoir-le_garcon_au_chat.jpg

    ルノワールが1868年、27歳のときに描いた「Le garçon au chat」(猫と少年)という作品。
    現在はパリのオルセー美術館が所蔵しています。

    10代前半と思われる少年が、台の上の猫に寄り添って立っています。
    おだかやな表情からは幸せなひとときであることを感じさせます。
    柔らかく手を組む仕草、艶やかな後ろ姿には、女性モデルのような色っぽさがありますね。

    じつはこの少年、当時の男娼ではないかと言われています。
    男娼とは、売春や性的サービスを仕事としている男性のこと。(男性の娼婦という意味)

    当時パリでは女性の売春は条件付きで認められていましたが、男性の売春は違法行為でした。
    そのため街頭で大っぴらに活動する者は少なく、多くの男娼は売春宿でこっそりと働いていました。
    この少年の素性も明確には語られていませんが、売春宿で働いていた少年の可能性があるそうです。

    ルノワールは同性愛者ではありませんし、この前年には愛人との間に子供も生まれているので、単なる絵のモデルとして雇っただけでしょう。
    しかし少年は絵画モデルというこの仕事に、束の間の安らぎを覚えたのではないでしょうか。


    ルノワールは1841年、決して裕福ではない仕立て屋の六男として生まれました。
    13歳から陶器の絵付け職人となりましたが、やがて陶器印刷の機械が発明され、彼は職を失ってしまいます。

    その後、画家の道を志して21歳でシャルル・グレールのアトリエに入り、そこでモネやシスレーらと出会います。
    彼は印象派の画家として活動を始め、いくつかの展覧会に参加して入選を果たします。
    とくに女性を明るく華やかに描いた作品は人々の好評を博し、肖像画家としても成功を収めました。

    しかし晩年はリウマチを患い、車椅子の生活となってしまいます。
    彼は痛む手に絵筆を縛り付け、そんな状態であっても精力的に絵を描き続けました。

    1919年12月3日、亡くなったその日もアネモネの花の絵を描いていたそうです。


    ルノワールの作品には暗い絵がひとつもなく、描かれている人々はみな楽しそうに微笑んでいます。
    彼は生涯一貫して、人々の幸せそうな様子を描き続けました。

    「君はなぜ綺麗で愛らしい絵ばかりを描くんだ?」
    他人からそう問われた彼は、こう答えたそうです。

    「芸術が愛らしいものであってなぜいけないんだ? 世の中は不愉快なことだらけじゃないか」

    ルノワールは自分の作品が誰かの家に飾られることを常に意識し、「絵は家を明るくするものでなければならない」という信念を持っていたそうです。

    男娼の少年をモデルに絵を描いたのも、せめて絵の中だけでも安らいでいてほしい、微笑んでいてほしい・・・そんな思いがあったからかもしれません。
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    いらっしゃいませ

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    RUKA

    Author:RUKA


    当ブログは子供を表現した世界の絵画、彫像、写真作品をご紹介しています。
    天使に見立てているので必然的に裸の作品が多くなりますが、すべてアートまたは家庭的な生活記録に限定しています。

    子供は本来この世界における夢であり希望であり、その姿は大人にとってノスタルジーや心の潤い、癒しの対象でもあります。

    古くから子供の姿は愛すべきものとして認識され、絵画や彫像、写真等で様々に表現されてきました。天使のイメージもそのひとつです。
    そして各家庭でも、我が子への愛情ある記録(写真撮影)が数多くなされています。

    当ブログではそれら子供や天使をテーマにしたアート作品と、写真共有サイトFlickrで一般公開されている子供写真をご紹介しています。(できるだけ天使の姿に近いものを選んでいます)

    ふと訪れては日々の疲れを癒す天使の園・・・そんな憩いの場としてお使いいただければ幸いです。

    画像の著作者は私を含め様々ですが、著作権的に問題のない方法で掲載しています。
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    著者について...
    名前:RUKA (Rukachas)
    国籍:日本
    出身:埼玉(生まれは宮城)
    性別:男性
    年齢:あっという間の半世紀
    インターネット歴:22年

    20代の頃に仕事で幼稚園に出向いたのを機に子供の笑顔写真を撮り始める。
    1999年に「The Light of Smile 笑顔の灯り」という子供の笑顔をテーマにしたサイトを開設。
    サイト終了後はこのブログで世界の天使像や世界の子供写真を紹介している。
    6人の甥と姪の伯父さんでもある。

    メールアドレス: ruka_rukachas@ybb.ne.jp
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