Boys with Turtles

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    アメリカの彫刻家、ハーバート・アダムス(Herbert Adams/1858-1945)による1888年の作品「Boys with Turtles」
    マサチューセッツ州の都市、フィッチバーグの公園の噴水に設置されている彫像です。

    兄弟でしょうか?池の中央で遊ぶ二人の少年。
    足下には1匹の亀がいます。

    兄は股間に布を貼り付け、周りの人たちに自分を誇示するかのような堂々たるポーズ。
    逆に弟は消極的なポーズで兄の足にしがみついています。
    人前でおどける兄とそれを恥ずかしがる弟、といった光景にも見えますね。

    以前の記事で、股間に布が掛かっている彫像はそうできる状態だと言っているようなものだ、と述べたことがありましたが、この少年の場合は水に濡れて貼り付いているわけですから不自然さはありません。


    この彫像の作者、ハーバート・アダムスはバーモント州エセックス郡の町、コンコード生まれの彫刻家。
    5歳のときに家族でフィッチバーグに移り、その後地元の公立学校を経て芸術アカデミーに入学し、アートを学び始めます。

    卒業後に教師の資格を取って1878年から1882年までフィッチバーグの公立学校で美術を教えていましたが、1885年にフランスを訪れてから彫刻制作に興味を持ち、フランスの彫刻家、アントニン・メルシエ(1845-1916)のもとで彫刻を学びました。
    1889年にフィッチバーグの公園に設置されたこのブロンズ像は、彼がパリのスタジオで制作し、フィッチバーグに寄贈したものです。

    1890年から1898年にかけてニューヨークの私立大学、プラット・インスティテュートの美術インストラクターを務めた彼は、1898年には国立デザインアカデミーのメンバーに選出され、1906年にはニューヨーク国立デザインアカデミーの副会長に選出されています。
    1918年から1920年までは米国芸術委員会の副会長も務めました。

    彼は生涯に200以上の公的な作品を完成させ、1945年にニューヨークで亡くなりました。
    現在もワシントンDCのナショナル・ギャラリーやニューヨークのメトロポリタン美術館など、数多くの美術館で彼の作品が展示されています。


    画像出典:ウィキメディア・コモンズ
    File:Boys and Turtles, front view - Fitchburg, Massachusetts - DSC08572.JPG
    ライセンス:パブリックドメイン
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    The Bathers

    henry_scott_tuke-the_bathers.jpg

    イギリスの画家、ヘンリー・スコット・タク(Henry Scott Tuke/1858-1929)による1889年の作品「The Bathers」
    ヨークシャー地方の都市リーズにある「リーズ美術館」が所蔵しています。

    Bathersとは「泳ぐ人・水浴び(水遊び)する人」という意味。
    真夏の太陽を浴びる少年たちの健康的な姿が印象に残る作品です。

    左下にヨットの淵につかまる手が見えるので、少年たちは全部で4人でしょうか?
    このヨットが岸に停泊しているのではないとすると、ここまで操縦してきた大人がいるはずです。
    もしかしたらそれはこの絵の作者だったのかもしれませんね。

    作者のヘンリー・スコット・トゥケは1858年、イギリスのノース・ヨークシャーで生まれました。
    精神科の医師である父親のダニエルが結核を患ったため、1859年に、より暖かい気候であるコーンウォール州の町ファルマスに家族で移り住みます。

    トゥケは子供の頃から絵が上手く、4〜5歳のときに描いた絵が本に掲載されたこともあったそうです。
    そのせいか彼は一般的な職業には興味がなく、早い時期から画家になることを希望していました。

    1875年、彼はロンドンにあるスレード美術学校に入学。
    やがて奨学金を獲得してイタリアに渡った彼は、1881年から1883年にかけてフランスの歴史画家、ジャン=ポール・ローレンズ(1838-1921)とともに絵画を学びます。

    その後ロンドンへと戻り、ロイヤル・アカデミー・オブ・アーツで作品を発表して名声を得ますが、1885年に幼い頃に家族と暮らしたファルマスの町に再び移り住みました。
    彼の主要な作品の多くはここで制作されています。

    彼は海洋画家でもあり、人間と帆船を描いた多くの絵画を残しました。
    1890年頃からはそれまで手掛けていた神話のテーマを放棄し、地元の少年たちをモデルにした自然主義的な絵を描くようになりました。
    1900年にはロイヤルアカデミーの准教授となり、1914年にはロイヤルアカデミー賞に選出されています。

    ところが1928年、彼は突然の心臓発作に見舞われ、健康悪化により翌年の3月に死亡してしまいます。
    生前の彼の意思により、彼の多額の財産は、少年の頃にモデルをしてくれた数人の男性へと相続されました。

    彼の作品の多くには日光浴をしている裸の少年たちが描かれていますが、これは彼が幼少期に過ごしたファルマスのビーチでの思い出、仲間と裸で泳いだ夏の日々の記憶が元となっているそうです。


    画像出典:ウィキメディア・コモンズ
    File:Tuke01.jpg
    ライセンス:パブリックドメイン
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    彫像の形・人間の形

    humanbody_back.jpg

    人間の美しさに気付いたなら、それを深く知るには多くの人体絵画を鑑賞すると良い。
    人間の形に神秘を感じたなら、それを深く知るには多くの人体彫刻を鑑賞すると良い。
    人に優しくありたいなら、人間の真の姿(生まれたままの姿)を鑑賞すると良い。

    とは言っても、現実的には人間の裸を鑑賞できる機会はとても少ないですね。
    アメリカやヨーロッパには全裸になっても良いイベントがありますが、どちらかというと裸になる側の活動であって鑑賞の場ではありません。
    そのため多くの人は古くから、裸を撮影した「写真」を鑑賞してきました。

    写真は何を撮影したものであれ、平面状の点の集まりで構成されています。
    そのせいか彫像の写真と人体の写真の両方を眺めていると、どちらも同じ感覚で鑑賞できるものがあることに気付かされます。

    上の画像はフリー写真素材サイト「Pixabay」にあった人体写真(パブリックドメイン)ですが、まるで大理石の彫像のように見えませんか?
    色情報のないモノクロ写真では、人は彫像のように写り、彫像は人のように写るというわけです。

    しかも双方が同じポーズであれば、尚のことその差は小さくなります。
    彫像と人間の同じポーズの写真を並べて比較することで、彫像の緻密さや再現性、人の形の芸術性などを実感できるはずです。

    人体画像(ナチュリスト画像)の出典は不明ですが、形のみを比較できるようすべてモノクロで統一しました。


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    ロシアの彫刻家、ウラジミール・ティシン(Vladimir Tishin/1963- )による2001年の作品「Boy Brut」

    これは粘土の原型を撮影したものだと思います。
    右手を腰に当て、左手にナイフを持った勇壮な立像ですが、うつむいて地面を見つめる仕草には憂いの気持ちも表れています。
    胸部の凹凸や足の筋肉の表現が見事ですね。


    august_kattentidt-junge_schwimmer.jpg august_kattentidt-junge_schwimmer_like.jpg

    ドイツの彫刻家、オーギュスト・カッテントット(August Kattentidt/生年不明-1956)による作品「Junge Schwimmer」

    タイトルは「スイマーの少年」という意味で、水に飛び込もうとしているところ。
    両腕を広げている姿は水鳥のようでもあり、動物愛護的な感情さえ湧き立たせる作品です。
    少年らしい活発さと可愛らしさが上手く表現されています。


    benito-nino_flautista.jpg benito-nino_flautista_like.jpg

    スペインの彫刻家、ベニート(Benito/生年不明)による2003年の作品「Nino Flautista」

    フルートを吹く少年の像。
    直立して手元を見ながら演奏する姿は、本番に向けての練習であることを物語っています。
    ポーズはシンプルながら、少年の真剣さが伝わってくる作品です。


    wim_van_der_kant-david.jpg wim_van_der_kant-david_like.jpg

    オランダの彫刻家、ヴィム・ファン・デル・カント(Wim van der Kant/1949- )による作品「David」

    旧約聖書にも登場する、紀元前1000年頃に君臨した古代イスラエルの王、ダビデ。
    巨人兵ゴリアテに石を投げつける若いダビデを表現した作品です。
    斜め上を見上げるこの姿から、ゴリアテの巨大さがわかりますね。


    harry_keast-the_boy_st_john.jpg harry_keast-the_boy_st_john_like.jpg

    イギリスの彫刻家、ハリー・キースト(Harry Keast/生没年不明)による1909年の作品「The Boy St. John」

    新約聖書に登場するイエスの使徒のひとりである聖人ヨハネ。
    この彫像はヨハネの少年期の姿です。
    左手に十字架を持ち、右手を高く上げて民衆に応える、その表情は自信に満ち溢れています。


    jacopo_sansovino-bacchus.jpg jacopo_sansovino-bacchus_like.jpg

    イタリアの彫刻家、ヤコポ・サンソヴィーノ(Jacopo Sansovino/1486-1570)による1512年の作品「Bacchus」

    盃を高々と掲げ、宴に興じるローマ神話のワインの神様、バックス(バッカス)。
    背中から腰にかけての力強い造形は、思わず見惚れてしまうほどの美しさ。
    どうせ掲げるならお酒よりも花束のほうが絵になるでしょう。


    capitoline_antinous_replica.jpg capitoline_antinous_replica_like.jpg

    18世紀にイタリアで発掘された、アンティノウスという人物の彫像。

    この像はレプリカですが、発掘されたオリジナルは2世紀頃に作られたと見られており、ナポリ国立考古学博物館が所蔵しています。
    アンティノウスはローマ皇帝ハドリアヌスのお気に入りだったと言われている少年。
    たしかに均整のとれた美しい姿ですね。


    上記の文章はすべて左側の彫像に関する説明ですが、右の人物写真の説明だとしても違和感がないのがお分かりいただけるでしょうか。
    写真という二次元的な表現によって、彫刻家の造形技術の素晴らしさと、命の器とも言える人体の造形美をともに実感することができます。

    人間という神秘的で魅力的な存在。
    その姿を石や金属で再現した彫刻家と、写真という形で残した写真家に、改めて敬意を表したいと思います。
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    浴びて健康!

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    海に来たら、手足を広げて思いっきり浴びよう!
    何を浴びるのかって?
    太陽の光と、水しぶきと、みんなの視線!

    Bianca e Marina
    Copyright : Helder Fontenele
    クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
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    L'Amour debout

    julien_de_parme-amour_debout.jpg

    スイスの画家、ジュリアン・デ・パルマ(Julien de Parme/1736-1799)による1762年の作品「L'Amour debout」
    タイトルは「立っているアモル」というそのままの意味。

    ギリシア神話の愛の神アモルが木の枝に寄りかかって遠くを見つめています。
    矢を射る相手を選別しているのでしょうか?

    よくあるキューピッドのイメージとは違い、少年というよりは青年といった感じですね。
    パッと見、カツラをかぶったMr.ビーンに見えないこともないですが、大きな翼と健康的な容姿、成長したアモルのイメージが緻密なタッチで描かれています。

    作者のジュリアン・デ・パルマは、じつは本名や出生などが今以て完全には確認されていません。
    ジーン・アントワン・ジュリアンというもうひとつの名前を持っていたとも言われています。

    1747年、彼は12歳でフランスに渡り、画家としての活動を開始しました。
    フランスのいくつかの都市を訪れ、4年間の滞在で画家としての技術を飛躍的に高めました。
    しかし彼がその時期に描いたとされる作品は、未だどれも見つかっていないそうです。

    彼は1759年にパリで肖像画専門の画家として暮らしましたが、その後1773年までイタリアのローマに滞在します。
    ローマ滞在中は神話を主題とした作品を多く描きました。

    1773年以降は亡くなるまでパリで暮らしましたが、その生活はとても貧しいものでした。
    彼の新古典派のスタイルは独学により培われたもので、フランスでは大きな成功を収めることができなかったのです。

    ごく少数の作品しか売れなかった彼は、やがて貧困によりその命を終えました。


    画像出典:ウィキメディア・コモンズ
    File:Julien de Parme Amour 1762 b.jpg
    ライセンス:パブリックドメイン
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    元気もアート

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    「も〜この子ったらちっともジッとしてないんだから!」
    芸術的な親子ヌードを撮ろうと思っても、子供がふざけてしまうと思うようにはいきません。
    でもイイじゃないですか、こんなに良い写真が撮れたんだから。

    FAMILY
    Copyright : Luca Rubbi
    クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
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    ナチュリストの歴史

    世の中には、人前で「合法的に」全裸になっている人たちがいます。
    裸でありながら性的な要素は一切なく、むしろ健康的とさえ言われている人たち。

    ご存知の方も多いと思いますが、それはナチュリストと呼ばれています。
    昔はヌーディストと言っていました。

    「ナチュリズム」または「ヌーディズム」とは、全裸でも服を着た状態とまったく同じように過ごそうという思想のこと。
    ただし非文明国の裸族などは含まれず、衣服を着て生活することが規範となっている社会における活動を言います。

    自然の中で裸で過ごすという一種のリラクゼーションとして、ヨーロッパでは古くからおこなわれている健康活動のひとつで、とくにフランスやドイツではナチュリズムに対する理解が進んでおり、全裸になっても良い政府公認のエリアが多数存在します。

    いわゆる露出趣味とはまったく違い、性的な要素を含まないので参加者には家族連れや子供も多く、皆当たり前に裸でのスポーツやレジャーを楽しんでいます。

    私には人前で裸になる趣味はありませんが、人体を鑑賞することは好きです。(画像や映像でですよ)
    今回は「ナチュリストの歴史」について、素人ながらちょっとだけ調べてみました。

    nudist_beach_bredene_cropped_2.jpg
    ベルギーにあるヌーディストビーチの様子

    画像出典:ウィキメディア・コモンズ
    File:Nudist beach Bredene cropped 2.jpg
    クリエイティブ・コモンズ・ライセンス


    【ナチュリストの歴史】

    ナチュリスト(ヌーディスト)の歴史は古く、起源は19世紀末にまで遡ります。
    当時のヨーロッパにおいて、加速度的な近代化と機械文明に反発する形で人々のあいだに自然主義、自然回帰の動きが高まり始めました。

    禁煙・禁酒運動、健康食などが推奨され、海水浴や日光浴、ハイキングなどの野外活動が声高に叫ばれ始めると、それにともないナチュリズムの実践も推奨され始めます。
    ナチュリズムはまずドイツで始まり、それがヨーロッパ各国に広がって、さらにアメリカ大陸やオーストラリアなどにも広まりました。

    フランスでは1920年に最初のナチュリズム施設ができ、1950年には「ナチュリズム連盟」が設立されました。
    2000年頃のデータですが、フランスにはナチュリスト専用のキャンプ場が約170カ所あり、また自治体によって認可されている全裸OKの海岸、川、湖も約70カ所あるそうです。

    ナチュリズムを実践できる公認の場所には、プールやサウナをはじめ、テニス場、アーチェリー場、ジムなどのスポーツ施設、売店、レストラン、子供の遊び場などが設置され、イベントとしてスポーツ大会やダンスパーティ等が催されることもあります。

    また、一般の街の中でナチュリズムがおこなわれることもあります。
    ナチュリストたちが全裸で自転車に乗り、街の中を駆け巡る「World Naked Bike Ride」は、今やパリ、ロンドン、マドリード、モントリオール、メキシコシティなど世界各都市で毎年おこなわれる恒例のイベントとなっています。

    現在、国際団体としては1953年創立の「国際ナチュリスト連盟」があり、またアメリカ大陸やヨーロッパ、オーストラリアなどの各国にも国内組織があります。
    残念ながら日本にはありません。


    ナチュリズム関連の書籍、とくに雑誌ですが、これはかなり古くから販売されていました。
    Googleで古いナチュリスト雑誌を検索してみましょう。

    Googleの画像検索で「vintage naturist magazine」を検索

    検索結果にはなんと80年前の本もありました。
    オークション等で取引されているのでしょうが、アートや民族文化として考えると確かに貴重な本かもしれませんね。


    【ナチュリスト雑誌】

    その昔、1970年代だと思いますが、デンマークの出版社が「SUN」というナチュリズムの雑誌を出版していました。
    私は現物は見たことがないのですが、ナチュリストの家族の様子を紹介する40ページほどの本だそうです。

    sun_magazine.jpg

    これは当時の日本の週刊誌に掲載された「SUN」の広告。(一部修正)
    といっても出版社が出した広告ではなく、この本を取り扱っていた日本の書店が出した広告で、その書店は今はもう存在しません。

    すっかり変色した紙面と、印刷の荒さが時代を物語っています。
    支払いが現金書留か為替で...というところも古さを感じさせますね。
    ナチュリズム自体に猥褻な要素はないのですが、当時の日本では輸入アダルト雑誌として紹介されることが多かったようです。


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    jeunes_et_naturels79.jpg jeunes_et_naturels81.jpg
    Copyright : Peenhill Ltd. Publishers(画像出典:eBay)

    これは1980年頃にイギリスの出版社が発行していた「Jeunes et Naturels」というナチュリズム雑誌の表紙。
    主にフランスで発売され、言語はすべてフランス語です。
    ベルギー、スイス、カナダでも販売されていたようで、表紙の下部にはそれぞれの国の販売価格が書かれています。

    内容はナチュリズムについての説明と、ナチュリストの家族や若者たちの紹介。
    そして自然主義の面から考える子育てについての記事など、家族に焦点を当てた内容となっています。

    児童ポルノと勘違いした者からの抗議により一時期販売を中止したこともあったそうですが、米国で2000年10月におこなわれた裁判では、3人の裁判官から「この書籍は猥褻ではない」という判決が出ています。


    sonnenfreunde57.jpg sonnenfreunde151.jpg
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    Copyright : Hanseatic Buch & Presse-Erzeugnisse

    そしてこれは同じ頃ドイツで出版されていた「Sonnenfreunde」というナチュリズム雑誌の表紙。
    健康的なナチュリストたちの活動を写真と文章で紹介しています。
    30年以上も前の本なので、現在も出版されているかどうかはわかりません。

    これらの雑誌は当時は駅の売店でも簡単に購入できました。
    また現在でも、国や地方自治体による観光案内にナチュリズムの紹介が掲載されることもあるそうです。
    ヌーディストビーチなどが観光地になっているヨーロッパならではの対応と言えますね。


    【インターネットでは...】

    さて現代では、ナチュリズムの広報といえばやはりネットが主流でしょう。
    ナチュリズムについて知識を得たり鑑賞するのには「PURENUDISM.COM」というサイトが良さそうです。

    【PURENUDISM.COM】
    https://www.purenudism.com

    子供から大人まで誰でも見ることができる合法的なサイトですが、アカウントの作成は18歳以上です。
    フォトギャラリーのページからサンプル画像を見ることができます。

    私は一訪問者としてたまにサンプルを眺める程度ですが、子供たちの楽しそうな様子が伝わってきて、見ているだけで笑顔になれます。
    また、サンプルページの下部に書かれている文章は、是非一読することをお勧めします。


    ナチュリストの画像はアダルトサイトで勝手に使われることがあり、また海外のポルノサイトにはナチュリストまたはヌーディストと称した動画もあるため、そのようなアダルトコンテンツと混同されやすいのも事実です。

    しかし本物のナチュリズムは性的な要素を一切含まず、また猥褻な行為もないため、ヨーロッパでは多くの団体によって合法的に運営されており、たくさんの子供たちも参加しています。
    ナチュリストの書籍や公式サイトに年齢による閲覧制限がないのはそのためです。

    アートとしても素晴らしいこの文化、自然主義の精神を子供たちの未来へと繋げてほしいですね。
    当ブログも古いナチュリストの画像を、ナチュリズムの紹介や彫像との比較などで使用しています。
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    Le Joueur de billes

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    フランスの彫刻家、ジョセフ・ルイ・エンダーリン(Joseph Louis Enderlin/1851-1940)による1880年の作品「Le Joueur de billes」
    フランスのランス市にある「ランス美術館」で展示されています。

    タイトルは英語ではBall Player・・・つまりボール競技をしている少年の像です。
    地面に小さな玉が転がっていますが、裸でプレイしているということは正式な競技ではなく、投げたり転がしたりする遊びですね。
    昔の日本の子供たちがやっていたビー玉遊びのようなものでしょうか?

    作者のエンダーリンは1851年、5人兄弟の末っ子として生まれました。
    1867年から1869年にかけてフランスの都市ナンシーに滞在した後、1870年に美術スタジオに入学し、その後1875年にパリの国立美術学校に進学。

    彼は1880年にローマの彫刻競技に2度出場しますが、惜しくも最終選考には選ばれませんでした。
    やがて彼が最初に賞を獲得したのは、このボール遊びをする少年の像でした。
    この作品によって賞金を得た彼は、その後イタリアで2年間の研修をおこないます。

    2年間の研修の後パリに戻った彼は、そこで自らのワークショップを開設。
    1905年まで毎年欠かさずに展覧会を開き、サロンに参加し、いくつかの賞や金メダルを獲得しました。
    1902年には大統領により、名誉大臣の騎士団の勲章を与えられています。

    しかし1929年に妻が死去し、彼は大きなショックを受けてしまいます。
    その後はパリの南にあるブール・ラ・レーヌという地区に住み、静かに余生を送りました。

    公共事業も手掛け、フランスに大きな功績を残した彼は1940年5月29日に死去し、現在はモントルージュの墓地に埋葬されています。


    ウィキメディア・コモンズのデータ
    File:Le joueur de billes.jpg
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    サンドランナー

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    砂の上を軽やかに走る3歳の天使くん。
    砂と同化して見失ってしまいそうだけど、
    パパとママはキミの羽音をいつも聞いているよ。

    sand runner
    Copyright : muskva
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    海と子供

    5714922984_14e3218b0c_o.jpg

    波と子供は似た者同士。
    近付けば遠ざかり、遠ざかれば近付いてくる。

    寄せては返す波と子の、心知らずば寄るなかれ。

    Amed Laki-Laki
    Copyright : Catriona Ward
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    いらっしゃいませ

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    RUKA

    Author:RUKA


    当ブログは子供を表現した世界の絵画、彫像、写真作品をご紹介しています。
    天使に見立てているので必然的に裸の作品が多くなりますが、すべてアートまたは家庭的な生活記録に限定しています。

    子供は本来この世界における夢であり希望であり、その姿は大人にとってノスタルジーや心の潤い、癒しの対象でもあります。

    古くから子供の姿は愛すべきものとして認識され、絵画や彫像、写真等で様々に表現されてきました。天使のイメージもそのひとつです。
    そして各家庭でも、我が子への愛情ある記録(写真撮影)が数多くなされています。

    当ブログではそれら子供や天使をテーマにしたアート作品と、写真共有サイトFlickrで一般公開されている子供写真をご紹介しています。(できるだけ天使の姿に近いものを選んでいます)

    ふと訪れては日々の疲れを癒す天使の園・・・そんな憩いの場としてお使いいただければ幸いです。

    画像の著作者は私を含め様々ですが、著作権的に問題のない方法で掲載しています。
    また、公序良俗に反する画像や違法な画像、猥褻な画像は一切ありません。
    【当ブログの掲載ポリシー】

    説明記事(お読みください)
    著者について...
    名前:RUKA (Rukachas)
    国籍:日本
    出身:埼玉(生まれは宮城)
    性別:男性
    年齢:あっという間の半世紀
    インターネット歴:21年

    20代の頃に仕事で幼稚園に出向いたのを機に子供の笑顔写真を撮り始める。
    1999年に「The Light of Smile 笑顔の灯り」という子供の笑顔をテーマにしたサイトを開設。
    サイト終了後はこのブログで世界の天使像や世界の子供写真を紹介している。
    6人の甥と姪の伯父さんでもある。

    メールアドレス: ruka_rukachas@ybb.ne.jp
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