時代を彩るカメラたち

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    Copyright : RUKA

    世の中には数々の写真作品があります。
    それらを生み出してきた道具、それが「カメラ」
    彫刻家にとってのノミ、画家にとっての絵筆といったところでしょうか。

    11世紀、ピンホールから像が投影される原理の発見と、それを応用したカメラ・オブ・スクラという装置の発明。
    1820年代に投影像を金属板に定着させる技術が発明され、のちにガラス板、感光紙へと発展。
    1880年代にはコダック社によってセルロイド製のフィルムと小型のカメラが発売されました。

    1900年代に入ると一般大衆の多くがカメラという製品を知り、高価ながら手軽に写真を撮影できるようになりました。
    1970年代以降はその精密さで日本製のカメラが世界市場を席巻。
    そして21世紀になるとプロ・アマ共にデジタルカメラが主流となり、今やデジタル写真はスマートフォンにも欠かせぬ機能となっています。

    今回は古い写真に写る「カメラ」にスポットを当ててみたいと思います。


    【PENTAX auto110】

    上の画像は私が1984年頃に撮影したポートレイト。
    女の子が小さなカメラを持っていますが、これ、オモチャではありません。
    ペンタックスが1979年に発売した「PENTAX auto110」という製品。
    コンパクトな110フィルム、いわゆるポケットフィルムを使う、世界最小の一眼レフカメラでした。


     PENTAX auto110
     発売年:1979年3月
     標準レンズ:24mm F2.8(上の写真では50mm F2.8を装着)
     シャッター速度:1~1/750秒
     大きさ:99 × 44 × 44mm(標準レンズ装着時)
     重量:約170g(標準レンズ装着時)

    画像出典:File:Pentax Auto 110.jpg



    【ASAHI PENTAX SPOTMATIC (SP)】

    asahi_pentax_spotmatic_and_boy.jpg asahi_pentax_spotmatic.jpg

    フランスの写真家、ネグレポントが1983年に発表した写真集「Mercredi aprés-midi」には、天使くんがカメラを持っている写真が載っています。
    さてこのカメラ、何という製品でしょう?

    画質があまりよくありませんが、たぶんアサヒペンタックスが1964年に発売した「PENTAX SPOTMATIC」だろうと思います。
    全世界で400万台以上を売り上げた、一眼レフカメラのベストセラー機。
    それまでのカメラにはなかったTTL露出計(撮影レンズを通った光量を測定する露出計)を内蔵して人気を博しました。
    1974年には復刻機としてSPOTMATIC Ⅱ が発売されています。


     ASAHI PENTAX SPOTMATIC (SP)
     発売年:1964年
     シャッター速度:1~1/1000秒・B・X
     測光方式:全面平均絞込測光
     大きさ:143 × 92 × 91mm(50mm F1.4レンズ装着時)
     重量:約623g(ボディーのみ)

    画像出典:File:Vintage Asahi Pentax Spotmatic 35mm SLR Film Camera With Super Takumar 1.4 Lens, Made In Japan, Circa 1964 - 1967 (35210653374).jpg



    【MAMIYA Mamiyaflex C2 Professional】

    mamiyaflex_c2_and_girl.jpg mamiyaflex_c2.jpg

    古いナチュリストの写真ですが、この天使ちゃんが持っているカメラはいったい何でしょう?
    今の子供たちが見たら、もはやカメラだとは思わないかもしれませんね。

    画像を見る限りでは、日本のマミヤ光機が1958年に発売した二眼レフカメラ「Mamiyaflex C2」だと思います。
    私はこの頃のカメラは使ったことがないので詳しいことはわかりませんが、良い製品だったのでしょう。


     MAMIYA Mamiyaflex C2 Professional
     発売年:1958年6月
     レンズ:Mamiya-Sekor 80mm F2.8
     シャッター速度:1〜1/400秒・B
     大きさ:85 × 107 × 165mm
     重量:約1,580g

    画像出典:Collection Appareils - Mamiya Mamiyaflex C2



    【Rollei Rolleiflex 2.8 F】

    rolleiflex_28f_and_girls.jpg rolleiflex_28f.jpg

    ではこの写真で右側の女性が持っているカメラは何でしょう?

    潮風に当てて大丈夫かと心配になってしまいますが、このカメラはドイツのカメラメーカー、ローライが1960年に発売した「Rolleiflex 2.8 F」だと思います。
    ローライの二眼レフの完成形とも言われた、まさにこの時代を代表する中判カメラでした。
    空気感まで写し出すと言われているその描写力から、現在でもファンの多い名機です。


     Rollei Rolleiflex 2.8 F
     発売年:1960年
     レンズ:Planar 80mm F2.8
     シャッター速度:1〜1/500秒・B
     大きさ:112 × 105 × 148mm
     重量:約1,220g

    画像出典:collectiblend.com - Rollei: Rolleiflex 2.8 F



    【Agfa Synchro Box 600】

    agfa_synchrobox_and_boy.jpg agfa_synchro_box.jpg

    この天使たちが使っている(というより遊んでいる?)カメラは何でしょうか?

    これはたぶんドイツのフィルムメーカー、アグファが1951年に発売した「Agfa Synchro Box 600」だと思います。
    Synchro(シンクロ)という名前はフラッシュがシャッターに同期することから名付けられました。
    ピントもシャッター速度も固定という、トイカメラと言っても良いスペックですが、当時はそこそこ人気があったようです。
    それにしても、フィルムで有名なアグファがこのような中判カメラを発売していたとは知りませんでした。


     Agfa Synchro Box 600
     発売年:1951年
     レンズ:105mm F11・固定焦点
     シャッター速度:1/50秒・B
     大きさ:75 × 100 × 118mm
     重量:約412g

    画像出典:File:Agfa Synchro-Box.jpg



    【MINOLTA α-7000】

    minolta_7000_and_boy.jpg minolta_7000.jpg

    この天使くんが構えているカメラは何という製品でしょう?

    かろうじて見えるボディの一部とレンズの形から察するに、たぶんミノルタが1985年に発売した「α-7000」ではないかと思います。(海外ではDynax7000やMaxxum7000の名で販売されました)
    ピント合わせを完全自動化した一眼レフカメラの先駆けであり、一眼レフのオートフォーカス化を牽引した製品でした。

    私も当時はα-7000をサブカメラとして使っていましたが、低照度・低コントラストでのフォーカス反応がイマイチで、操作感も好みではなかったのであまり長い期間は使いませんでした。
    でも一眼レフを誰でも手軽に扱えるようにしたという意味では、画期的な製品だったのだろうと思います。


     MINOLTA α-7000
     発売年:1985年2月
     AF方式:TTL位相差検出方式、中央一点
     測光方式:TTL中央重点平均測光
     シャッター速度:30~1/2000秒・B・X
     大きさ:138 × 91.5 × 52mm(ボディのみ)
     重量:約555g(ボディのみ)

    画像出典:File:Minolta7000.jpg



    【Canon IXY DIGITAL 200a】

    canon_ixy_digital_200a_and_boy.jpg canon_ixy_digital_200a.jpg

    さて、21世紀になってデジタルカメラが普及すると、カメラを構えるポーズにも変化が現れました。
    それまでカメラといえばファインダーを覗き込んで撮影するものでしたが、液晶画面を搭載したコンパクトデジカメの登場により、このように顔から離して構えるのが当たり前になりました。

    顔に密着させてブレを抑えるというそれまでのセオリーが通用しなくなってしまったわけですが、その代わり撮影の自由度が高まったのは確かですね。
    この天使くんが持っているのはキヤノンが2002年に発売した「IXY DIGITAL 200a」だと思います。
    同じ年に発売された、外観が全く同じIXY DIGITAL 320の可能性もあります。


     Canon IXY DIGITAL 200a
     発売年:2002年4月
     撮像素子:有効画素数約200万画素 1/2.7型CCD
     AF方式:TTL AiAF(3点)/TTL AF(中央1点)
     測光方式:評価測光/スポット測光
     シャッター速度:15~1/1500秒
     大きさ:87 × 57 × 26.7mm
     重量:約180g

    画像出典:キヤノンカメラミュージアム - IXY DIGITAL 200a



    【カメラの機種名がわからなかった写真】

    下の3つの写真については、写っているカメラの機種名がどうしてもわかりませんでした。

    camera_and_boy01.jpg camera_and_boy02.jpg
    camera_and_boy03.jpg

    1枚目はカメラを構えている天使の後姿ですが、位置的にカメラがほとんど見えないので特定できません。
    2枚目はたぶん110カメラを防水用のケースに入れているんだと思いますが、当然中が見えないので特定できません。
    3枚目は上から覗くウェストレベルファインダーのカメラですが、写りが小さいのでメーカーさえもわかりませんでした。


    カメラという機械、そして写真という作品。
    昔は重いカメラをセッティングしてフレーミング、光量を測定し、絞りとシャッター速度を計算し、手でピントを合わせて撮影していました。

    そんな時代から、庶民が手軽に撮影できる時代へと変わり、そして今ではさらに自動化が進んだカメラやスマートフォンで、瞬きをするように写真が撮れる時代。

    しかしそれに伴い、思いやりがない写真を撮る者も増えてきたように感じます。
    カメラマンはプロであれアマチュアであれ、被写体やその関係者に喜んでもらえるような写真を撮ることが大切。

    それはなにも人物写真に限ったことではなく、風景写真でも動物写真でも鉄道写真でも、すべてに共通する大前提だと私は思っています。


    YouTubeより、1987年のキヤノンのテレビCM



    「子供たちの息づかいが聞こえてくるような写真を 私は撮りたい
     速いEOS 見えないものまで見えてくる
     快速 快適オートフォーカス Canon EOS」

    「自然の光が描き出す 子供たちの美しさをありのままに 私は撮りたい
     わずかな光にも素早く対応 EOSなら見えないものまで見えてくる
     快速 快適オートフォーカス Canon EOS」

    写真家 ビクトリア・ブリナー
    (YouTubeの動画ページより)
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    天使の学校は歴史の中

    kindergarten_russia_1930.jpg
    【1930年代のロシアの幼稚園】

    童謡「メダカの学校」では、メダカの学校は川の中にありました。
    では一文字違いの「ハダカの学校」なら、それは一体どこにあるのでしょう?

    上半身だけが裸ということであれば、現在も世界のいくつかの国に存在しています。
    たとえば日本には1年を通して上半身裸で過ごさせる幼稚園・保育園がありますし、ロシアにも冬にパンツ一枚で遊ばせている幼稚園があります。

    このような自然派の教育は子供たちの健全な心身育成のためにおこなわれているのですが、中には勘違いして幼稚園に抗議する親もいるんだとか。
    信じられないことですが、園児たちが上半身裸になって遊ぶことを卑猥なことだと思っている親もいるようです。
    もちろんそのような感覚を持つ者はごく一部だと思いますが、これも街から天使が消え去ったことの弊害かもしれませんね。

    では、子供たちが天使のように「全裸」で授業を受ける学校はあるのでしょうか?
    いいえ、さすがに全裸となると現在ではもう存在しません。

    現在では存在しない・・・そう、じつは過去にはそういう学校もあったのです。
    どこにあったのかと言いますと、ドイツ、イギリス、アメリカにありました。


    【ドイツ】

    angelschool_odenwald_1920_01.jpg angelschool_odenwald_1920_02.jpg

    これは1920年に撮影された、ドイツのオーデンヴァルトにある「オーデンヴァルト・スクール」での体育の授業の様子。
    オーデンヴァルトはドイツのヘッセン州、バイエルン州、バーデン=ヴュルテンベルク州にまたがる低中山地です。

    1910年に設立された学校で、国連の文化団体であるユネスコのプロジェクト・スクールでした。
    この頃はこうして裸で運動していましたが、ナチス政権の始まりとともに廃止されてしまったそうです。


    【イギリス】

    angelschool_sudbury_1900_01.jpg angelschool_sudbury_1900_02.jpg

    撮影年は不明ですが、これも1900年代初頭の写真だと思います。
    イギリスのサフォーク州サドベリーに存在した、子供の自己啓発を基本とした自然派の学校「プライアリー・ゲート・スクール」での授業風景。

    この写真はたぶん美術の授業で、生徒がモデルになって他の生徒がデッサンしているところでしょう。
    美術学校ではよくある光景ですが、児童では珍しいですね。


    【アメリカ】

    angelschool_ohio_1910.jpg

    これは1910年頃に写真家のハリー・P・フィッシャーが撮影した、オハイオ州の学校での体育の授業です。
    体育館で体操をしていますが、パンツを穿いているのが先生たちでしょうか?

    この頃のアメリカではYMCA等で裸のスポーツレッスンが実践されていましたが、当時はまだ女子は参加できず男子のみでした。
    だからこそ伸び伸びと活動できたのかもしれませんね。


    angelschool_california_1951_01.jpg angelschool_california_1951_02.jpg

    これは1951年に撮影された写真。
    南カリフォルニアのオークデールにかつて存在した「オークデール・ランチ・スクール」の授業風景です。

    州教育当局公認の私立学校であり、5歳半から16歳までの子供たちが通っていました。
    ちなみにランチとは牧場のことで、牧場の敷地内に建てられていた学校でした。


    これらの学校はどれも真面目な教育機関であり、裸での授業は子供たちの健全な育成のためにおこなわれていました。
    もちろん嫌がる子を無理に裸にしていたわけではなく、子供たちの自主性を尊重しての活動です。

    他人と自分が同じ人間であることを意識しながら、それぞれの個性を認めて他人を労わる気持ちを育む。
    太陽の光と自然の空気を全身で浴びることで免疫力を高め、精神的にも明るく大らかに育ちやすい。

    裸の子供たちを大人たちが微笑ましく見守っていた時代。
    少なくとも自然派教育に関しては、現代よりもずっと健全な時代だったと言えるのではないでしょうか。


    出典:FKK-Museum
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    楽しい組体操

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    簡単な形だけど、とりあえず組体操ができました。
    「やった〜!完成だ〜!」
    左の男の子が一番オイシイ思いしてないかい?

    2013-07-14 20-08-25
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    Goethe Denkmal

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    ドイツの彫刻家、フリッツ・シャーパー(Fritz Schaper/1841-1919)による1880年の作品「Goethe Denkmal」(ゲーテ記念碑)

    ドイツの首都ベルリンにある都市公園「ティーアガルテン」に設置されている彫像。
    有名な文豪であり科学者や政治家でもあったヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ(1749-1832)の功績を称えた記念碑です。

    高さが6メートルもあり、中央にはゲーテの肖像、周囲には3つの寓話的な像が配されています。
    上の写真はその一部分であるエロース(キューピッド)の像。

    女神に寄り添うように立つエロース。
    右手に太い矢を持ち、左手にはバラの花。

    女神はエロースの腰にそっと手をやり、優しく語りかけています。
    他人の愛情を操るイタズラなエロースも、女神様の前では素直な少年なのでしょう。

    berlin_2014_(14777332332).jpg
    【ティーアガルテンに設置されているゲーテ記念碑】

    画像出典:ウィキメディア・コモンズ
    File:Berlin, 2014 (14777332332).jpg
    クリエイティブ・コモンズ・ライセンス


    作者のフリッツ・シャーパーはドイツのアルスレーベンの出身。
    上から4番目の息子として生まれた彼は6歳のときに父親を亡くし、母親と共にドイツの街ハレに引っ越します。

    しかしその翌年に母親も死亡。
    孤児となった彼と彼の兄弟たちは、様々な家に散り散りにもらわれていきました。

    やがて彫刻家になることを決意した彼は、1859年にベルリンに移り住んで2年間プロイセン芸術アカデミーに通い、その後、彫刻家アルバート・ウォルフのワークショップの従業員となりました。

    23歳で親の財産を相続し、26歳で自身のスタジオを設立したシャーパーでしたが、当初はあまり仕事の依頼がありませんでした。
    しかし度々参加していた芸術コンテストでいくつかの功績を果たした彼は、その後ベルリンからゲーテ記念碑の制作を任命され、1880年6月に上記の作品を発表しました。

    1875年からプロイセン芸術アカデミーの会員だった彼は、ゲーテ記念碑の制作により教授の称号を取得し、1881年には芸術アカデミーの名誉会員、および上院議員となりました。

    その後、彼の彫刻家としての人気は高まり、多くの制作依頼を受けるようになりました。
    1891年、彼は詩人エミール・リッタースハウスの娘ヘレンと結婚し、4人の子供をもうけます。

    しかし1900年頃から心理的な病を患った彼は、療養所で暮らすことを余儀なくされました。
    多くの賞を獲得した彼も晩年は健康問題などから活動が衰退し、そして引退。
    1919年に78歳でこの世を去りました。
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    少年サッカー

    4660316526_03dcaf3ba7_o.jpg

    少林サッカーみたいな少年サッカー。
    ぬかるみだってお手の物。
    元気いっぱい、インドネシアの子供たち!

    kick the ball ...
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    お風呂の三兄弟

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    兄弟3人で仲良くお風呂。
    お兄ちゃんはみんなで入るお風呂がとても楽しそう。
    弟たちはちょっと冷めてるけど。(^^)

    Untitled
    Copyright : Patrick Stahl
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    Angel Gardenの壁紙

    昨日、新元号が発表されましたね。
    それとはまったく関係ありませんが、当ブログ「Angel Garden」の壁紙を作りました。

    庭にいる天使、または美術館にいる天使というイメージで統一しようと思ったんですが、なかなか良い素材が見つからないものです。

    とりあえず3種類だけ作ったので、天使好きの方はPCの壁紙にしたり、大きく印刷して本当に部屋の壁紙にしたり、個人的な用途にお使いください。


    【公園の天使】

    angelgarden_wp01_1600.jpg
    Copyright : RUKA

    1600 × 900px(カラー)
    1600 × 900px(モノクロ)

    イメージ:
    ある春の日、埼玉県内の某公園に降り立った天使くん。
    肌寒い日だったので人間のように服を着ています。
    奥に見える建物は県内アーティストの作品(写真や絵画など)を展示するギャラリー。

    使用素材:オリジナル写真



    【クピド像を見つめる天使】

    angelgarden_wp02_1600.jpg
    Copyright : RUKA

    1600 × 900px(カラー)
    1600 × 900px(モノクロ)
    1920 × 1080px(カラー)
    1920 × 1080px(モノクロ)

    イメージ:
    緑の庭で彫刻家アントニオ・カノーヴァ作のクピド像を見つめる天使くん。
    思うは「クピド兄さんはカッコイイなぁ」でしょうか?
    それとも「大したことないな」でしょうか?

    使用素材:オリジナル写真・翼の素材・庭の写真
    翼の画像:Angel wings PSD
    背景画像:Creative Vix



    【美術館に迷い込んだ天使】

    angelgarden_wp03_1600.jpg
    Copyright : RUKA

    1600 × 900px(カラー)
    1600 × 900px(モノクロ)
    1920 × 1080px(カラー)
    1920 × 1080px(モノクロ)

    イメージ:
    美術館に迷い込んでしまった天使くん。
    ちょうど人がいない時間帯で良かったね。
    彫刻たちは突然のことに戸惑いながらも、天使の訪問を歓迎しています。

    使用素材:オリジナル写真・翼の素材・美術館の写真
    背景画像:File:TÜ kunstimuuseum, sinine saal.JPG
    クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
    (この壁紙画像は上記背景画像と同じ許諾条件[表示-継承]にて公開します)


    余談ですが・・・
    新元号が「令和(REIWA)」だとは全く予想外でしたね。
    M、T、S、Hと来て、今度はR。

    私のイニシャルもRですから、縁起の良い元号かもしれません。(^^)
    この壁紙で天使になっている子もレイ君です。
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    タグ: 日本  少年  衣装  彫像  CC-License  RUKA 

    お風呂の天使たち

    13618169284_a8b5d27077_k.jpg

    「ちょっとぉ、お風呂からっぽじゃない!」
    「ママ、これどういうこと?」

    ママはとても良い写真が撮れました。

    Bottoms
    Copyright : StubbyFingers
    クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
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    La petite baigneuse

    thomas_couture-la_petite_baigneuse.jpg

    フランスの画家、トマ・クチュール(Thomas Couture/1815-1879)による1849年の作品「La petite baigneuse」
    ロシアのエルミタージュ美術館が所蔵している作品で、日本語では「小さな水浴者」というタイトルが付けられています。

    10歳くらいの少女が岩の上に腰掛けている絵ですね。
    少女の横にはリンゴが置いてあり、その下には十字架の付いた赤い布があります。

    水浴とは水に浸かることですが、この子の足下に池があるということでこのタイトルなのでしょう。
    しかしこれは作者が付けたタイトルではないのかもしれません。

    というのも、この絵は1850年代後半にロシアの美術収集家が所有し、その後「ロシア芸術アカデミー美術館」に移されたのですが、1868年の展示目録では「森の中の少女」というタイトルだったからです。

    この絵は背景に情報がほとんど含まれておらず、見えるのは葉っぱと岩だけですが、そこにいる少女が裸であることに何か理由が必要だったのでしょうか?

    水浴をしているから、というのはもっともらしい説明ではありますが、初めの「森の中の少女」というタイトルのほうがこの作品には相応しいような気がします。

    「森の中になぜ裸の少女が?」「きっと精霊なのだろう」
    それでイイんじゃないでしょうか。


    作者のトマ・クチュールは1815年、フランスのオワーズ県サンリス生まれ。
    11歳のときに家族とパリに移り住み、やがて国立の工芸学校とエコール・デ・ボザールで美術を学びます。

    彼はフランス国家による奨学金付き留学制度「ローマ賞」に6回も挑みますが、ことごとく失敗。
    7回目の挑戦でようやく受賞を手にし、1840年からサロンに歴史画と風俗画を出展し始めました。

    彼の革新的なテクニックは各所から注目されますが、政府や教会から依頼された壁画制作に関しては良い成果を上げることができず、このことで批判を浴びてしまいます。

    その批判に耐えられなかった彼は1860年に故郷のサンリスに戻り、その後は美術教師として若い画家たちの指導にあたりました。
    1879年3月にパリ郊外の街ヴィリエ・ル・ベルにて63歳で亡くなりました。


    画像出典:ウィキメディア・コモンズ
    File:Couture, Thomas - Little Bather.jpg
    ライセンス:パブリックドメイン
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    Gymnasion

    sascha_schneider-gymnasion.jpg

    ドイツの画家、サシャ・シュナイダー(Sascha Schneider/1870-1927)による1912年の作品「Gymnasion」

    Gymnasionは「ギュムナシオン」と読みます。
    ギュムナシオンとは、古代ギリシアにて運動競技選手が訓練をおこなった施設のこと。

    競技者育成のために作られた公共施設で、施設内では全裸であることが義務付けられていました。
    ギュムナシオンという名称もギリシャ語で「裸の...」を意味する γυμνός (gymnos)という言葉に由来しています。

    学校と同じように教師やトレーナーがおり、若者に対して肉体的鍛錬をおこなっていました。
    当初は18歳以上専用の施設でしたが、やがて子供への教育施設としても使われるようになり、体育だけでなく道徳や倫理の授業もそこでおこなわれたそうです。

    この絵は教師の前で整列したシーンでしょうか。
    身長や体格に個人差がありますね。
    どのような鍛錬がおこなわれたのかは資料がないのでわかりませんが、向かって右端の華奢な少年もやがてはたくましい競技者となるのでしょう。

    palestra_pompeii.jpg
    【ポンペイにあるギュムナシオンの遺跡】

    画像出典:ウィキメディア・コモンズ
    File:Gymnasion.jpg
    ライセンス:パブリックドメイン
    File:Palestra, Pompeii.jpg
    クリエイティブ・コモンズ・ライセンス


    この絵を描いたドイツの画家、サシャ・シュナイダーは1870年にロシアのサンクトペテルブルクで生まれました。
    1889年にドイツのドレスデン美術アカデミーに入学し、その後は本のカバーイラストを制作するイラストレーターとなりました。

    1900年代に入ってからはドイツとイタリアで交互に生活していましたが、第一次世界大戦が始まると再びドイツに戻り、その後仲間とともに「クラフト・クンスト」という芸術のための研究所を設立します。

    しかし晩年は糖尿病を患い、船での旅行中に糖尿病による発作を起こして亡くなりました。
    現在はドイツのドレスデンにあるロシュヴィッツ墓地に埋葬されています。


    彼の1912年の作品「Gymnasion」は整列している古代ギリシアの少年たちを描いていますが、このように身長の違う裸の子供を横に並べた写真をどこかで見たことはありませんか?

    そう、医学書や保健体育の資料などに載っている、人間の成長を記録した学術写真にそっくりです。


    the_adolescent_period.jpg
    書籍「The Adolescent Period」より

    これはアメリカの医学博士、フランク・ケイリー・シャトルワース(1899-1958)が1951年に発表した書籍「The Adolescent Period」に掲載されている写真。
    子供の成長に関する研究論文で、ある少年の10歳から17歳までの体の変化を記録したものです。

    シャトルワースは1938年にも同様の書籍を出しており、その本は現在Googleブックスで全ページが公開されています。

    Googleブックスより
    「The Adolescent Period: A Graphic and Pictorial Atlas」


    croissance_d_un_garcon_sur_10_ans.jpg
    「Croissance d un garcon sur 10 ans」

    そしてこれは著作者不明ですが、ある母親が撮影した息子の10年間の成長記録だそうです。

    見たところ5歳から15歳くらいまででしょうか。
    年齢が記載されておらず、見た目の大きさが揃えられているため身長の変化がわかりませんが、正面から捉えているので体形の変化はよくわかりますね。
    幼少期にぽっちゃりしていた男の子が、第二次性徴が見られるあたりから筋肉が発達し、体が引き締まってくる様子が見てとれます。

    母親は医学の関係者だったのか、それとも一般の人だったのか?
    学術研究のための撮影だったのか、それとも単なる家族写真か?
    そのへんの詳細はまったく不明ですが、医学的には大変貴重な記録です。

    また、息子さんが思春期に入ってからもモデルを続けたのは、幼い頃からの習慣もあるでしょうが、何よりも家族の愛情あらばこそだと思います。


    子供の健康に運動が深く関係しているという考え方は古代ギリシアに始まり、現代にも根付いています。

    画家のサシャ・シュナイダーが「Gymnasion」を描くときにこのような学術写真をモチーフとしたかどうかは定かではありませんが、その見た目の類似性同様、根底にあるのはどちらも、子供の成長と健康を願う心なのでしょう。
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    Author:RUKA


    当ブログは子供を表現した世界の絵画、彫像、写真作品をご紹介しています。
    天使に見立てているので必然的に裸の作品が多くなりますが、すべてアートまたは家庭的な生活記録に限定しています。

    子供は本来この世界における夢であり希望であり、その姿は大人にとってノスタルジーや心の潤い、癒しの対象でもあります。

    古くから子供の姿は愛すべきものとして認識され、絵画や彫像、写真等で様々に表現されてきました。天使のイメージもそのひとつです。
    そして各家庭でも、我が子への愛情ある記録(写真撮影)が数多くなされています。

    当ブログではそれら子供や天使をテーマにしたアート作品と、写真共有サイトFlickrで一般公開されている子供写真をご紹介しています。(できるだけ天使の姿に近いものを選んでいます)

    ふと訪れては日々の疲れを癒す天使の園・・・そんな憩いの場としてお使いいただければ幸いです。

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    名前:RUKA (Rukachas)
    国籍:日本
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    年齢:あっという間の半世紀
    インターネット歴:22年

    20代の頃に仕事で幼稚園に出向いたのを機に子供の笑顔写真を撮り始める。
    1999年に「The Light of Smile 笑顔の灯り」という子供の笑顔をテーマにしたサイトを開設。
    サイト終了後はこのブログで世界の天使像や世界の子供写真を紹介している。
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