Jeune garçon portant un flambeau

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    フランスの画家、アビル・デ・プジョル(Abel de Pujol/1785-1861)によるデッサン作品「Jeune garçon portant un flambeau」

    制作年は不明ですが、たぶん作者の美術学校時代の習作でしょう。
    美術の基本とも言うべき人物デッサン。
    その形がシッカリと描かれており、右腕の横に見られる薄い線からは腕の位置に悩んだ様子もうかがえますね。

    手に持っているのは松明(たいまつ)でしょうか?
    古代ギリシアのオリンピックをイメージしているのかもしれません。
    なんとなく顔が千原ジュニアに似ているような気もしますが、上半身の筋肉の発達具合は立派ですね。

    余談ですが、この頃の美術学校のヌードモデルは仕事として学校と契約していたのでしょうか?
    それとも教師が自分の子や知り合いのお子さんに謝礼を払ってモデルになってもらっていたのでしょうか?
    このへんの事はそのうちきちんと調べてみたいと思います。


    作者のアビル・デ・プジョルは、1785年にフランス北部の都市バランシエンヌで生まれました。
    アカデミーではジャック・フランソワ・モマルの生徒となり、卒業後はパリでジャック=ルイ・ダヴィッドの弟子となりました。

    1811年にはローマ賞を獲得し、その後はパリのルーブル宮殿の大階段の天井画、フォンテーヌブロー城のダイアンギャラリー、ブロンニャール宮殿の天井画を手掛けました。
    また、パリのブルボン宮殿やサンシュルピス教会の礼拝堂のフレスコ画も担当しています。

    彼は1814年にマリーという女性と結婚し、4人の息子をもうけます。
    息子はそれぞれ、歴史画家、名誉軍団の騎士、中等教育機関の教授、芸術省の事務局長となりました。

    プジョルは1861年に76歳で死去し、現在はバランシエンヌのサン・ロック墓地に埋葬されています。
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    Les Tireurs d'arc

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    フランスの画家、フェルナンド・ペレス(Fernand Pelez/1848-1913)による1879年の作品「Les Tireurs d'arc」
    高さ170cm、幅110cmのキャンバスに描かれた油彩で、現在はフランスのパリにあるパリ市立近代美術館が所蔵しています。

    ふたりの少年が壁の前で弓矢の練習をしています。
    サンダルや矢のケースの装飾から見るに、この子たちは古代ギリシアの少年でしょう。
    ちなみにサンダルという言葉は「板」を意味するギリシャ語「Sandalion」が語源。

    古代ギリシア風で矢を持った少年というとエロース(キューピッド)になりがちですが、この絵は人間の子供を描いていますね。
    足下に鳥が落ちていることから、実際に鳥を射っていることがわかります。
    何という鳥かはわかりませんが、左の少年は紐で縛って肩に掛けています。

    鳥に当たらずに飛んで行ってしまった矢はあとで取りに行くんでしょうか?
    農夫のおじさんの頭に刺さっていないことを祈るばかりです。

    この絵を見て珍しいなと思ったのは、背景が単調な壁になっていること。
    風景を描くのが面倒だったというよりも、背景を単調にすることでこの子たちの姿を強調したのかもしれません。


    作者のフェルナンド・ペレスは1848年、フランスはパリの生まれ。
    父親は画家のレイモンド・ペレスで、幼い頃から父親によって絵の教育を受けてきました。

    彼は1870年にパリの国立美術学校に入学し、フェリックス=ジョセフ・バリアス、アレクサンドル・カバネル、アドルフ・イヴォンらに学びます。
    1880年頃からは自然主義画家のジュール・バスティアン=ルパージュの影響を受けて歴史画から現代風な表現に移行し、社会問題をテーマとした絵を描きました。

    この絵は彼がサロンに初めて出品した作品であり、その後アリエ県のヴィシー市役所に寄託されました。
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    Liegendes Mädchen

    richard_muller-liegendes_madchen.jpg

    ドイツの画家、リチャード・ミュラー(Richard Müller/1874-1954)による1924年の作品「Liegendes Mädchen」

    裸の少女がベッドで横になっている絵ですね。
    髪には大きなリボンを付け、ゆったりとまるでテレビでも見ているかのような仕草。
    女の子でも夏の暖かい時期は裸で過ごしたくなることもあります。

    ナチスが台頭していた頃の作品で、当時このような作品は退廃芸術と非難されていました。
    冷静に考えれば裸婦像を非難することは女性に対する侮辱でもあるわけですが、この頃は生まれる時代を間違った作家がとても多かったことでしょう。

    作者のリチャード・ミュラーはボヘミアの街チェルニーシュで生まれました。
    1888年、彼はわずか14歳でマイセンの絵画学校に入学し、1890年にはまだ入学年齢ではないにも関わらず、何の経済的支援もなしに美術アカデミーに受け入れられました。
    1897にはローマ大賞も受賞しています。

    1933年、彼は35年間教授を務めたドレスデン美術アカデミーの学長となりました。
    しかし2年後、彼は彼の芸術傾向に反対する者により教授の資格を失ってしまいます。

    彼もまた、時代に恵まれなかった作家のひとりでしたが、近年は20世紀の重要な画家として再評価されつつあります。
    1954年に亡くなったリチャード・ミュラーは、現在ロシュヴィッツの墓地で静かに眠っています。
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    アンノウン - 3

    Unknown(アンノウン)とは、知られていないという意味。
    不明、不詳という意味。

    ちょっと気になった作者不詳のアート作品をご紹介します。
    今回は最初に「おや?」と思い、そのあと「ああ、そういうことか」と納得させられた作品を選んでみました。


    【絵画作品】

    boy_and_gourds1908.jpg

    1908年のヨーロッパの古いカードに描かれている、背中を向けた男の子のイラストレーション。
    Souvenir Stamp(記念のスタンプ)と書かれたスタンプが押されているので、何かのイベントで使われたカードかもしれませんね。

    最初に見たときにまず目を引いたのは背景の絵柄です。
    「おいおい、いくら男の子の絵だからって背景にアレを並べなくたって...」と思ってしまいましたが、よくよく調べたらこれはヒョウタンの絵だそうです。

    まぁ形からいってわざと似せているようにも見えるので、そういったジョーク絵かもしれませんね。


    【彫刻作品】

    sopris_memorial01.jpg sopris_memorial02.jpg

    アメリカのコロラド州のデンバーにある「エリザベス・アレン・ソプリス記念碑」
    1925年にデンバーの初代市長の妻であるソプリス夫人に寄贈された像ですが、作者名がわかりません。

    左の写真を見たときに「この小便小僧はなぜ日時計に向かってオシッコしているんだ?」と思いましたが、右の写真で謎が解けました。

    これは小便小僧ではなく、棒を持って遊んでいる子供の像でした。
    左の写真ではその棒が外されていたので、小便小僧のように見えたんですね。

    画像出典:Elizabeth Allen Sopris Memorial - Denver, CO Image


    【写真作品】

    fishing_boy.jpg

    作者不詳、撮影年不明の写真作品。
    少年が川で釣りをしていますが、何故か下半身に何も穿いていません。

    最初は何かの演出かと思いましたが、よ〜く見ると左上の岩場に釣竿を持った親子がいて、その子供も下だけ脱いでいます。

    どうやらこの場所では子供たちは釣りをするとき、パンツが濡れないように普段からこうしているみたいですね。
    あるいは裸で泳いだあと釣りをするときに上だけ着たということも考えられます。

    変な演出かと思ったらじつはこの場所でのいつもの光景だった、という写真でした。


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    Church

    gaston_goor-church.jpg

    フランスの画家、ガストン・ゴア(Gaston Goor/1902-1977)による1969年の作品「Church」

    タイトルの「チャーチ」とは教会のこと。
    この絵は作者の地元の教会に寄贈する壁画として描かれたものだそうです。

    ローマ風の建物の中で9人の天使が飛び交っています。
    通常、壁画の天使はふくよかな幼児の姿であることが多いのですが、この絵は10〜12歳くらいですね。
    天使が幼児の姿をしているというのは近世以降に作られたイメージですから、少年期や青年期の天使も間違いではないですし、自由意志の表現としてはむしろ適切な姿ではないでしょうか。

    作者のガストン・ゴアはフランスのリュネヴィル生まれの画家。
    17歳からフランスの都市ナンシーの美術学校で絵を学び、23歳の時にイラストの仕事のためパリに移住します。
    彼はそこで多くの現代美術と古典芸術に出会いました。

    イラストレーターのアンドレ・ギデや作家のルノー・アイカードとも親しくなり、書籍や展覧会にて作品を発表。
    比較的裕福なクライアントから作品制作の依頼を受け、室内装飾や壁画なども手掛けました。

    彼の作品に変化が現れたのは戦後でした。
    1947年にポーランド人の移民であるマリーと結婚した後、フランスの外交官で作家でもあるロジェ・ペルフィットがゴアの後援者となりました。
    ゴアはペルフィットの依頼により少年をテーマとした作品を制作し、このことが彼の作品に少年が多く登場するきっかけとなりました。

    ここでゴアの作品「Church」をもう一度見てみましょう。
    じつはこの絵、翼だと思っていた部分はすべて背景の一部でした。
    大きな布やソファーの肘掛けが翼のように見えるという、だまし絵のような構成になっていたのです。

    天使が飛んでいるのではなく、少年たちが無重力空間でふわふわと漂っている絵だったんですね。
    もちろん宗教画の天使をモチーフとしているのは間違いありませんが、見る人によっては天使の降臨以上にファンタジックな光景かもしれません。
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    壁面の天使

    36145089432.jpg

    誰の何という作品かはわかりませんが、
    オーストリアの都市ザルツブルグの某所に掲げられた天使の絵。
    下の赤い服の天使にも、いつか大きな翼が生えるのでしょう。

    Allegories
    Copyright : Giulio Gigante
    クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
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    絵画で眠る少年たち - 2

    眠る少年が描かれている西洋絵画をいくつかご紹介します。

    なぜ少年限定なのかと言うと、眠っている子供を描いた作品の場合、少女よりも少年のほうが圧倒的に多いからです。
    個別の記事では眠る少女も紹介していますが、まとめるとなると少年ばかりになるのは仕方ありません。

    裸のまま寝てしまうのは娘よりも息子のほうが多く、画家にとっては身近な寝姿のモデルと言えるでしょう。
    またキューピッドや神話の登場人物として捉えた場合も、少年のほうがイメージに合いやすいという理由もあるでしょうね。


    aldo_bahamonde_rojas-miguel.jpg

    スペインの画家、アルド・バハモンデ・ロハス(Aldo Bahamonde Rojas/1963- )による1994年の作品「Miguel」

    タイトルはこの子の名前です、ミゲル君。
    地面に寝ているのかと思いましたが、フチがあるのでたぶん茶色のシーツを敷いたベッドに寝ているんでしょうね。
    完全に熟睡しているであろう少年の、脱力した筋肉の質感が上手く表現されています。


    paul_albert_laurens-adolescent.jpg

    フランスの画家、ポール・アルバート・ローレンス(Paul Albert Laurens/1870-1934)による作品「Adolescent」

    「思春期」という意味。制作年は不明です。
    股間が見えていないので性別がハッキリしませんが、体形を見る限り少年ではないでしょうか。
    これも作者がベッドで眠る自分の息子を描いたものだと思います。


    oskar_zwintscher-knabe_lilie.jpg

    ドイツの画家、オスカー・ツヴィンシャー(Oskar Zwintscher/1870-1916)による1904年の作品「Knabe und Lilie」

    タイトルは「少年とユリ」という意味で、眠っているのではなく横になっているだけですね。
    水仙の花であればギリシア神話に登場するナルキッソスのイメージと重なりますが、ユリなので神話とは関係ないのかもしれません。
    奥が壁で下が石畳ですが、場所は風呂場かプールでしょうか?


    leon_bazille_perrault-amour.jpg

    フランスの画家、レオン=バジール・ペロー(Léon Bazille Perrault/1832-1908)による作品「Le reveil de l'Amour」

    これも眠っているシーンではないですね。制作年は不明です。
    鳥たちの爽やかな歌声で目覚めた可愛らしい天使くん。
    1羽の鳥がコーラスの指揮をとっていたりと、物語のひとコマのようなファンタジックな作品です。


    michelangelo_caravaggio-sleeping_cupid.jpg

    イタリアの画家、ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョ(Michelangelo Merisi da Caravaggio/1571-1610)による1608年の作品「Sleeping Cupid」

    ローマ神話の愛の神、クピドが眠っているところです。
    矢の筒を枕にしていますね。
    いつも他人の愛を翻弄しているクピドですが、夢の中では自分が主役の愛の物語でも見ているのでしょうか?


    pierre_subleyras-amour_et_psyche.jpg

    イタリアの画家、ピエール・シュブレイラス(Pierre Subleyras/1699-1749)による1733年の作品「Amour et Psyche」

    これはギリシア神話の愛の神アモルと、その妻である人間プシュケの物語。
    姉たちにそそのかされたプシュケが姿を見せぬ自分の夫を殺害しようと寝室に行くと、そこにいたのはアモルであった、というシーン。
    このあとプシュケは蝋燭のロウを垂らしてアモルに火傷を負わせてしまうのですが、アモルはどこを火傷したんでしょうか?


    rocco_normanno-amorino_dormie.jpg

    イタリアの画家、ロッコ・ノルマンノ(Rocco Normanno/1974- )による2009年の作品「Amorino Dormiente」

    タイトルは「寝ているアモル」という意味なので、この少年をアモルに例えているんですね。
    たぶんアトリエで息子にモデルをしてもらったのでしょう。
    窓から差し込む斜めの光により、体の形がシッカリと表現されています。


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    Frühling

    ludwig_von_hofmann-fruhling.jpg

    ドイツの画家、ルートヴィヒ・フォン・ホフマン(Ludwig von Hofmann/1861-1945)による1895年の作品「Frühling」
    ドイツ東部の都市ドレスデンにあるノイエ・マイスター絵画館が所蔵しています。

    タイトルは訳すと「春」
    水辺で楽しそうに遊んでいる兄弟たちを描いた油彩で、春の訪れと人々の喜びが明るい色彩で表現されています。
    丘の上に見える人影はこの子たちの両親でしょうか?

    春といえば日本でも花見に代表されるように草花がより身近になる季節ですが、この絵のように天使たちが遊んでいる光景だったらさらに癒されますね。
    もちろん花より目立ってしまってはいけませんが。

    作者のホフマンは1861年、ドイツのダルムシュタットの生まれ。
    プロイセンの政治家でありヘッセン大公国の首相を務めたカール・ホフマンの息子として生まれました。

    1883年からドレスデンの美術アカデミーで美術を学び、1889年にはフランスのアカデミー・ジュリアンに入学。
    フランス人芸術家の影響を多大に受けた彼は、1890年からベルリンでフリーの芸術家として活動しました。

    アールヌーボーに影響を与えた雑誌「Pan」にイラストを寄稿するなどし、1896年にはベルリンの国際美術展でメダルを獲得。
    1899年に結婚し、その後ヴァイマルやドレスデンの美術学校の教授を務めました。

    彼は1920年頃まで、象徴主義とアールヌーボー様式を併せ持つ独自の作品を描き続けます。
    しかし1930年代になるとナチスによってそれらの作品が「退廃芸術」と非難され、彼は人々からも次第に忘れ去られていきました。
    彼の作品が再び脚光を浴び始めたのは1990年代になってからのことです。

    心温まる光景を描いた彼の作品が非難されるというのは、恐ろしい時代ですね。
    やはり戦争は人の心を歪ませてしまうのでしょう。


    画像出典:Frühling - Ludwig von Hofmann
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    アンノウン - 2

    ネットを辿りながら絵画や彫刻を鑑賞していると、たまにUnknown Artist、つまり作者不詳の作品を目にします。
    私が知らないということではなく、作者不詳として紹介されている作品。

    と、2年前の記事と同じ始まり方ですが・・・
    今回も同じく、ちょっと気になった「作者不詳のアート作品」をご紹介します。


    【絵画作品】

    french_painter-l’etude_de_dessin

    フランスのモンペリエにあるファーブル美術館が所蔵している19世紀の絵画。
    作者名と制作年が不明です。

    小さな彫像を見ながらデッサンの練習をしているふたりの少年。
    壁には手の形をしたオブジェが飾られており、美術の授業風景であることをうかがわせます。

    もしかしたらこの絵も同じ学校の生徒によるものかもしれませんね。
    あるいは美術教師の作品かも。


    【彫刻作品】

    thailand-unknown_artist.jpg

    タイのどこかの施設にあるブロンズ像だそうです。
    あまり写実的とは言えない造形ですが、商業施設のエントランスなどには似合いそうですね。

    肩に掛けた布、頭と足の装飾などは古いギリシア彫刻を思わせますが、視線を落とした優しい顔立ちや観音菩薩のような手付きからはどことなくアジアっぽさを感じさせます。

    それでいて突起した乳首や長い陰茎という独自の自己主張もあるようですし、もしかしたら古い彫刻をモチーフに作られた現代作品かもしれません。


    【写真作品】

    unknown_photographer.jpg

    かなり古い写真だと思いますが、これも作者不詳、詳細不明です。
    天使のような髪型をした少年が建物の壁に手をついて佇んでいます。
    演出なのかハッキリしませんが、ちょっと寂しそうにうなだれているのが気になります。

    コンクリートの無機質な空間に少年のなだらかな姿態が上手く溶け込んでおり、縦の柱が額縁のような効果を出しているところも面白いですね。

    堕天使を思わせる退廃的な雰囲気ですが、奥行きのある構図とともに奥深い意図を感じさせる作品です。


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    Prüfung des ersten Flügels

    sacrevoir-prufung_des_ersten_flugels.jpg

    ドイツの画家、サクレボワール(Sacrevoir/1964- )による絵画作品「Prüfung des ersten Flügels」
    制作年はわかりませんでした。

    タイトルは日本語に訳すと「最初の翼の検討」となります。
    ソファーの上でひとりの少年が眠っていて、その横に翼が無造作に置いてあります。
    この翼は仮装などで使う、背負うタイプの衣装でしょうね。

    右側の少年がその翼を拾い上げようとしています。
    同時に自分の腰に巻いてあるタオルを外そうともしており、タイトルのとおり天使になることを検討しているのかもしれません。

    とは言っても、舞台の天使役を検討しているわけではないでしょう。
    たぶんこの絵は比喩的な表現なのだと思います。
    どのような意味なのかは、見る者の受け取り方次第といったところでしょうか。

    作者のサクレボワールはベルリンを拠点として活動する現代画家のひとり。
    1964年にベルリンで生まれた彼は、数学と視覚芸術(絵画)を学んでプロの画家となりました。

    若者たち、とくに少年のか弱さや静けさ、美しさを絶妙なタッチで描き、これまでにベルリンやミュンヘン、アムステルダムなどで数々の個展を開いています。

    オフィシャルサイトでは、独自の味わいを持った彼の作品が存分に堪能できます。


    【SACREVOIR】
    http://www.sacrevoir.de
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    いらっしゃいませ

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    RUKA

    Author:RUKA


    子供は本来この世界における夢であり希望であり、その姿は大人にとってノスタルジーや心の潤い、癒しの対象でもあります。

    古くから子供の姿は愛すべきものとして認識され、絵画や彫像、写真等で様々に表現されてきました。天使のイメージもそのひとつです。
    そして各家庭でも、我が子への愛情ある記録(写真撮影)が数多くなされています。

    当ブログでは天使や子供をテーマにしたアート作品と、写真共有サイトFlickrで一般公開されている子供写真をご紹介しています。
    天使に見立てているので必然的に裸の作品が多くなりますが、すべてアートまたは家庭的な生活記録に限定しています。

    ふと訪れては日々の疲れを癒す天使の園・・・そんな憩いの場としてお使いいただければ幸いです。

    画像の著作者は私を含め様々ですが、著作権的に問題のない方法で掲載しています。
    また、公序良俗に反する画像や違法な画像、猥褻な画像は一切ありません。
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    著者について...
    名前:RUKA (Rukachas)
    国籍:日本
    出身:埼玉(生まれは宮城)
    性別:男性
    年齢:あっという間の半世紀
    インターネット歴:22年

    20代の頃に仕事で幼稚園に出向いたのを機に子供の笑顔写真を撮り始める。
    1999年に「The Light of Smile 笑顔の灯り」という子供の笑顔をテーマにしたサイトを開設。
    サイト終了後はこのブログで世界の天使像や世界の子供写真を紹介している。
    6人の甥と姪の伯父さんでもある。

    メールアドレス: ruka_rukachas@ybb.ne.jp
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