モデル君は背中で語る - 4【集合写真編】

    nudeboys_back.jpg

    絵画ではあまり見かけませんが写真作品ではよく見かけるシチュエーションのひとつに「裸で後ろ向きの集合写真」があります。

    この場合後ろ向きである理由は「お尻が並んでいてコミカル」「モデルが恥ずかしくない」「プライバシーへの配慮」など、いくつかの理由があるでしょう。
    また、日焼けの跡を見せるのが目的であれば、背中側のほうがわかりやすいという利点もありますね。

    しかしただ横一列に並んだだけでは作品としては単調であるため、例えば棒グラフのように身長順に並ぶとか、親・子・孫と3世代で並ぶとか、全員が同じポーズをしているなど、ひと工夫している作品も見受けられます。

    今回の「モデル君は背中で語る」は、背中側から撮影した集合写真をご紹介します。


    【水泳教室】

    swimming_boys_1930.jpg nude_boys_on_diving_board.jpg

    20世紀初頭の水泳教室では衛生面から水着の使用が禁止されており、子供たちはみな全裸で水泳の授業を受けていました。
    これについては過去に一度記事にしたことがあります。(該当記事)

    左の写真は1930年にアメリカのアラバマ州のリビングストンにて撮影された写真。
    年齢層に幅がありますね。
    全員が隣の子の肩に手をかけ、ちょっと茶目っ気のある記念撮影といった感じ。

    右の写真は国も撮影年も不明ですが、これも20世紀初頭の水泳教室での様子だと思います。
    これは記念撮影ではなく、ひとりずつ飛び込んでいくところでしょうか?


    【家族の記録】

    nudeboys_back_family.jpg nudeboys_back_Infants.jpg

    単なる集合写真もちょっと工夫を凝らせばアート作品、あるいはユーモア作品になり得ます。
    とくに家族写真は大切な思い出ですから、楽しいアイデアを盛り込むと評判も上々でしょう。

    左の写真は父親と息子たち、いや3世代でしょうか?
    みんなかなり日焼けしたので、それを披露しているんですね。

    右の写真はおじいちゃんの家にでも孫たちが集まったときでしょうか?
    プールの前で背の順に並んでの記念撮影。
    天使が並んでいるようで微笑ましいですね。


    【Hands Up!】

    nudeboys_back_handsup01.jpg nudeboys_back_handsup02.jpg

    ただ並んでいるだけでは味気ないので、モデル君たちに元気にポーズをとってもらいましょう。
    Hands Upとは日本語で言えば「手を上げて」ですが、動くなという意味でも使われる言葉です。

    左の写真は8〜9歳くらいでしょうか?
    川に入る前に準備運動しているシーンかもしれません。
    手を上に上げると背筋が伸びるし、スタイル良く写るんじゃあないでしょうか。

    右の写真は11〜12歳くらいでしょうか?
    一見ホールドアップしているような光景ですが、わざとお尻を出してふざけているんでしょうね。
    Vサインとヤンチャな笑顔がそれを物語っています。


    アート作品に限ったことではありませんが、背中側からの描写は様々な意味を含んでいます。
    戦争の記録にさえ裸の集合写真があり、そこからは悲しい歴史が伝わってきます。

    しかし天使たちの写真は幸せな日常風景であることが前提でなければ、人の心を豊かにする作品とはなり得ません。
    私たちは見た目だけで意味を推し量るのではなく、物言わぬ背中が語る多くの言葉に、もっと耳を傾けるべきではないでしょうか。


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    人体芸術

    Exercise - התעמלות

    子供たちにとってはたんなる柔軟運動でも、
    見ようによっては素晴らしいアート。
    人間は動く芸術だ!

    Exercise - התעמלות
    Copyright : israel captures
    (Flickrのシェア機能を使って紹介しています)
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    天使を見た話 その1【ブリーフエンジェル】

    今回から不定期掲載で、天使を目撃した話をしてみたいと思います。

    皆さん御察しのとおり、当ブログで「天使を見た」と言ったら、それは裸の子を見たという意味です。
    しかしながら今の世の中、外で裸の子を見かけることなどほとんどありません。
    そのためこの記事では「肌を多く出している子」という意味で天使という言葉を使わせていただきます。

    さて天使の目撃談、第1回目は【ブリーフエンジェル】

    じつはこれ、つい先日のゴールデンウィーク中の話。
    世間では10連休でしたが、私はいつもどおりの出勤で、その日も昼過ぎに会社に向かっていました。

    会社近くの住宅街の路地を歩いていると、向こうからスケートボードに乗った10歳くらいの少年が近付いてきました。
    しかしその子、上半身が裸で、下半身はなんと下着のボクサーブリーフのみ。(靴は履いていました)

    boxerbriefs.jpg skateboard.jpg
    【ボクサーブリーフとスケートボード】
    (イメージです。本文とは関係ありません)

    男の子の下着といえばトランクスが主流だった時期がありましたが、今はボクサーブリーフの子も多いみたいですね。
    日本ではボクサーパンツとも呼ばれていますが、海外ではボクサーブリーフという名が一般的。

    突然私の目の前に現れたブリーフエンジェル。
    たぶん自宅の前で遊んでいたんでしょうが、少し肌寒い日だったので、私は「なんでパンツ一丁なんだ?」と少々驚きました。

    男の子は私の3メートルくらい前で止まり、スケボーを手に持って私が通り過ぎるのを待っています。
    昔の私なら「よく寒くないね〜」とか「元気だね〜」と声を掛けたでしょうが、今やそれだけで不審者扱いされてしまう時代ですから、何も言わずに通り過ぎました。

    通りすがりにほんの数秒間見ただけでしたが、いかにもスポーツ好きといったたくましい上半身をしていて、きつめのボクサーブリーフが妙に似合っていました。
    上の画像で言うと左側の子のような感じ。

    もしかしたらその子、道ゆく人に美を披露していたスポーツ天使だったのかもしれませんね。(^o^)
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    Der Bocksprung

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    ドイツの彫刻家、ヴィルヘルム・ハーバーカンプ(Wilhelm Haverkamp/1864-1929)による1891年の作品「Der Bocksprung」

    タイトルのDer Bocksprungとは「馬跳び」という意味。
    以前も馬跳びしている彫像を紹介したことがありましたが、こちらは下になっているのが人間の子ではありません。
    上半身が人間で下半身が山羊のような姿をしている、半人半獣の男の子。
    その半獣の男の子と人間の男の子が馬跳びして遊んでいるという像ですね。

    人間と山羊の姿をしたキャラクターというと、ギリシア神話に登場する牧神「パン」、同じくギリシア神話の精霊「サテュロス」、ローマ神話に登場する牧神「ファウヌス」がいますが、これらはほぼ同一視されています。

    三者に共通しているのは、家畜や田畑、森などを守る神や精霊であるということと、非常に性欲が強く、子宝や多産のシンボルとされているところ。
    絵画や彫刻ではしばしば、巨大な陰茎をそそり立たせた姿で表現されています。

    この半獣の男の子はパン、サテュロス、ファウヌスの子供のときの姿なのかというと、それはちょっと違うような気がします。
    ではいったい何者かというと、たぶん「フォーン」ではないでしょうか?
    フォーンとはローマ神話に登場する豊穣を司る精霊で、ファウヌスの親類だと言われています。

    パンやサテュロスよりも美しく気品があり、性質はとてもおとなしく、他者に危害を加えたりはしません。
    耳と足が鹿に似ているそうで、なるほどたしかに耳が鹿っぽいですね。
    ショームというフルートを奏でるのがとても上手く、他の精霊たちを踊り手によく演奏会を開いているそうです。
    人間の子供とも仲良く遊ぶこの子は、フォーンで間違いないでしょう。

    この像の作者、ヴィルヘルム・ハーバーカンプはドイツの彫刻家。
    13歳から彫刻を学び始めた彼は、1883年に奨学金を得てプロイセン芸術アカデミーに入学し、1885年から彫刻家フリッツ・シャーパーの生徒となりました。

    1887年に学業を終え、パリやローマを訪れた彼は滞在中にいくつかの作品を発表します。
    その後ドイツに戻った彼は結婚し、1901年からロイヤル・アーツ&クラフト博物館の教育機関で教鞭をとりました。

    多くの大会でメダルや勲章を獲得した彼は1913年からプロイセン国家美術委員会のメンバーとなり、1924年に引退しました。
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    タグ: Europa  少年  ♂♀  彫像  スポーツ 

    楽しい組体操

    9472074889.jpg

    簡単な形だけど、とりあえず組体操ができました。
    「やった〜!完成だ〜!」
    左の男の子が一番オイシイ思いしてないかい?

    2013-07-14 20-08-25
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    少年サッカー

    4660316526_03dcaf3ba7_o.jpg

    少林サッカーみたいな少年サッカー。
    ぬかるみだってお手の物。
    元気いっぱい、インドネシアの子供たち!

    kick the ball ...
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    Gymnasion

    sascha_schneider-gymnasion.jpg

    ドイツの画家、サシャ・シュナイダー(Sascha Schneider/1870-1927)による1912年の作品「Gymnasion」

    Gymnasionは「ギュムナシオン」と読みます。
    ギュムナシオンとは、古代ギリシアにて運動競技選手が訓練をおこなった施設のこと。

    競技者育成のために作られた公共施設で、施設内では全裸であることが義務付けられていました。
    ギュムナシオンという名称もギリシャ語で「裸の...」を意味する γυμνός (gymnos)という言葉に由来しています。

    学校と同じように教師やトレーナーがおり、若者に対して肉体的鍛錬をおこなっていました。
    当初は18歳以上専用の施設でしたが、やがて子供への教育施設としても使われるようになり、体育だけでなく道徳や倫理の授業もそこでおこなわれたそうです。

    この絵は教師の前で整列したシーンでしょうか。
    身長や体格に個人差がありますね。
    どのような鍛錬がおこなわれたのかは資料がないのでわかりませんが、向かって右端の華奢な少年もやがてはたくましい競技者となるのでしょう。

    palestra_pompeii.jpg
    【ポンペイにあるギュムナシオンの遺跡】

    画像出典:ウィキメディア・コモンズ
    File:Gymnasion.jpg
    ライセンス:パブリックドメイン
    File:Palestra, Pompeii.jpg
    クリエイティブ・コモンズ・ライセンス


    この絵を描いたドイツの画家、サシャ・シュナイダーは1870年にロシアのサンクトペテルブルクで生まれました。
    1889年にドイツのドレスデン美術アカデミーに入学し、その後は本のカバーイラストを制作するイラストレーターとなりました。

    1900年代に入ってからはドイツとイタリアで交互に生活していましたが、第一次世界大戦が始まると再びドイツに戻り、その後仲間とともに「クラフト・クンスト」という芸術のための研究所を設立します。

    しかし晩年は糖尿病を患い、船での旅行中に糖尿病による発作を起こして亡くなりました。
    現在はドイツのドレスデンにあるロシュヴィッツ墓地に埋葬されています。


    彼の1912年の作品「Gymnasion」は整列している古代ギリシアの少年たちを描いていますが、このように身長の違う裸の子供を横に並べた写真をどこかで見たことはありませんか?

    そう、医学書や保健体育の資料などに載っている、人間の成長を記録した学術写真にそっくりです。


    the_adolescent_period.jpg
    書籍「The Adolescent Period」より

    これはアメリカの医学博士、フランク・ケイリー・シャトルワース(1899-1958)が1951年に発表した書籍「The Adolescent Period」に掲載されている写真。
    子供の成長に関する研究論文で、ある少年の10歳から17歳までの体の変化を記録したものです。

    シャトルワースは1938年にも同様の書籍を出しており、その本は現在Googleブックスで全ページが公開されています。

    Googleブックスより
    「The Adolescent Period: A Graphic and Pictorial Atlas」


    croissance_d_un_garcon_sur_10_ans.jpg
    「Croissance d un garcon sur 10 ans」

    そしてこれは著作者不明ですが、ある母親が撮影した息子の10年間の成長記録だそうです。

    見たところ5歳から15歳くらいまででしょうか。
    年齢が記載されておらず、見た目の大きさが揃えられているため身長の変化がわかりませんが、正面から捉えているので体形の変化はよくわかりますね。
    幼少期にぽっちゃりしていた男の子が、第二次性徴が見られるあたりから筋肉が発達し、体が引き締まってくる様子が見てとれます。

    母親は医学の関係者だったのか、それとも一般の人だったのか?
    学術研究のための撮影だったのか、それとも単なる家族写真か?
    そのへんの詳細はまったく不明ですが、医学的には大変貴重な記録です。

    また、息子さんが思春期に入ってからもモデルを続けたのは、幼い頃からの習慣もあるでしょうが、何よりも家族の愛情あらばこそだと思います。


    子供の健康に運動が深く関係しているという考え方は古代ギリシアに始まり、現代にも根付いています。

    画家のサシャ・シュナイダーが「Gymnasion」を描くときにこのような学術写真をモチーフとしたかどうかは定かではありませんが、その見た目の類似性同様、根底にあるのはどちらも、子供の成長と健康を願う心なのでしょう。
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    一緒に応援

    2008 Beijing Olympic Games--2 days before opening

    2008年北京オリンピックの開幕二日前、天使ちゃんも元気に応援。
    「中国がんばれ〜!」
    でもちょっとでイイから、日本も応援してね。
    ♪(*^-^)(^o^*)♪

    2008 Beijing Olympic Games--2 days before opening
    Copyright : Star-trooper
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    チラリリーディング

    DSC_0035

    モスクワでおこなわれたチアリーディングのコンテスト。
    男女混合の部もあるんだね。
    ほらそこの男の子!
    今は競技に集中しようよ!

    DSC_0035
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    タグ: Europa  少年  少女  笑顔  衣装  スポーツ  ダンス  イベント 

    花形チアガール

    DSC_1786

    脚が高ーく跳ね上がーる、
    会場ぜんたい盛り上がーる!
    チームメイトがうらやましがーる、
    彼女は花形チアガール!

    DSC_1786
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    いらっしゃいませ

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    RUKA

    Author:RUKA


    当ブログは子供を表現した世界の絵画、彫像、写真作品をご紹介しています。
    天使に見立てているので必然的に裸の作品が多くなりますが、すべてアートまたは家庭的な生活記録に限定しています。

    子供は本来この世界における夢であり希望であり、その姿は大人にとってノスタルジーや心の潤い、癒しの対象でもあります。

    古くから子供の姿は愛すべきものとして認識され、絵画や彫像、写真等で様々に表現されてきました。天使のイメージもそのひとつです。
    そして各家庭でも、我が子への愛情ある記録(写真撮影)が数多くなされています。

    当ブログではそれら子供や天使をテーマにしたアート作品と、写真共有サイトFlickrで一般公開されている子供写真をご紹介しています。(できるだけ天使の姿に近いものを選んでいます)

    ふと訪れては日々の疲れを癒す天使の園・・・そんな憩いの場としてお使いいただければ幸いです。

    画像の著作者は私を含め様々ですが、著作権的に問題のない方法で掲載しています。
    また、公序良俗に反する画像や違法な画像、猥褻な画像は一切ありません。
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    著者について...
    名前:RUKA (Rukachas)
    国籍:日本
    出身:埼玉(生まれは宮城)
    性別:男性
    年齢:あっという間の半世紀
    インターネット歴:22年

    20代の頃に仕事で幼稚園に出向いたのを機に子供の笑顔写真を撮り始める。
    1999年に「The Light of Smile 笑顔の灯り」という子供の笑顔をテーマにしたサイトを開設。
    サイト終了後はこのブログで世界の天使像や世界の子供写真を紹介している。
    6人の甥と姪の伯父さんでもある。

    メールアドレス: ruka_rukachas@ybb.ne.jp
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