公園の天使たち

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    大きな公園の池で遊ぶインドの天使たち。
    大人たちは草花を眺め、水流を眺め、天使たちを眺めて心をリフレッシュ。
    昔は日本の公園にも天使がいたんだけどねぇ。

    Boys swimming, Heritage Mughal Garden, Shalimar
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    Millennium

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    ロシアの彫刻家、エフゲニー・ロタノフ(Evgeniy Rotanov/1940-2010)による1989年の作品「Millennium」

    ロシア北西部の都市サンクトペテルブルクにあるベリンスキーとモホヴォイ(方面?)の交差点付近に設置してある、高さ約180cmのブロンズ像です。

    頭上で腕を組み、誰かを待っているような仕草で大通りを眺めている少年。

    像が作られたのは1989年ですが、この場所に設置されたのは1999年です。
    ミレニアムというタイトルのとおり、西暦2000年を記念して設置されました。

    evgeniy_rotanov-millennium01.jpg evgeniy_rotanov-millennium02.jpg

    作者の制作意図は定かではありませんが、この場所に設置されたのには何か意味があるのでしょう。
    遠くを見ているのは未来への展望、背伸びは飛躍を意味し、膝を軽く曲げたポーズは躍動を表している・・・のかもしれません。

    作者のエフゲニー・ロタノフは1940年にロシアのウラル地方で生まれました。
    1959年から1965年までレニングラード高等芸術大学で芸術を学び、才能ある教師たちによって彼もまた頭角を現します。
    1968年に牧師学校を卒業してからは数多くの彫刻作品を作り上げました。

    彼は1980年から1988年にかけてサンクトペテルブルクの芸術家協会のメンバーであり、クリエイティブ部門の委員長でもありました。
    1999年にはアフガニスタンで死亡した兵士の記念碑のモニュメントプロジェクトにも参加しています。

    多数の展覧会を開き、彫刻に関する国際シンポジウムにも参加するなど、人生を彫刻に捧げたロシアの名誉ある彫刻家のひとり。
    現在彼の作品はモスクワのトレチャコフ美術館など、ロシアの多くの美術館にて展示されています。


    evgeniy_rotanov-millennium_bw.jpg evgeniy_rotanov-millennium_like.jpg

    エフゲニー・ロタノフ作「Millennium」と、それと同じポーズの人間との比較。
    (人体画像出典:Sonnenfreunde)
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    ラオスの水辺少年

    Three little boys

    川で遊ぶラオスの男の子たち、カメラを向けた途端に直立不動。
    緊張しなくてもいいんだよ。
    大切なのはキミたちの普段の様子なんだ。

    Three little boys
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    兄貴風

    Planschspaß

    「あ〜ん、中に入れないよぉ〜」
    「アハハ、おまえにはこのプールはまだ無理さ!」

    お兄ちゃんだってこのあいだまでひとりで入れなかったでしょ。

    Planschspaß
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    天使が走る!世界の祭り

    絵画に描かれている天使の多くは優雅で品のある佇まいをしています。
    走っているなど、躍動感のある天使の絵はあまり見かけません。

    それと同じように、私たちは日常生活において「走る天使」をあまり見たことがありません。(裸で走る子ってことです)

    しかし日本を含め世界には、天使たちが元気に走りまわる、そんなお祭りがちゃんと存在します。
    そのいくつかを見ていきましょう。


    【天使が走る日本の祭り】

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    天使たちが走る祭りというと、日本では何と言っても「博多祇園山笠」でしょうね。(左の画像)
    福岡県で毎年7月におこなわれている、770年以上の歴史を誇る伝統の祭り。
    水法被と締め込み姿なので厳密にはエンジェルスタイルではないんですが、まぁお尻だけはエンジェルということで。(^^)

    画像出典:山笠があるけん博多たい!~追い山ならし~

    右側の画像は山笠ではありません。
    出典も詳細も不明ですが、たぶん日本でのイベントだろうと思います。
    観客が冬服なので、寒い時期に撮影された写真ですね。



    【天使が走るスペインの祭り】

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    天使が走るイベントといえば、以前もご紹介しましたが、スペインのバスク州ビスカヤ県のソペラにて毎年7月におこなわれている「Sopelako lasterketa nudista」

    海岸沿いの5kmの道程を走る裸のマラソン大会です。
    天使の祭りというよりは大人にまざって参加しているといった感じですが、完走した子供たちにはメダルが授与されます。

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    【天使が走るカナダの祭り】

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    これも以前ご紹介しましたが、アメリカやヨーロッパ等で毎年6月におこなわれている「World Naked Bike Ride」
    裸で自転車に乗って大通りを走るイベントです。

    石油依存への抗議として2004年に始まったこの催しも、今や世界20カ国70都市で開催される大イベントとなりました。(この写真はカナダの大会)
    もちろん子供も参加できますし、全裸でなくてもOKです。

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    【天使が走る中国のイベント】

    runningangels_china-artevent01.jpg runningangels_china-artevent02.jpg

    パンダのようなメイクをした天使たちが大勢で走っていますが、これは祭りではなく、中国のある芸術家が2010年8月におこなったイベントだそうです。

    参加したのは6歳から12歳までの男児27人。
    黄河の川沿いでおこなわれ、みんな泥だらけですが、この元気さが微笑ましいですね。

    出典:27名男孩黄河滩上裸奔引争议 赵半狄作秀太过分



    【天使が走るフィリピンの祭り】

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    runningangels_philippine-pagibang02.jpg runningangels_philippine-pagibang03.jpg

    フィリピンのヌエバエシハ県サンノゼ市で毎年4月におこなわれている「Pagibang Damara」という祭り。
    この祭りではHubad Tumakboと呼ばれる徒競走がおこなわれます。

    胸と背中にゼッケンを書いた子供たちが街の中を駆け抜ける、まさに天使の運動会。
    どういう意図で始まったイベントかはわかりませんが、皆同じところに白線を描いているので、これにも何か意味があるのでしょう。

    出典:Pagibang Damara


    美術作品ではあまり見ることのない「走る天使たち」ですが、こうして何処かの国では、天使たちが元気に走るイベントが毎年盛大におこなわれています。

    このような祭りの日本と海外の違いはなんでしょう?
    フンドシか全裸かといった違いはもちろんですが、興味深いのは開催時期の違いですね。
    海外の裸祭りはほとんどが暖かい時期に開催されていますが、日本の裸祭りは寒い冬におこなわれるものが少なくありません。

    これは健康に対する考え方の違いによるところが大きいのではないでしょうか。
    海外では太陽の日差しの下で開放的になることが健康であると考え、子供たちにもそれを与えています。
    日本では寒さに身をさらすことが心身の清めや鍛錬に繋がるという考え方で、教育や育成の意味もあります。

    どちらにしても、子供たちが進んでおこなうのなら微笑ましいことですね。
    絵画でよく見る優雅な天使も素敵ですが、力強く駆けている天使はそれ以上に素晴らしいものです。
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    The Education of Achilles

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    イタリアの画家、ジョヴァンニ・バッティスタ・チプリアーニ(Giovanni Battista Cipriani/1727-1785)による絵画2点。
    英語でのタイトルは左が「The Education of Achilles」右が「Chiron Instructing Achilles in the Bow」で、どちらも1776年頃の作品です。

    立派な髭をたくわえた男性が少年に槍投げと弓矢を教えているところですが、よく見るとこの男性、下半身が馬です。
    馬並みではなく、本当に馬。
    少年は体付きからすると10代半ばといった感じですね。

    スポーツの指導は手取り足取り、いろんなところを取りながら教えるものですが、現代では当人そっちのけで第三者がセクハラだのパワハラだとの騒ぐことがあるので大変です。
    この絵は神話の世界なのでふたりとも裸ですが、きっと良い師弟関係なのでしょう。

    さてこのふたりはいったい誰なのかと言いますと、おっさんのほうはギリシア神話に登場する半人半馬の怪物、ケイローン。
    ペリオン山に住み、死後は天に召されて射手座になったと言われています。

    ケイローンは農耕の神クロノスと精霊のピリュラーのあいだに生まれました。
    父クロノスが浮気をして、妻の目を逃れるために馬に姿を変えてピリュラーと性交したため、このような姿で生まれてしまったそうです。

    一般に野蛮で粗暴だと言われている半人半馬のケンタウロス族の中でケイローンは例外的な存在であり、賢者として知られています。
    彼はヘラクレスやカストール、イアーソーンなどの英雄たちに武術や馬術を教え、アスクレピオスには医術を授け、そして少年期のアキレウスの教育係でした。

    この絵に描かれている少年こそが、そのアキレウスです。

    アキレウスはプティーアの王であるペーレウスと、海の女神テティスとのあいだに生まれました。
    生まれるとすぐ母テティスは息子を不死身にするため、彼のかかとを持って冥府を流れるステュクス川の水に浸します。

    ステュクス川の水は生き物を不死にする効力があり、このことでアキレウスは不死となるのですが、テティスの手が彼のかかとを掴んでいたため、かかとだけは水が浸からず不死とはなりませんでした。

    その後、テティスがアキレウスを養育しなかったため、父ペーレウスはアキレウスを賢者であるケイローンに預けます。
    ケイローンはアキレウスの養育および教育係として、アキレウスを立派な勇者へと育て上げました。

    後にアキレウスはトロイア戦争においてミュルミドーン人を率いて50隻の船と共に参戦し、たったひとりで敵の名将を討ち取るなどの大活躍を見せます。
    しかし戦争に勝利する前に、唯一の弱点である足のかかとを矢で射抜かれてしまい、命を落としたのでした。

    アキレウスはラテン語では「アキレス」
    足のかかとからふくらはぎにかけての腱を「アキレス腱」と言いますが、これは彼のこの故事に因んで名付けられました。

    今回は登場人物の説明だけで長くなってしまったので、作者であるジョヴァンニ・バッティスタ・チプリアーニについてはまた今度。(^-^)/


    画像出典:ウィキメディア・コモンズ
    File:Giovanni Battista Cipriani - The Education of Achilles, 1776.jpg
    File:Giovanni Battista Cipriani - Chiron Instructing Achilles in the Bow, 1776.jpg
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    インドネシアの天使たち

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    川で遊ぶインドネシアの天使たち。
    その行動には意味があり、
    織り成す造形には夢がある。

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    着色した彫像

    みなさんは彫像の色といえば何色を思い浮かべますか?
    金色、茶褐色、青緑色など、これはブロンズ像の色ですね。
    白色、グレー、アイボリーなど、これは大理石像や石膏像の色ですね。

    蝋人形やマネキンとは違い、美術館の彫像はほとんどが単一の素材で作られ、全身がほぼ同じ色です。
    これは彫像が人間の代替品ではないからです。

    ところが近年の美術研究によると、大昔の彫像の中には色を付けたり派手に装飾したものも少なくなかったそうです。
    もしかしたら今では美術品である彫像も、大昔は人間の代替品だったのかもしれませんね。

    ヨーロッパのバチカン市国にある「バチカン美術館」では、それを再現して着色した彫像がいくつか展示されています。
    もちろん本物に塗装するわけにはいきませんから、そっくりなレプリカを作って塗装したのでしょう。

    musei_vaticani-athena_lemnia.jpg musei_vaticani-apollon.jpg

    左は紀元前450年頃の女神アテナの像、右はギリシア神話の男神アポロンの像。
    どちらも着色して当時の彫像を再現したものです。

    出典:Top 10 Color Classical Reproductions

    こうして色のついた彫像を見ると、原色で派手なせいもありますが、随分と風格が落ちるもんですね。
    質感も軽くなり、なんだかハリボテのようにも見えてしまいます。


    wolff_eros02.jpg

    これはベルリンのナショナル・ギャラリーにある、ドイツの彫刻家エイミル・ウルフ(Emil Wolff/1802-1879)作の大理石像。
    ギリシア神話に登場する愛の神、エロースの像です。

    この画像の人体部分をPhotoshopを使って着色してみました。

    emil_wolff-eros_colour.jpg

    色味を派手にしなかったせいか、あまり安っぽくはなっていませんね。
    むしろ色を付けたことで、作者の造形技術の高さがより明確になりました。

    しかし先ほどのバチカン美術館の作品と同じく、どこか俗っぽさを感じさせるのは何故でしょう?
    素材の質感が失われるからでしょうか?
    それとも色を固定してしまうことで、見る者に想像の余地を与えないからでしょうか?

    彫像はその造形を味わうものであり、必要以上の色付けは彫像本来の味わいを落としかねません。
    人間の姿そのものが芸術であるとはいえ、リアル過ぎれば美術館には場違いな物に思えてしまいます。

    やはり美術館の彫像は、素材本来の色を活かした単色だからこそ、心に響くのだと思います。
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    Jeune Athlète

    jean_larrive-jeune_athlete.jpg

    フランスの彫刻家、ジャン・ラリヴェ(Jean Larrivé/1875-1928)による1908年の作品「Jeune Athlète」
    リヨンのパレ・サン・ピエールにある市立美術館「リヨン美術館」の庭に設置されています。

    英語のタイトルは「Young Athlete」
    若い運動競技選手という意味ですね。

    頭にハチマキ(包帯?)を巻いている若い選手を表現したこの作品は、1911年にこの場所に設置されました。
    緑青(銅の表面にできる緑色の錆)がアンティーク調の良い雰囲気を醸しています。

    足を肩幅に開き、背筋を伸ばしたポーズで横を見つめるアスリートの少年。
    視線の先にあるのはゴールでしょうか?ライバルの選手でしょうか?
    彼が欲するのは優勝のみ。
    他には何もいりません!パンツさえもいりません!

    作者のジャン・ラリヴェはフランスのリヨン生まれの彫刻家。
    1890年から1896年にかけてリヨンの美術学校で美術を学び、1897年にパリの国立美術学校に入学しました。

    その後1901年にフランス主催のコンクールにて2位を獲得。
    1904年にはローマ大賞のグランプリを獲得し、1905年から1910年までローマに滞在しました。

    彼は建築家との共同作業も多く、1901年には陶芸家のアレクサンドル・ビグーと建築家のジュール・ラビロットと共に、パリの7区にある大通り、ラップアベニューの入り口を設計しています。
    また、建築家のトニー・ガルニエとも多くのプロジェクトに携わりました。

    彼は1928年3月20日にフランスのリヨンで亡くなり、リヨンで最も古い墓地であるロワイヤス墓地に埋葬されました。
    リヨンの3区の通りには彼の名前が付けられています。


    画像出典:ウィキメディア・コモンズ
    File:Jeune athlète, Jean Larrivé.jpg
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    天使たちの運動会【ナチュリスト編】

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    欧米諸国では古くからお馴染みのナチュリスト。
    主に夏場ですが、日々の生活を健康的に全裸で過ごそうという趣向を実践している人たちです。

    健康活動の一種ですから、ナチュリスト団体主催の運動会がおこなわれることもあります。
    家族連れや子供たちも参加し、それは通常の地域運動会と大差はありません。
    違いは服を着ていないということだけ。

    太陽の光を全身で浴びる天使たちの運動会。
    どのような種目があるのか、古いナチュリストの記録写真から考察してみましょう。


    【綱引き】undoukai_tsunahiki.jpg

    naturist_sportsday-rope01.jpg naturist_sportsday-rope02.jpg

    綱引きとは、二つのチームが一本の綱をお互いの陣地に向けて引き合い、より多く引き込んだほうが勝ちという競技。
    日本の学校の運動会でも定番で、観客たちも思わず力が入るダイナミックな一戦です。
    オリンピックでも1920年のアントワープ大会までは競技種目だったそうです。

    子供たちはどうしても手だけで引こうとしますが、裸の場合は体に擦り傷を作らないためにもそのほうが良いでしょう。
    靴を履かないと踏ん張りが効きませんが、かえってそのほうが面白いかもしれません。



    【徒競走】undoukai_tokyousou.jpg

    naturist_sportsday-running.jpg

    徒競走とは駆けっことも言いますが、複数人で一定距離を走って速さを競う短距離走です。
    走る速さだけでなく、途中に障害物やミニゲームなどを置いてゴールするまでの時間の短さを競う場合もあります。
    近年では徒競走に順位を付けず、走者全員で手をつないで一緒にゴールするようにしている小学校、幼稚園、保育園も存在するそうです。

    裸での徒競走は健康的ですが、この写真では靴を履いている子と履いていない子がいますね。
    実際、芝生の上ではどちらが走りやすいのでしょう?



    【ボール運び競争】undoukai_oodama.jpg

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    「玉転がし」「大球送り」などルールによって名称は違いますが、複数のチームに分かれてボールを運ぶ競技です。
    決められた場所に玉を転がして入った個数を競ったり、大型の玉を運びながらリレー競走する場合もあります。
    手に持ったスプーンに小さな玉を乗せて、その玉を落とさないように走る競技もありますね。

    ナチュリストたちがやっているこの競技は日本のとはちょっと違いますが、これもボール運び競争のひとつ。
    お腹の上に乗せたボールを落とさないように運ぶ競技です。



    【手押し車競争】teoshiguruma.jpg

    naturist_sportsday-teoshi.jpg

    「手押し車競争」「人間手押し車」など呼び方は色々あるようですが、人間を手押し車に見立てて進むレース競技。
    前側の人は腕立て歩きですから、距離が長いとかなりキツイですね。
    日本では体育の授業でやることはありますが、運動会ではあまり見かけません。

    裸でやる場合は前と後ろの信頼関係がとくに重要かもしれませんね。
    後ろの人がどこを見ているかなんて気にしていたらとてもできません。



    【パン食い競走】undoukai_pankui.jpg

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    「競争」だと大食いや早食いになってしまいますが、この場合は「競走」
    パン食い競走とは運動会でおこなわれる徒競走のひとつで、途中に吊るしてあるパンを手を使わずに口でくわえてゴールを目指す、一種の障害物競走です。
    最近の運動会では衛生面を考え、袋に入ったままのパンを吊るすそうです。

    この写真ではパンではなく小さな果物(リンゴ?)を使っていますね。
    海外では徒競走ではなく、単体のゲームとしておこなうこともあるのでしょう。



    【棒倒し】undoukai_boutaoshi.jpg

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    棒倒しとは、チームで一本の長い棒を立てて、相手チームの攻撃から棒を守りつつ、先に相手の棒を倒したほうが勝ちという競技。
    棒の先に付けられた旗を先に取ったほうが勝ちというルールの場合もあります。
    騎馬戦と並び、運動会ではかなりエキサイティングな種目と言えるでしょう。

    ナチュリストたちの棒倒しはこれとは全く違いました。
    地面に立てたコケシのような棒を、ぶら下がった丸い玉を使って倒す競技でした。



    【組体操】undoukai_kumitaisou.jpg

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    組体操(組み立て体操)とは、道具を使用せずに身体のみを用いておこなう集団演舞のひとつ。
    小中学校の運動会ではプログラムの最後を飾る花形種目である場合が多いようです。
    日本では華やかさを求めるあまり、危険な高さの組体操が当たり前におこなわれていた時期がありました。

    ナチュリストの場合は怪我防止のためか、組体操をしている姿はあまり見たことがありません。
    人間は積み重ねなくても、華やかな演舞はいくらでもできるものです。



    【椅子取りゲーム】kids_isutori_game.jpg

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    複数の人間でそれよりも少ない数の椅子の周りをぐるぐると回り、合図とともに同時に座って、座れなかった人が脱落するというゲーム。
    椅子の数を少しずつ減らしていき、最後の椅子に座ることができた人が勝ち。

    日本では運動会の種目ではなく、どちらかというと室内のレクリエーションとしておこなわれることが多いですね。
    しかし意外と運動能力と反射神経が求められる競技です。
    電車やバスの中でこれをやってはいけません。



    【表彰式】undoukai_trophy.jpg

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    全ての競技が終わり、表彰式がおこなわれ、そして閉会式。
    表彰式では優勝したチームや頑張った個人をみんなで讃えます。

    日本の多くの運動会では、紅組と白組、あるいは複数に色分けされたチームで対抗し、点数で優勝が決まります。
    しかし最近では順位や勝敗を決めない運動会もあるそうです。
    せっかく頑張ったのに勝ったのか負けたのかわからないというのは、ちょっと味気ないですね。

    見た目で人間の優劣を決めるのは悪いことですが、子供たちが出した結果に順位があるのは決して悪いことではありません。
    みんな同じ人間であることを実感しながら競い、その上で結果を讃えるナチュリストたちの運動会に、私たちも何か学べることがありそうですね。


    画像出典:Jeunes et Naturels
    Copyright : Peenhill Ltd. Publishers


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    いらっしゃいませ

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    RUKA

    Author:RUKA


    当ブログは子供を表現した世界の絵画、彫像、写真作品をご紹介しています。
    天使に見立てているので必然的に裸の作品が多くなりますが、すべてアートまたは家庭的な生活記録に限定しています。

    子供は本来この世界における夢であり希望であり、その姿は大人にとってノスタルジーや心の潤い、癒しの対象でもあります。

    古くから子供の姿は愛すべきものとして認識され、絵画や彫像、写真等で様々に表現されてきました。天使のイメージもそのひとつです。
    そして各家庭でも、我が子への愛情ある記録(写真撮影)が数多くなされています。

    当ブログではそれら子供や天使をテーマにしたアート作品と、写真共有サイトFlickrで一般公開されている子供写真をご紹介しています。(できるだけ天使の姿に近いものを選んでいます)

    ふと訪れては日々の疲れを癒す天使の園・・・そんな憩いの場としてお使いいただければ幸いです。

    画像の著作者は私を含め様々ですが、著作権的に問題のない方法で掲載しています。
    また、公序良俗に反する画像や違法な画像、猥褻な画像は一切ありません。
    【当ブログの掲載ポリシー】

    説明記事(お読みください)
    著者について...
    名前:RUKA (Rukachas)
    国籍:日本
    出身:埼玉(生まれは宮城)
    性別:男性
    年齢:あっという間の半世紀
    インターネット歴:22年

    20代の頃に仕事で幼稚園に出向いたのを機に子供の笑顔写真を撮り始める。
    1999年に「The Light of Smile 笑顔の灯り」という子供の笑顔をテーマにしたサイトを開設。
    サイト終了後はこのブログで世界の天使像や世界の子供写真を紹介している。
    6人の甥と姪の伯父さんでもある。

    メールアドレス: ruka_rukachas@ybb.ne.jp
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