書籍「Anatomie du dormeur」

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    フランスの写真家、ジェラール・マロ(1946- )による1982年出版の写真集「Anatomie Du Dormeur」

    Amazon.frより
    Anatomie du dormeur Relié – 1982


    タイトルのAnatomie(アナトミー)とは解剖学という意味。
    タイトルだけを見ると医学書のようですが、実際は人間の形を学習するための人体写真集です。

    そのためか掲載している写真はどれもシンプルで、黒い背景に人体が浮かび上がっているモノクロ写真がほとんど。
    黒いスクリーンの前で撮影し、さらに後から背景を塗りつぶしたのだと思います。

    写真作品として見ると物足りませんが、人体彫刻やデッサン用のポーズ集としては重宝しそうですね。

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    作者のジェラール・マロは1970年代から活動しているフランス人写真家。
    70年代から80年代にかけて数冊の写真集を発表しています。

    モデルは主に10代の少年たちですが、あまり躍動的な写真ではありません。
    横たわっていたり体を捻っていたり、そんなポーズと斜めからのライティングにより、まるで無機質なオブジェが転がっているような感覚さえあります。

    彼の作品はシンプルでありながら審美的であり、光と影のパターンを巧みに利用しています。
    強いコントラストで「造形」する彼の手法は、ある意味、彫刻的と言えるかもしれません。

    タグ: Europa  少年  ♂♀  OldPhoto  眠り 

    書籍「イメージの冒険 - 7 写真」

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    私が所有している本のご紹介です。
    1978年から1982年まで、河出書房新社より「イメージの冒険」という書籍が刊行されていました。
    全7巻のシリーズで、それぞれイメージを掻き立てられるテーマを設け、多方面からわかりやすく解説している本でした。

    ○ イメージの冒険 - 1 「地図」 不思議な夢の旅
    ○ イメージの冒険 - 2 「絵本」 不思議の国一覧
    ○ イメージの冒険 - 3 「文字」 文字の謎と魅力
    ○ イメージの冒険 - 4 「少女」 謎とエロスの妖精
    ○ イメージの冒険 - 5 「神話」 始原の夢と戦慄
    ○ イメージの冒険 - 6 「イラストレーション」 線と色彩がうみだす、もうひとつの宇宙
    ○ イメージの冒険 - 7 「写真」 光をとらえる驚異

    当時の私はこの中から7巻の「写真」を買いました。
    定価は1,800円と決して安くはありませんが、様々な写真家の作品が掲載されていてとても為になったことを覚えています。

    篠山紀信、高梨豊、沢渡朔、浅井慎平らのインタビュー、写真術の誕生と歴史、現在の様々な写真技術、そして未来のデジタル製版についての考察など、じつに盛りだくさんな内容でした。

    未来の技術としてデジタル製版が紹介されているのに、この本にはデジタルカメラについての記述が全くありません。
    この頃は写真といえばフィルムカメラだったので、デジカメは想像もつかなかったのでしょう。

    しかしこの13年後にはCASIOから民生用のデジタルカメラQV-10が発売され、本格的にデジカメ時代が始まります。
    今では写真といえばデジタルが当たり前ですから、つくづくこの分野の変化の速さを感じますね。


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    左は目次ページの一部で、右は沢渡朔氏のインタビュー記事。
    沢渡氏といえば1973年の写真集「少女アリス」の作者として有名ですが、当ブログでも過去に一度とりあげています。(該当記事)

    私も子供の頃に購入しましたが、こうして技術的な裏話などを知るとさらに感慨深いですね。


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    「イメージの冒険 - 7」には、ルイス・キャロル(1832-1898)について書かれた記事もありました。
    左の画像がそのページで、右はキャロルが1879年に撮影した写真。
    ルイス・キャロルについては私も過去に記事にしていますので、そちらも併せてご覧ください。(該当記事)

    画像出典:ウィキメディア・コモンズ
    File:Hatch, Evelyn (Lewis Carroll, 29.07.1879).jpg
    ライセンス:パブリックドメイン

    この記事、誰が書いているのかと見てみれば、なんとあの日本が誇る劇作家、寺山修司氏ではないですか。
    しかも掲載されたのは寺山氏が亡くなるわずか半年前。

    キャロルの内面をえぐるように考察している寺山氏の文章は、写真を解説したこの本の中ではちょっと異質ですが、写真というものは技術的・歴史的な話にとどまらず、他のアートと同じく人間の精神の話にまで行き着くものなんでしょうね。

    「写真」の奥深さを感じることのできる一冊でした。

    タグ: Europa  少女  ♂♀  OldPhoto  CC-License  RUKA 

    ネグレポントの写真集

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    フランスの写真家、ジャン・ピエール・ネグレポント(生没年不明)による写真作品。
    撮影は1980年頃で、当時のフランスの子供たちの生き生きとした姿が映し出されています。

    作者のネグレポントは1980年代にいくつかの作品を発表した写真家ですが、その経歴についてはあまり知られていません。

    しかし彼の作品は今も多くの人の目に触れ、その才能が高く評価されています。
    屋外で撮影されたモノクロ作品が多いようです。


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    写真集「les enfants de papier(紙の子供たち)」(1980年)

    彼が最初に発表した写真集です。
    フランスの子供たちの非日常的な日常が、見るものに強い印象を与えます。

    この書籍は現在もAmazon等で購入できます。
    サンプルもいくつかご覧になれます。

    Amazon.frより
    Les Enfants de Papier Relié – 1984(1984年の再販版)


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    写真集「mercredi aprés-midi(水曜日の午後)」(1983年)

    これは3年後に発表した作品。
    タイトルがなぜ「水曜日の午後」なのかは、この本の中でネグレポント自身が語っています。
    彼が子供たちを撮影した日が、水曜日の午後だったからです。

    フランスの小学校は毎週水曜日が休み。(現在は水曜は午前中だけ授業をおこなっている地域もあるそうです)
    もちろん土日も休みなので、子供たちは週休3日ということになりますね。

    大人も休みである土日よりも、子供だけが休みである水曜日のほうが子供たちは自由を満喫できるようで、空き地や河原には無邪気な子供たちの姿が溢れます。
    ネグレポントはその様子を「水曜日は魔法の日」という言葉で表現しています。

    Amazon.frより
    Mercredi après-midi Relié – 1983


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    写真集「Devoirs de Vacances(休日の義務)」(1986年)

    さらに3年後の写真集のタイトルは「休日の義務」でした。
    フランスでは水曜日は魔法の日。
    子供たちにとっての義務とは、思い切り遊ぶこと、存分に楽しむこと、心から笑顔になること。

    その様子を未来永劫守るのは、もちろん大人たちの義務。

    タグ: Europa  少年  Water  ♂♀  OldPhoto 

    お尻を見せるイベント

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    アメリカのカリフォルニア州、ロサンゼルス郊外の街ラグナニゲルでは、毎年7月の第2土曜日に「電車に向かってお尻を見せる」というイベントがおこなわれています。

    百聞は一見にしかず。
    詳しくはニュースサイトをご覧ください。

    【AFPBB News】(2010年7月12日の記事)
    「電車にお尻見せてストレス発散、米で毎年恒例のイベント」

    【Flickr - moonamtrak】(2009年の写真)
    https://www.flickr.com/photos/amtrakmoon/

    電車にお尻を見せる・・・となっていますが、正確には電車の乗客に対してお尻を見せているわけです。
    ペロンとお尻を出す行為には相手に対する侮辱の意味もあれば、単純に笑いを誘うという意味もありますが、このイベントは完全に後者ですね。

    2010年の段階で第31回ですから、今年は第38回でしょうか。
    大の大人が整列してお尻を出すなんて非常に馬鹿馬鹿しいイベントとも言えますが、ここまで長い歴史があると逆に立派ですね。
    2009年の写真を見ると、参加者の中には子供もいるようです。


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    【駅のホームでお尻を出す子供たち】(この写真は上記のイベントではありません)

    相手に向かって自分のお尻を出すという行為は昔から子供がよくやることでした。
    外国映画にはヤンチャな子供がそうするシーンがよく登場しますし、日本でも自分で「おしりペンペン!」とやる、相手を小馬鹿にする仕草がありましたね。

    それをされた側が「このガキども!」と怒るかアハハと笑うかは状況にもよりますが、子供にとってみればさほど悪意のないちょっとしたおふざけです。

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    【これも剣士の戦法?】

    そこで思い出されるのがアニメ「クレヨンしんちゃん」に登場するあの仕草。
    しかし自分の子供が人前でお尻を出す子になっては大変とばかりに、テレビ局にクレームを入れる親もいます。
    その結果、最近のクレヨンしんちゃんではお尻を出すシーンがあまり登場しないそうです。

    子供が大人に向かってお尻を出すのは、相手が面食らうのが面白かったり、その状況が愉快で楽しいから。
    なのに一部の大人が下品だの卑猥だのとクレームをつけ、子供たちの無邪気さを削いでしまうのは憂えるべきことです。

    我々大人はもしこういう場面に出くわしたら、怒るのではなく、戸惑うのでもなく、良識を以て鑑賞するくらいの心の余裕を持ちたいですね。

    タグ: America  Europa  少年  イベント 

    書籍「Boyhood Australia」

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    イギリスの写真家、ジョージ・ヒューグル(生没年不明)による1992年の作品「Boyhood Australia」

    これは写真のタイトルではなく、写真が収められている書籍のタイトルです。
    古書として現在も販売されているかもしれませんが、詳しいことはわかりませんでした。

    タイトルが示すとおり、この本に登場するのはオーストラリアの子供たち。
    雄大な大自然を舞台に動物たちと戯れる、まるで天使が舞い降りたかのような光景。
    ソフトフォーカス気味に、幻想的な雰囲気を醸しています。

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    作者のヒューグルは幼い頃イギリスのロンドンで暮らしていましたが、第二次世界大戦の空襲により家族や友人を失うという悲劇に見舞われ、農村への避難を余儀なくされました。

    遠く離れた農村へとやってきた幼いヒューグル少年。
    ここでの新しい父母は、マイケルとピーターというふたりの息子がいる元学校教師でした。
    家族は彼を快く受け入れ、3人の子供たちは大の仲良しになりました。

    彼にとって農村での暮らしは毎日が刺激的で、まるでエンターテインメントの世界。
    ウサギを追いかけたり、川で水浴びをしたり、イカダを作ったり釣りをしたりと自由を満喫。
    ロンドンで恐怖の体験をした後だけに、ここでの暮らしはまるで天国でした。

    衣類の配給が乏しい時代だったので、服を汚さないよう、天気の良い日はみな裸になって遊んでいました。
    裸のままテニスやサッカー、クリケットもしました。
    元学校教師の母親は子供たちが裸で遊ぶことに寛容で、裸で過ごすことは健康に良いことだと子供たちに語っていたそうです。

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    やがてヒューグルは大人になり、プロの写真家になりました。
    彼は自然と子供をテーマとした写真を通じて、子供時代の特別な記憶を取り戻そうとしました。
    彼の作品には、かつて農村で体験した天国のような光景が広がっています。

    大自然と動物と子供たち・・・これらは作品においても実生活においても素晴らしい組み合わせであることに間違いはありませんが、彼には特別な思いがあったのです。

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    写真集の前書きで彼はこう語っています。

    『ここに写る子供たちは飢えや戦争を知りません。世界中の子供たちが自分の両親に「飢えとは何?戦争とは何?」と尋ねることを私は願っています。子供がいない世界、それは人類の終わり...』

    タグ: Europa  少年  Water  ♂♀  OldPhoto 

    菓子「子宝ちんこすこう」

    世界中の天使をご紹介しているこのブログ。
    天使といえば裸ん坊・・・ということで、今回とりあげるのは裸ん坊のパッケージ絵が可愛い沖縄のお菓子。
    もともとマンガ風な絵は載せない方針でいましたが、これは商品の紹介ということで・・・(^^;)

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    琉球時代から続く沖縄伝統のお菓子といえば「ちんすこう」
    そのちんすこうをキノコのような形にして、子宝(子授け)をテーマにしたのがこの商品。
    沖縄の菓子メーカー「珍品堂」が2006年から製造販売しているお菓子「子宝ちんこすこう」

    子宝祈願のお菓子は昔から、たとえば愛知県の田縣神社や神奈川県の金山神社などでも売られていますが、これは一般向けの商品にしたってところが凄いですね。
    沖縄を訪れる修学旅行生にも人気で、小さな子供へのお土産としてもウケが良いそうです。

    この人気、マスコットのちんすこ坊や(という名前らしい)によるところが大きいんじゃないかとは思いますが、沖縄は実際に出生率第1位の県なので、子宝祈願としてもしっかりあやかれる商品となっています。

    私も高校時代、修学旅行は沖縄でした。
    帰りの土産はやっぱりちんすこうだったような記憶があります。
    ちんすこう自体もう何年も食べていないので、先日この商品を沖縄のネットショップで注文してみました。
    買ったのは「プレーン」と「南国チョコ味」と「南国マンゴー味」の3品。(上の写真)

    箱は260mm × 100mm × 35mmとかなり大きく、印刷もシッカリしていました。
    「掘りたて紅いも味」と「ほっこり抹茶味」も欲しかったんですが、残念ながら売り切れていて買えずじまい。
    こちらが買えなかった2品のパッケージ画像。

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    抹茶味を食べてみたかったんですが、まぁしょうがない、そのうちまた注文するかも。
    っていうか、ちんすこう自体はこっちでも売ってるんですけどね。(^^;)

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    中身はひとつひとつ袋に包まれていて、袋にもちんすこ坊やが描かれていました。(左の写真、プレーンは15個入りで他は12個入り)
    味は美味しかったですよ。
    プレーンは普通のちんすこうで、チョコ味とマンゴー味は紅茶に合うクッキーって感じでした。

    それとオマケとして、1箱に1枚ずつ「ちんことわざカルタ」が入っていました。(右の写真)
    金運とか健康運と書かれているのでおみくじ的な意味もあるのかな?
    でも内容は小学生レベルというか、ヒジョ〜に脱力系でした。(^◇^;)

    それにしても、このての商品に子供のキャラを採用したことは画期的ですね。
    でも子授けや子孫繁栄のお祭りにも子供たちが稚児として参加しているわけですから、健康的な子作りを当の子供が願うのは至極当然なことかもしれません。
    ちんすこ坊やも日本の少子化を嘆いているそうです。

    あそうそう、ちんすこ坊やのお爺ちゃんである「子宝仙人」が公式ツイッターでこんなことを言っていました。


    お爺ちゃんリッパ!(モザイクのところじゃなくて、言ってることがね)
    そのとおり!
    でも人前で出して良いのは小さな子供と彫像だけですぞ。
    お爺ちゃんは自重しましょう。(だからモザイクなのね)

    沖縄名物「子宝ちんこすこう」
    将来ちんすこ坊やのような元気で可愛い男の子を産みたい!という方は願掛けとして買ってみてはいかが?


    子宝ちんこすこう 公式サイト
    http://chinkosukou.com
    ちんすこ坊やのツイッター
    https://twitter.com/chinkosukou

    タグ: 日本  少年  ♂♀  絵画 

    書籍「天使の名画」

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    いや〜、私が紙の本を買うなんて何年振りでしょうか。
    ネットで見かけてずっと気になっていた1冊の本、このたび思い切って買ってみました。
    思い切るほど高い本じゃないですけどね。(^^;)
    本体価格2,000円ナリ。

    2015年に青幻舎から発行された『「天使」の名画』というタイトルの本。
    私の好きな天使や天使っぽい神々の絵画がてんこ盛りで、著者は美術評論家の平松洋さん。

    青幻舎のサイトから紹介文を引用しますと・・・

    ----------------------------------------------------------
    神話から聖書まで「天使」図像の変遷をたどる
    ダ・ヴィンチ、マネ、モローなど77作家の厳選の名画106点掲載!

    著者は『絶世の美女』『猫の西洋絵画』など斬新な絵画論で人気の平松洋。
    本書は、著者独自の視点により、これまでの天使本では語られることのなかった天使画の魅力を説き明かします。
    「天使」はいかに描かれるようになったのか。
    その変遷を学び、名画の美しさに酔いしれる、癒やしのビジュアルブックです。
    ----------------------------------------------------------

    ・・・だそうです。(`・ω・´)

    表紙にウィリアム・アドルフ・ブグローのクピドを持ってくるなんてシャレてるというか、商売上手というか。
    教会の壁画に描かれているようなコロコロ天使よりも、こういう思春期の天使のほうが目を引きますからね。

    写真を撮ってご紹介・・・と思ったんですが、オフィシャルサイトで10枚もの写真が掲載されているので、そちらを見てもらったほうが良いですね。

    「青幻舎のサイトより『「天使」の名画』の紹介ページ」
    http://www.seigensha.com/books/978-4-86152-474-5

    私と同じ天使好きの方には超オススメ!
    是非どうぞ。□_(´▽`)

    タグ: Europa  少年  絵画 

    エレン・ブルックスさんの写真作品(リンク)

    天使のような子供たちを撮影した写真家、今回はエレン・ブルックスさん(1946- )をご紹介。

    1960年代後半と70年代はロサンゼルスに拠点を置き、1982年からはニューヨークで活動しているアメリカの女性写真家です。
    著作権の関係で画像は掲載できませんので、作品はオフィシャルサイトでご覧ください。

    【Ellen Brooks: Selected Work】
    http://ellenbrooks.net

    子供たちをテーマにした作品はメニューのARCHIVE → Adolescents 1975–2011でご覧になれます。

    展覧会の会場でしょうか、子供たちの素朴なポートレイト写真が大きく引き伸ばされて壁に貼られています。
    小さな写真をタイル状に張り巡らした作品もありますね。
    デッサン画のようにシンプルで、それでいて何かを訴えかけるのような真剣な眼差し。
    考えさせるところがまさにアートですね。

    エレン・ブルックスさんは1968年と1971年に、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)で学士号と美術修士号を授与されています。
    現在は布のオブジェやテクスチャーのような作品を手掛けていますが、初期の作品は一貫して人体を扱っていました。

    上記のページは1975年から2011年にかけておこなわれたヌードポートレイトの展示の様子で、70年代後半から80年代にかけてはTableauxと題したシリーズでミニチュアフィギュアも手掛けています。

    彼女の作品はニューヨーク近代美術館(MoMA)、ホイットニー美術館、ロサンゼルス現代美術館、フランスのポンピドゥーセンター、イギリスのJ・ポール・ゲティ美術館等で展示されています。


    Googleの画像検索で「Ellen Brooks」を検索
    Ellen BrooksVintage Photographs from the '70s

    タグ: America  少年  少女  ♂♀ 

    アルバムジャケットの天使たち - 2

    1年ほど前「アルバムジャケットの天使たち」と題してジャケットに子供の写真を使っているCDやレコードをご紹介しましたが(該当記事)今回はその続きです。

    年代順に見ていきましょう。
    例によって画像はGoogleの画像検索でご覧ください。


    □ ベルギーのデュオ「ジェス&ジェームス」の1970年のアルバム「the naked」のジャケット。
    Googleの画像検索で「Jess & James the naked 1970」を検索

    とくにアーティスティックでもなく、モデルというほどでもなく、家庭にある子供写真を切り抜いて並べただけのようなデザインですね。
    女の子1人と男の子2人がいますが、このアーティストのお子さんでしょうか?
    裏表紙(B面)はこの写真を反転させただけというシンプルさ。


    □ 1969年にニューヨークの郊外でおこなわれた伝説の音楽イベント「ウッドストック・フェスティバル」
    そのライブを収録したレコードのセカンドアルバム、1971年発売の「Woodstock two」のジャケット。
    Googleの画像検索で「woodstock two」を検索

    金髪の幼児・・・というより赤ちゃんに近いかな。(2歳くらい?)
    小さな子がドラムセットを叩いて遊んでいるシーン。
    これは当時のウッドストックの実際のステージでしょうか?
    もしそうだとしたら、本当にフリーダムな音楽フェスだったんですね。


    □ アメリカのロックバンド「ソウル・アサイラム」の1992年のアルバム「Grave Dancers Union」のジャケット。
    Googleの画像検索で「Soul Asylum Grave Dancers Union」を検索

    母親が子供を連れて街をさまよっている・・・そんな感じのちょっと寂しげな雰囲気のジャケット。
    amazon.co.jpのレビューにはこんな一文が載っていました。
    『アメリカで行方不明者リストに載っている子供達の顔写真を何百枚もコラージュした衝撃的なプロモーション・ヴィデオが大きな社会現象を巻き起こし、実際その内の3割ほどを親元に帰らせることに成功したという感動的なバラード"RUNAWAY TRAIN"収録の8thアルバム。』


    □ 前回の記事でも登場したドイツのロックバンド「スコーピオンズ」
    その1996年のアルバム「Pure Instinct」のジャケット。
    Googleの画像検索で「Scorpions Pure Instinct」を検索

    人間の家族が裸で檻に入っていて、それを動物たちが外から見物しているという、まぁ昔からよくある逆動物園のイメージ。
    あまりリアルではない合成がちょっとコミカルですが、たまには人間も見られる側になると良いのかもしれません。
    パパと息子がスキンヘッドなのは何か意味があるのかな?


    □ これはアルバムではなくシングルですが、日本のヒップホップユニット「エレファント・ラブ」の1998年のシングル「でもこの世界が好き ~ I LIKE IT」のジャケット。
    Googleの画像検索で「Elephant Love I LIKE IT」を検索

    男の子がベッドに寝ていて、そこに女性が迫っているという意味深なジャケット。
    でも母親が子供を寝かしつけているのだと思えばごく普通のことだし、カーテンの隙間からチラリと見える青いのが空だとすれば、朝早くこの子を起こしにきたのかもしれません。
    これは見る人の心の清らかさを試す写真とも言えますね。(^^)


    □ スウェーデンのブラックメタルバンド「ウッズ・オブ・インフィニティ」の2003年のアルバム「Horna」のジャケット。
    Googleの画像検索で「Woods of Infinity Horna」を検索

    川のほとりに金髪の2人の少女がいて、右端にいるのは犬でしょうか?
    家族で川に遊びに来たという感じの、ありふれたスナップ写真ですね。
    音楽のジャンルがブラックメタルということで、なにかしら思想めいたものがあるのだとは思いますが。
    裏表紙には幼い女の子たちが出産ごっこ(?)をして遊んでいる写真が使われています。


    □ ノルウェーのポップバンド「Boy」の2004年のアルバム「I Know You're Not Asleep」のジャケット。
    Googleの画像検索で「I Know You're Not Asleep Boy」を検索

    海をバックに裸の男の子がはしゃいでいる、そんなイメージのジャケット。
    アーティスト名が「Boy」なので男の子の写真を使うのは、まぁよくあること。
    ひと目で男の子とわかるためには裸が良いだろう、裸なら海が良いだろう、という発想もこれまた定番。


    □ スウェーデンのシンガーソングライター「ペール・カルベルグ」の2008年のアルバム「The Lilac Time」のジャケット。
    Googleの画像検索で「Pelle Carlberg The Lilac Time」を検索

    牧場でしょうか? 男性が馬の前でギターを弾いていて、そのそばに天使のような子供たちがいるという写真。
    ギターを弾いている男性がペール・カルベルグさんです。
    小さなサムネールで見ると彼もパンツをはいていないように見えますが、安心してください、はいてますよ!(^^)
    それにしても、ギターの生演奏を聴きながら目の前には可愛い天使がいるなんて、この馬たちは幸せですね。

    以上、天使と同じ姿の子供の写真を使っているアルバムジャケットのご紹介、パート2でした。


    関連記事:アルバムジャケットの天使たち - 1

    タグ: Europa  少年  少女  水着  ♂♀ 

    人体の型取り

    私は天使の人形や置物を集めていますが、自分で造形したことはほとんどありません。
    それはリアルに作る技術がない、つまり満足いくものを作れる自信がないからです。

    しかしそんな人でも簡単にリアルな立体物を作れる方法というと、型取りですね。
    現物を埋め込んで作った型に石膏やシリコンなどを流し込むあの「型取り」
    とりあえず自分の手のオブジェで良いなら、このような商品が売られています。

    Googleの画像検索で「手 石膏 型取りキット」を検索

    彫像と呼べるものではありませんが、このようなキットは小学校の図工の教材にもなっているくらいですから、人体造形に慣れ親しむ取っ掛かりとしては良いんじゃないでしょうか。

    素人がおこなえる型取りはこの程度ですが、人形作家や彫刻家の中には本物の人体から型を起こす人もいます。
    1984年に日本のある女流写真家が、有名な人形造形師の協力を得て、9歳のモデルとそのモデルそっくりの人形が共演する写真集を出版したことがありました。

    ルイス・キャロルの童話「鏡の国のアリス」をモチーフにした不思議な雰囲気の写真集でしたが、デジタル写真全盛の今では画像処理でどうにでもなるわけですから、このような理由での人形作りはもうすっかり過去の事ですね。

    しかし現代アートとしてなら人体の型取りは今も頻繁におこなわれています。
    たまに芸能人の等身大のそっくり人形が発表されたりしますが、あの中には型取りして作ったものもあるんでしょうね。

    これはドイツのアーティストがお尻を型取りをしている様子。
    http://www.michis-seiten.de/seite103.html

    たぶん人形ではなくお尻の形のオブジェを作っているのでしょう。
    直接固めているので、クリームを塗っているとはいえ剥がすときちょっと痛いかも。

    「若い今の姿を写真で残しておきたい!」と思う人は少なくありませんが、立体物を残そうとして大量の型取りキットを買ってお風呂で・・・などとはくれぐれもお考えになりませんように。
    ひとりだったら身動き取れなくなっちゃいますよ。(^^;)

    タグ: Europa  少年  彫像 

    いらっしゃいませ

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    RUKA

    Author:RUKA


    当ブログは子供を表現した世界の絵画、彫像、写真作品をご紹介しています。
    天使に見立てているので必然的に裸の作品が多くなりますが、すべてアートまたは家庭的な生活記録に限定しています。

    子供は本来この世界における夢であり希望であり、その姿は大人にとってノスタルジーや心の潤い、癒しの対象でもあります。

    古くから子供の姿は愛すべきものとして認識され、絵画や彫像、写真等で様々に表現されてきました。天使のイメージもそのひとつです。
    そして各家庭でも、我が子への愛情ある記録(写真撮影)が数多くなされています。

    当ブログではそれら子供や天使をテーマにしたアート作品と、写真共有サイトFlickrで一般公開されている子供写真をご紹介しています。(できるだけ天使の姿に近いものを選んでいます)

    ふと訪れては日々の疲れを癒す天使の園・・・そんな憩いの場としてお使いいただければ幸いです。

    画像の著作者は私を含め様々ですが、著作権的に問題のない方法で掲載しています。
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    著者について...
    名前:RUKA (Rukachas)
    国籍:日本
    出身:埼玉(生まれは宮城)
    性別:男性
    年齢:あっという間の半世紀
    インターネット歴:21年

    20代の頃に仕事で幼稚園に出向いたのを機に子供の笑顔写真を撮り始める。
    1999年に「The Light of Smile 笑顔の灯り」という子供の笑顔をテーマにしたサイトを開設。
    サイト終了後はこのブログで世界の天使像や世界の子供写真を紹介している。
    6人の甥と姪の伯父さんでもある。

    メールアドレス: ruka_rukachas@ybb.ne.jp
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