The Bathers

    henry_scott_tuke-the_bathers.jpg

    イギリスの画家、ヘンリー・スコット・トゥケ(1858-1929)による1889年の作品「The Bathers」
    ヨークシャー地方の都市リーズにある「リーズ美術館」が所蔵しています。

    Bathersとは「泳ぐ人・水浴び(水遊び)する人」という意味。
    真夏の太陽を浴びる少年たちの健康的な姿が印象に残る作品です。

    左下にヨットの淵につかまる手が見えるので、少年たちは全部で4人でしょうか?
    このヨットが岸に停泊しているのではないとすると、ここまで操縦してきた大人がいるはずです。
    もしかしたらそれはこの絵の作者だったのかもしれませんね。

    作者のヘンリー・スコット・トゥケは1858年、イギリスのノース・ヨークシャーで生まれました。
    精神科の医師である父親のダニエルが結核を患ったため、1859年に、より暖かい気候であるコーンウォール州の町ファルマスに家族で移り住みます。

    トゥケは子供の頃から絵が上手く、4〜5歳のときに描いた絵が本に掲載されたこともあったそうです。
    そのせいか彼は一般的な職業には興味がなく、早い時期から画家になることを希望していました。

    1875年、彼はロンドンにあるスレード美術学校に入学。
    やがて奨学金を獲得してイタリアに渡った彼は、1881年から1883年にかけてフランスの歴史画家、ジャン=ポール・ローレンズ(1838-1921)とともに絵画を学びます。

    その後ロンドンへと戻り、ロイヤル・アカデミー・オブ・アーツで作品を発表して名声を得ますが、1885年に幼い頃に家族と暮らしたファルマスの町に再び移り住みました。
    彼の主要な作品の多くはここで制作されています。

    彼は海洋画家でもあり、人間と帆船を描いた多くの絵画を残しました。
    1890年頃からはそれまで手掛けていた神話のテーマを放棄し、地元の少年たちをモデルにした自然主義的な絵を描くようになりました。
    1900年にはロイヤルアカデミーの准教授となり、1914年にはロイヤルアカデミー賞に選出されています。

    ところが1928年、彼は突然の心臓発作に見舞われ、健康悪化により翌年の3月に死亡してしまいます。
    生前の彼の意思により、彼の多額の財産は、少年の頃にモデルをしてくれた数人の男性へと相続されました。

    彼の作品の多くには日光浴をしている裸の少年たちが描かれていますが、これは彼が幼少期に過ごしたファルマスのビーチでの思い出、仲間と裸で泳いだ夏の日々の記憶が元となっているそうです。


    画像出典:ウィキメディア・コモンズ
    File:Tuke01.jpg
    ライセンス:パブリックドメイン

    タグ: Europa  少年  Water  絵画  CC-License 

    彫像の形・人間の形

    humanbody_back.jpg

    人間の美しさに気付いたなら、それを深く知るには多くの人体絵画を鑑賞すると良い。
    人間の形に神秘を感じたなら、それを深く知るには多くの人体彫刻を鑑賞すると良い。
    人に優しくありたいなら、人間の真の姿(生まれたままの姿)を鑑賞すると良い。

    とは言っても、現実的には人間の裸を鑑賞できる機会はとても少ないですね。
    アメリカやヨーロッパには全裸になっても良いイベントがありますが、どちらかというと裸になる側の活動であって鑑賞の場ではありません。
    そのため多くの人は古くから、裸を撮影した「写真」を鑑賞してきました。

    写真は何を撮影したものであれ、平面状の点の集まりで構成されています。
    そのせいか彫像の写真と人体の写真の両方を眺めていると、どちらも同じ感覚で鑑賞できるものがあることに気付かされます。

    上の画像はフリー写真素材サイト「Pixabay」にあった人体写真(パブリックドメイン)ですが、まるで大理石の彫像のように見えませんか?
    色情報のないモノクロ写真では、人は彫像のように写り、彫像は人のように写るというわけです。

    しかも双方が同じポーズであれば、尚のことその差は小さくなります。
    彫像と人間の同じポーズの写真を並べて比較することで、彫像の緻密さや再現性、人の形の芸術性などを実感できるはずです。

    人体画像(ナチュリスト画像)の出典は不明ですが、形のみを比較できるようすべてモノクロで統一しました。


    vladimir_tishin-boy_brut.jpg vladimir_tishin-boy_brut_like.jpg

    ロシアの彫刻家、ウラジミール・ティシン(1963- )による2001年の作品「Boy Brut」

    これは粘土の原型を撮影したものだと思います。
    右手を腰に当て、左手にナイフを持った勇壮な立像ですが、うつむいて地面を見つめる仕草には憂いの気持ちも表れています。
    胸部の凹凸や足の筋肉の表現が見事ですね。


    august_kattentidt-junge_schwimmer.jpg august_kattentidt-junge_schwimmer_like.jpg

    ドイツの彫刻家、オーギュスト・カッテントット(生年不明-1956)による作品「Junge Schwimmer」

    タイトルは「スイマーの少年」という意味で、水に飛び込もうとしているところ。
    両腕を広げている姿は水鳥のようでもあり、動物愛護的な感情さえ湧き立たせる作品です。
    少年らしい活発さと可愛らしさが上手く表現されています。


    benito-nino_flautista.jpg benito-nino_flautista_like.jpg

    スペインの彫刻家、ベニート(生年不明- )による2003年の作品「Nino Flautista」

    フルートを吹く少年の像。
    直立して手元を見ながら演奏する姿は、本番に向けての練習であることを物語っています。
    ポーズはシンプルながら、少年の真剣さが伝わってくる作品です。


    wim_van_der_kant-david.jpg wim_van_der_kant-david_like.jpg

    オランダの彫刻家、ヴィム・ファン・デル・カント(1949- )による作品「David」

    旧約聖書にも登場する、紀元前1000年頃に君臨した古代イスラエルの王、ダビデ。
    巨人兵ゴリアテに石を投げつける若いダビデを表現した作品です。
    斜め上を見上げるこの姿から、ゴリアテの巨大さがわかりますね。


    harry_keast-the_boy_st_john.jpg harry_keast-the_boy_st_john_like.jpg

    イギリスの彫刻家、ハリー・キースト(生没年不明)による1909年の作品「The Boy St. John」

    新約聖書に登場するイエスの使徒のひとりである聖人ヨハネ。
    この彫像はヨハネの少年期の姿です。
    左手に十字架を持ち、右手を高く上げて民衆に応える、その表情は自信に満ち溢れています。


    jacopo_sansovino-bacchus.jpg jacopo_sansovino-bacchus_like.jpg

    イタリアの彫刻家、ヤコポ・サンソヴィーノ(1486-1570)による1512年の作品「Bacchus」

    盃を高々と掲げ、宴に興じるローマ神話のワインの神様、バックス(バッカス)。
    背中から腰にかけての力強い造形は、思わず見惚れてしまうほどの美しさ。
    どうせ掲げるならお酒よりも花束のほうが絵になるでしょう。


    capitoline_antinous_replica.jpg capitoline_antinous_replica_like.jpg

    18世紀にイタリアで発掘された、アンティノウスという人物の彫像。

    この像はレプリカですが、発掘されたオリジナルは2世紀頃に作られたと見られており、ナポリ国立考古学博物館が所蔵しています。
    アンティノウスはローマ皇帝ハドリアヌスのお気に入りだったと言われている少年。
    たしかに均整のとれた美しい姿ですね。


    上記の文章はすべて左側の彫像に関する説明ですが、右の人物写真の説明だとしても違和感がないのがお分かりいただけるでしょうか。
    写真という二次元的な表現によって、彫刻家の造形技術の素晴らしさと、命の器とも言える人体の造形美をともに実感することができます。

    人間という神秘的で魅力的な存在。
    その姿を石や金属で再現した彫刻家と、写真という形で残した写真家に、改めて敬意を表したいと思います。

    タグ: Europa  少年  Water  ♂♀  CC-License  OldPhoto 

    Zwei nackte Knaben beim Bocksprung

    otto_poertzel-zwei_nackte_knaben01.jpg

    ドイツの彫刻家、オットー・ポルツェル(1876-1963)による彫刻作品「Zwei nackte Knaben beim Bocksprung」

    タイトルは訳すと「馬跳びする二人の裸の少年」となります。
    高さ約22cmのブロンズ像で、台座は大理石。
    オリジナルの制作年は不明です。

    この形の馬跳び、実際にやるとかなりの高さだと思いますが、跳んでいる子はみごとにこなしていますね。
    裸であることで元気さや身体能力の高さをさりげなく明示しています。

    作者のポルツェルは1876年、両親の3人目の子として生まれました。
    父親が磁器彫刻のデザイナーであったため、彼は学校を卒業後、地元の磁器工場と鋳物工場に勤めます。

    1893年から工業学校に通い、彫刻家で美術教師であるラインハルト・メラー(1855-1912)のもとで学びました。
    その後はG.ステルマッハーのワークショップに短期間勤務し、様々な業界のデザインワークに携わります。

    1900年からはプロの彫刻家として独立し、州や市の依頼により石像やブロンズ像(噴水彫刻など)を制作しました。
    1908年にミュンヘンに自分のスタジオを開き、翌年の6月に結婚。
    その後も様々な人々の胸像を制作し、多くの作品が知られることとなりました。

    アール・デコ調のブロンズや象牙作品のデザインでも有名ですが、それらは現在も世界各地のアンティーク・ショップ等で販売されています。

    otto_poertzel-zwei_nackte_knaben02.jpg naked_leapfrog.jpg

    オットー・ポルツェル作「Zwei nackte Knaben beim Bocksprung」と、それと同じ光景の写真。

    作者がこの光景をテーマに選んだのは、当時の子供たちの日常だったからかもしれません。
    ノスタルジックな感覚を呼び起こすインテリアとしては最適なテーマだったのでしょう。

    タグ: Europa  少年  ♂♀  スポーツ  彫像  OldPhoto 

    Le Joueur de billes

    joseph_louis_enderlin-le_joueur_de_billes.jpg

    フランスの彫刻家、ジョセフ・ルイ・エンダーリン(1851-1940)による1880年の作品「Le Joueur de billes」
    フランスのランス市にある「ランス美術館」で展示されています。

    タイトルは英語ではBall Player・・・つまりボール競技をしている少年の像です。
    地面に小さな玉が転がっていますが、裸でプレイしているということは正式な競技ではなく、投げたり転がしたりする遊びですね。
    昔の日本の子供たちがやっていたビー玉遊びのようなものでしょうか?

    作者のエンダーリンは1851年、5人兄弟の末っ子として生まれました。
    1867年から1869年にかけてフランスの都市ナンシーに滞在した後、1870年に美術スタジオに入学し、その後1875年にパリの国立美術学校に進学。

    彼は1880年にローマの彫刻競技に2度出場しますが、惜しくも最終選考には選ばれませんでした。
    やがて彼が最初に賞を獲得したのは、このボール遊びをする少年の像でした。
    この作品によって賞金を得た彼は、その後イタリアで2年間の研修をおこないます。

    2年間の研修の後パリに戻った彼は、そこで自らのワークショップを開設。
    1905年まで毎年欠かさずに展覧会を開き、サロンに参加し、いくつかの賞や金メダルを獲得しました。
    1902年には大統領により、名誉大臣の騎士団の勲章を与えられています。

    しかし1929年に妻が死去し、彼は大きなショックを受けてしまいます。
    その後はパリの南にあるブール・ラ・レーヌという地区に住み、静かに余生を送りました。

    公共事業も手掛け、フランスに大きな功績を残した彼は1940年5月29日に死去し、現在はモントルージュの墓地に埋葬されています。


    ウィキメディア・コモンズのデータ
    File:Le joueur de billes.jpg
    クリエイティブ・コモンズ・ライセンス

    タグ: Europa  少年  ♂♀  彫像  CC-License 

    Fisher Boy

    hiram_powers-fisher_boy.jpg

    アメリカの彫刻家、ヒラム・パワーズ(1805-1873)による1841年の作品「Fisher Boy」

    Fishermanは漁師のことですから、Fisher Boyは漁をする少年のことですね。
    右手に持っているのは漁のための投網でしょう。

    貝殻を携帯電話のように耳に当てていますが、当時の若い漁師は悪天候を察知するために貝殻をこうして使っていたんだとか。
    これでどうして海の天候がわかるのかわかりませんが、漁師たちの知恵だったのかもしれません。

    この彫像は高さ約150cmの大理石像で、イタリアのフィレンツェの少年をモデルにして制作したそうです。
    大理石像ならではの柔らかな質感と、漁師の少年ならではの引き締まった体が美しく表現されています。

    この彫像「Fisher Boy」はロシアのアナトール・デミドフ皇太子も所有していたほどの逸品で、1851年には英国でも展示されました。


    作者のヒラム・パワーズはアメリカのバーモント州、ウッドストックの生まれ。
    14歳のときに家族でオハイオ州に移りますが、やがて両親が死去し、彼は地元の店で事務員として働きます。
    その後17歳でシンシナティにある時計メーカーに勤め、持ち前の造形技術によってその工場の最初のメカニックとなりました。

    彼は二十歳を過ぎたあたりから彫刻芸術に深い関心を持ち始めます。
    ルイジアナ州の自然学者ジョセフ・ドルフィーユはパワーズの造形技術を高く評価し、自身が所有する西洋博物館に彼を助手兼芸術家として招き入れました。
    博物館での仕事によって彫刻の技術をさらに高めた彼は、1834年にワシントンDCに移住します。

    ワシントンDCで第7代アメリカ合衆国大統領、アンドリュー・ジャクソンの肖像を制作した彼は、その仕事で名声とまとまった金を得て、1837年にイタリアのフィレンツェに移り住みます。
    その後は亡くなるまでずっとフィレンツェに留まりました。

    彼はフィレンツェでアカデミーの教授となりましたが、彼の息子のひとりも彫刻家となったそうです。
    最近では2007年にオハイオ州のシンシナティにあるタフト美術館にて、「ヒラム・パワーズ:大理石の天才」という展覧会が開催されました。


    hiram_powers-fisher_boy_bw.jpg hiram_powers-fisher_boy_like.jpg

    ヒラム・パワーズ作「Fisher Boy」と、それと同じポーズの人間との比較。
    (人体画像出典:Jeunes et Naturels)

    タグ: America  少年  ♂♀  彫像  OldPhoto 

    ジョージ・ヒューグルの写真作品

    george_hugles01.jpg

    イギリスの写真家、ジョージ・ヒューグル(生没年不明)撮影による写真作品。
    オーストラリアの大自然を舞台に、少年たちの姿を幻想的に捉えています。

    この写真家、海外の美術系サイトでは名前のスペルがGeorge Huglesと記載されており、Huglesはヒューグルまたはハグルスとしか読めないので当ブログではカタカナで「ヒューグル」と表記しました。

    ところがGoogleブックスの書籍データではGeorge Hughes(HuglesではなくHughes)と記載されており、この場合はジョージ・ヒューズと読みます。

    おそらくどちらかの表記が間違っているのだと思いますが、正解がわかるまでは当ブログではヒューグルと表記したいと思います。
    正しい名前がわかりしだい更新いたします。

    george_hugles02.jpg george_hugles03.jpg

    ジョージ・ヒューグルはイギリスの首都ロンドン生まれの写真家。

    幼い頃、第二次世界大戦により家族を失うという悲劇に見舞われますが、疎開先での素朴な生活と、元教師である養父母の教えにより人間愛を育み、やがて子供と自然を表現する写真家となりました。

    詳しい説明は過去の記事をご覧ください。(該当記事)

    george_hugles04.jpg george_hugles05.jpg

    彼の作品はソフトフォーカスを多用し、まるで森に迷い込んだ者が天使や妖精の姿を目撃したかのような、そんな幻想的な雰囲気を醸しています。

    柔らかな光に包まれながら音楽を奏でる、水辺に憩う小さな天使たち。
    こんな光景はきっと十日間くらい山の中をさまよった後に、薄れゆく意識の中でのみ見えるものなのかもしれません。

    彼の作品には、ただ子供をソフトフォーカス気味に撮っただけではない、何か魂の表現のようなものを感じます。
    それは戦争という地獄から疎開先での天国のような日々まで、人間の苦楽を幅広く見つめてきた彼の人生観ともリンクしているからでしょう。

    タグ: Europa  少年  Water  ♂♀  OldPhoto 

    色々なポーズの小便小僧

    mannekenpis_brussel.jpg

    これはベルギーの首都、ブリュッセルの街にある有名な彫像「Manneken Pis」
    彫刻家のジェローム・デュケノワ(1570-1641)が1619年に制作した噴水彫刻で、日本では「小便小僧」の名で知られています。

    画像出典:ウィキメディア・コモンズ
    File:Manneken Pis Brussel.jpg
    クリエイティブ・コモンズ・ライセンス

    「ジュリアンという男の子が爆弾の火をオシッコで消して町を救った」という伝承とともに有名になった作品ですが、この像が世界中の人々から慕われているのはその武勇伝だけでなく、やはり見た目の愛らしさからでしょう。
    男の子がオシッコをしている姿はユーモラスであり、可愛らしいものです。

    片方の手で水の出口をつまみ、もう片手の手を腰に当てて膝を少し曲げているというポーズ。
    さすが世界中の小便小僧の基本形。
    堂々としたポーズに貫禄さえ感じます。

    この形の小便小僧をはじめとして、世界にはオシッコをする少年をモチーフとした噴水彫刻がたくさんあります。
    しかし中にはちょっと変わったポーズの小便小僧も存在するようです。
    今回はそれらを見ていきましょう。


    mannekenpis_japan04.jpg

    まずは日本から。
    徳島県三好市の渓谷、祖谷渓(いやだに・いやけい)には、断崖絶壁に立つこんな小便小僧がいます。(水は出ません)

    かつて村の子供たちがここに立って度胸試しをしたという逸話にちなんで作られたそうで、ベルギーの小便小僧とはまったく関係がないようです。
    手を腰の後ろに当てているので、ちょっとお爺さんぽいポーズですね。

    画像出典:ウィキメディア・コモンズ
    File:Peeing Boy Iya Valley.JPG
    ライセンス:パブリックドメイン



    3578156970.jpg

    場所は中国だと思いますが、トイレのショールームでしょうか?
    ポーズ自体はベルギーの小便小僧と似ていますが、違うのは体が金色なところと、上に向けているところ。
    この子の場合、トイレを汚さないようにすることは爆弾の火を消すよりも難しそう。

    画像出典:Julien Naked
    クリエイティブ・コモンズ・ライセンス



    mannekenpis03.jpg

    ドイツの都市、デュースブルクのとある公園にはこんなポーズの小便小僧がいます。
    服をたくし上げ、両足を大きく開き、自分のモノをシッカリ見つめながらの放尿。
    実際の幼児のオシッコポーズに近いのはこちらのほうだと思います。

    画像出典:"Manneken Pis" Brunnen in Duisburg - 3



    manneken_pis_berlin.jpg

    ドイツのベルリンにある某動物園の敷地内にはこんな変わった小便小僧が。
    右手の子ガメから水がピューッ! 左手の子ガメから水がピューッ!
    そして真ん中のカメからもピューッ!というトリプル噴水。
    カメのお母さん怒ってますよ。



    5624792118.jpg

    スコットランドの島、アラン島にある某ホテルの敷地内にいる小便小僧くん。
    最初見たときは女の子かと思いましたが、荒削りながらもちゃんと棒と玉が付いています。
    はしゃぎながら出しているようにも見えて、小便小僧の場合は躍動感がありすぎるのも違和感ありですね。

    画像出典:Camp water feature (_K5_0930)
    クリエイティブ・コモンズ・ライセンス



    manneken_pis_zagreb.jpg

    クロアチアの都市、ザグレブの某公園にいる貫禄のある小便小僧。
    「諸君!見たまえこの放尿を!」
    と言わんばかりの堂々たるポーズと厳つい表情。
    ユーモラスですが、あまり可愛い像ではないような・・・。



    boy_and_frog_fountain_kansascity.jpg

    アメリカの都市、カンザスシティの街の一角にはこんな小便小僧がいます。
    両手を上にあげた男の子がカエルにオシッコをかけている・・・のかと思ったらそうではない!
    カエルが口から水を出して、男の子の股間に当てているんですね。
    これは小便小僧なのか?・・・っていうかその前に、なんじゃこのプレイは!

    画像出典:Boy and Frog Fountain



    jean_marianne_bremers-dieske.jpg

    オランダの都市、スヘルトーヘンボスの街にいる小便小僧。
    川でオシッコをしていた男の子が敵の兵士を発見して町の人に危険を知らせた、という15世紀の話をもとにした彫像だそうです。
    座った姿勢の小便小僧は珍しいですね。
    水に勢いはありませんが、幼児にしてはあまりに立派なので思わず手を合わせたくなるかも。



    franz_kafka_museum_prague.jpg

    チェコ共和国のフランツ・カフカ・ミュージアムの広場にはこんな小便小僧・・・いや、小便おじさんがいます。
    大人が向かい合ってオシッコしているという、ちょっと近づき難いような作品。(^^;)
    ちなみに池はチェコの国の形になっているそうです。

    画像出典:ウィキメディア・コモンズ
    File:Franz Kafka Museum Prague.jpg
    ライセンス:パブリックドメイン



    national_theatre_prague.jpg

    今回紹介した中で一番奇妙な作品かもしれません。
    2002年、チェコ共和国のプラハ国民劇場の外壁にお目見えした、高さ10メートルもの巨大噴水彫刻。
    股間からランダムな間隔で発射されるそうで、通行人からの評判はどうだったんでしょうかねぇ?

    もはや小僧ではないし、もしかしたら小便でもないのかもしれません。
    なんとも言えない哀愁を感じる作品です。(そうでもないか)

    画像出典:Národ sobě navždy


    以上、ちょっと変わったポーズの小便小僧いろいろでした。

    タグ: America  Europa  Asia  日本  少年  ♂♀  Water  彫像  CC-License 

    真夏の少女

    summer_girl_saipan_shirt.jpg

    水辺に映える、サイパンシャツの女の子。
    絵になる光景・・・そこには意思の疎通と、
    笑顔と、感謝と、喜びの心があった。


    撮影と著作
    Copyright : RUKA

    タグ: 日本  少女  Water  RUKA 

    Boys Picking Grape at Capri

    susan_watkins_boys_picking_grapes_at_capri.jpg

    アメリカの女流画家、スーザン・ワトキンス(1875-1913)による1906年の作品「Boys Picking Grape at Capri」
    バージニア州のノーフォークにあるクライスラー美術館が所蔵しています。

    タイトルは訳すと「カプリでぶどう狩りしている少年たち」となります。
    カプリとはイタリアのカプリ島のことでしょうから、そこでの光景を描いた作品だと思います。

    この子たちは収穫しているのか、それともこっそり忍び込んで盗んでいるのか?
    手前の男の子はとても眠そうですね。
    海岸で遊びまわったあとにここに立ち寄ったのかもしれません。

    作者のスーザン・ワトキンスは1875年、アメリカのカリフォルニアで生まれました。
    15歳からニューヨークの有名な美術学校「アート・スチューデンツ・リーグ」で芸術を学び、6年間の留学生活の後に父親が死去すると、彼女は母親と共にフランスのパリに移住します。

    当時のパリは前衛的な美術運動の拠点でしたが、彼女は伝統的、学術的な道を選びます。
    やがてフランスでアーティストとしての地位を確立し、パリで毎年開催されている展覧会に初めて作品を出展し、みごと受賞。

    1910年にアメリカに戻ったあとも、シカゴやワシントンD.C.の美術館で権威ある賞を受賞するなど、名実ともに才能ある画家として国際的にも高い評価を得ました。

    しかし1912年、彼女は癌によって健康を蝕まれてしまいます。
    長年連れ添った婚約者、ゴールズボロー・サーペルと結婚しますが、翌年1913年に37歳の若さで亡くなりました。

    彼女の62点にも及ぶ作品は、1946年に夫によって美術館に寄贈されました。


    画像出典:ウィキメディア・コモンズ
    File:Susan Watkins (1875-1913), Boys picking grapes at Capri (ca. 1906).jpg
    ライセンス:パブリックドメイン

    タグ: America  少年  眠り  絵画  CC-License 

    Dancing with Birds

    jon_boe_paulsen-dancing_with_birds.jpg

    ノルウェーの画家、ジョン・ボー・パウルセン(1958- )による絵画作品「Dancing with Birds」
    「ボー」のスペルはBøeで、øはデンマーク語、ノルウェー語、フェロー語で使用されるラテン文字です。

    「鳥たちと踊る」というタイトルのとおり、裸の少年が鳥と戯れています。
    しかしよく見ると、手前の鳥たちの体が透けています。

    つまりこれは実際の光景ではなく、この少年(あるいは作者)の心の情景なのかもしれません。
    だから裸なのでしょう。

    作者のジョン・ボー・パウルセンはノルウェーのビジュアル・アーティスト。
    イメージを比喩的に表現した緻密な人物画が特徴です。

    1958年にオスロで生まれた彼は1979年にアメリカのボストンに留学し、その後1984年までノルウェーの州立美術アカデミーで学びました。

    彼はノルウェー以外にもアメリカ、イギリス、フランス等の60以上の展覧会に参加しており、特に1983年のパリでの展覧会「Salon d'automne」と、2009年のニューヨークでの「ニュー・モーション・フォー・ザ・フィギュア展」はとりわけ重要なものとなりました。

    1990年にノルウェーの映画賞「アマンダ賞」にもノミネートされ、その後1997年までノルウェー最大のコンテンポラリー・アートの展覧会「Høstutstillingen」に数回参加。
    1996年にはオスロ国際劇場にて絵画コレクション「Et Dukkehjem」(人形の家)を発表しています。

    彼の作品はまるで映画フィルムのひとコマのように、動的な一瞬を切り抜いたかのような作風が特徴です。
    それは見る者の想像力と感受性を刺激し、推理小説のように思考を巡らせて秘められた意図を探る、という面白さを与えてくれています。


    【Jon Bøe Paulsen - Maleri - Litografi - Portrett】
    http://www.jonboepaulsen.no

    タグ: Europa  少年  Water  ♂♀  絵画 

    いらっしゃいませ

    現在の閲覧者数:
    このブログについて...

    RUKA

    Author:RUKA


    当ブログは子供を表現した世界の絵画、彫像、写真作品をご紹介しています。
    天使に見立てているので必然的に裸の作品が多くなりますが、すべてアートまたは家庭的な生活記録に限定しています。

    子供は本来この世界における夢であり希望であり、その姿は大人にとってノスタルジーや心の潤い、癒しの対象でもあります。

    古くから子供の姿は愛すべきものとして認識され、絵画や彫像、写真等で様々に表現されてきました。天使のイメージもそのひとつです。
    そして各家庭でも、我が子への愛情ある記録(写真撮影)が数多くなされています。

    当ブログではそれら子供や天使をテーマにしたアート作品と、写真共有サイトFlickrで一般公開されている子供写真をご紹介しています。(できるだけ天使の姿に近いものを選んでいます)

    ふと訪れては日々の疲れを癒す天使の園・・・そんな憩いの場としてお使いいただければ幸いです。

    画像の著作者は私を含め様々ですが、著作権的に問題のない方法で掲載しています。
    また、公序良俗に反する画像や違法な画像、猥褻な画像は一切ありません。
    【当ブログの掲載ポリシー】

    説明記事(お読みください)
    著者について...
    名前:RUKA (Rukachas)
    国籍:日本
    出身:埼玉(生まれは宮城)
    性別:男性
    年齢:あっという間の半世紀
    インターネット歴:21年

    20代の頃に仕事で幼稚園に出向いたのを機に子供の笑顔写真を撮り始める。
    1999年に「The Light of Smile 笑顔の灯り」という子供の笑顔をテーマにしたサイトを開設。
    サイト終了後はこのブログで世界の天使像や世界の子供写真を紹介している。
    6人の甥と姪の伯父さんでもある。

    メールアドレス: ruka_rukachas@ybb.ne.jp
    RUKAのサイト・ブログ
    メッセージフォーム

    名前:
    メール:
    件名:
    本文:

    アクセスの国別比率
    Flag Counter
    アンケート
    ユーザー掲示板
    Translation
    ブログ内検索
    アートギャラリー
    RUKAのアルバム
    カテゴリ
    タグ

    少年 Europa 少女 Water ♂♀ America 笑顔 衣装 水着 Face Asia CC-License イベント 彫像 スポーツ 日本 風呂 絵画 RUKA 伝統 ペイント OldPhoto Thong ダンス 眠り Africa 音楽紹介 Oceania 動画 

    最新記事
    Y字バランスでVサイン 2018/11/19
    シャイな天使くん 2018/11/18
    Le charmeur de lézards 2018/11/17
    退屈エンジェル 2018/11/16
    ブラジルの海岸 2018/11/15
    彫像と少女 2018/11/14
    広告の天使たち 2018/11/13
    仁王立ちガール 2018/11/12
    独り遊び 2018/11/11
    レーネルト&ランドロックの写真作品 2018/11/10
    日別表示
    10 | 2018/11 | 12
    - - - - 1 2 3
    4 5 6 7 8 9 10
    11 12 13 14 15 16 17
    18 19 20 21 22 23 24
    25 26 27 28 29 30 -
    月別表示
    おすすめサイト
    Pro Photographer