丘の上でファニーダンス



    丘の上で踊るインドの少年。
    ひょうきんな子だな〜、おもわず笑ってしまった。(^▽^)
    葉っぱの陰からたまに実が見えるのはご愛嬌。

    Tharu Boy Dancing Funny Dance On The Hill
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    タグ: Asia  少年  衣装  動画  ダンス 

    ガストン・ゴアの絵画作品

    goor_unknown1964.jpg

    フランスの画家、ガストン・ゴア(1902-1977)による1964年の作品。
    タイトルは無題です。

    ギリシア神話の神々を描いたものでしょうか?
    ひとりひとりのキャラクターはわかりませんが天上の楽園といった感じですね。

    1964年といえば日本で東京オリンピックがあった年。
    古代オリンピック発祥の地であるギリシャのオリンポス山の雲の上には、まさにこのような神々がいたのかもしれません。

    作者のガストン・ゴアは1902年、フランスのリュネヴィルに生まれました。
    17歳のときに国立高等美術学校「エコール・デ・ボザール」に入学し、貧しいながらも勉学に励み、1925年にパリに移住。
    彼はそこで作家であり美術評論家であるアンドレ・サーモンを通じて、イラストレーターのアンドレ・ギデと出会いました。

    そしてイラストレーションの仕事に就き、フランスの有名な週刊誌、L'Illustration誌に作品を掲載します。
    1931年には「国際植民地展」のイラストも担当しました。
    また、その間いくつかの書籍も出版しています。

    彼は1952年からイギリスで数年間を過ごし、ロンドンのギャラリーでも展覧会を開いています。
    1974年にフランスの片田舎に移り住み、1977年12月に癌によりこの世を去りました。
    彼は亡くなる直前まで絵を描き続けていたそうです。

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    ハヨ・オルティルの写真作品

    oltil_pirates01.jpg

    ドイツの写真家、ハヨ・オルティル(1905-1983)による1950年代から1970年代にかけての写真作品。
    真夏の太陽の下、健康的な姿で遊ぶ少年たちを捉えたモノクロ写真です。
    ナチュリストのサマーキャンプの様子を撮影したものだと思いますが、単なるスナップ写真ではなく絵画的な画作りが成されているところが見事ですね。

    とくに上の写真。
    6人の少年たちは大きな杭を持って、いったい何をしているのでしょうか?
    ユーモラスでもありシュールでもあり、男の子特有の意味不明な行動が良いアクセントとなっています。


    作者のハヨ・オルティルの正式な肩書きはドイツの教育者、および作家。
    1905年にオステローデ・アム・ハルツで生まれた彼はイギリスのロンドン大学で英語とスポーツを専攻し、1934年に英文学に関するテーマで博士号を取得します。
    その後ドイツ北部の都市ブレーメンにて、英語、哲学、スポーツを教える教師となりました。

    オルティルは1941年から1945年までオーストリアの首都ウィーンで暮らし、そこでナチュリストの人々と出会います。(ナチュリスト:自然の中で裸で活動するという健康法を実践している人)
    1950年にはブレーメンのナチュリスト協会の議長を務め、12歳から18歳までの男女が参加できる団体「ハンザ・シー・パイレーツ」を創設しました。

    oltil_pirates02.jpg oltil_pirates03.jpg
    【船の仕組みを学んだり、自ら帆を張って沖に出たり】

    団体の主な活動はカヌーやヨット教室を通じた自然体験学習。
    オルティルもカヌー旅行やキャンプ等に参加していましたが、ある日メンバーの男の子たちから写真を撮ってとせがまれたことから、定期的に写真を撮るようになったそうです。

    オルティルが出版した書籍はオランダ語、スウェーデン語、デンマーク語、英語に翻訳され、青少年の自然体験とマリンスポーツ活動の発展に貢献しました。

    oltil_pirates04.jpg oltil_pirates05.jpg
    【太陽の日差しで体の健康、動物との触れ合いで心の健康】

    オルティルはブレーメンの中でも特に尊敬された教師でした。
    1967年9月に退職してその後は静かに余生を送るのですが、1983年に他界するまでのあいだ、かつての生徒たちやその両親は彼を献身的に支え続けたそうです。

    また2005年には、当時ブレーメンの市長であったヘニング・シェルフ氏も演説の場でオルティルを讃える言葉を述べています。


    Amazon.comより
    Ortils Pan Unknown Binding – Import

    タグ: Europa  少年  Water  ♂♀  イベント  スポーツ  OldPhoto 

    天使のダンスパフォーマンス



    ステージで踊るフィリピンのダンスグループ。
    これは大変!男の子の衣装の紙オムツが脱げてしまった!
    でも隠すことよりダンスを優先するところは偉い!

    Pinoy Thriller
    Copyright : loves0ng
    標準の YouTube ライセンス


    ・・・と、てっきりハプニングだと思ったんですが、どうやらこれ、観客を楽しませるためのパフォーマンスだったようです。

    彼らは若者たちで構成された「GABI NG LAGIM」というダンスユニット。
    「恐怖の夜」という意味のタガログ語で、マイケル・ジャクソンのスリラーをモチーフとしたダンスパフォーマンスを披露しています。


    2009年

    「Pinoy Thriller @ Fairview Sityo Ruby」
    Copyright : loves0ng
    (8分から再生)

    赤ちゃんのコスプレで踊っているのは11歳くらいの少年でしょうか?
    踊っている途中で紙オムツが外れてしまい、観客がキャーキャーと騒ぎ始めます。
    踊りながら付け直そうとしますが、激しいダンスの最中なので上手くいきません。
    とうとう少年は吹っ切れたように全裸のまま踊り続け、最後は堂々としたポーズで観客にアピール!

    ・・・という、ハプニングを装った演出だったんですね。

    観客からはやんやの歓声。
    ハプニングだと思った客も、演出だと気付いた客も、みな惜しみない拍手を送っています。


    でもこの映像を見て思いました。
    観客が笑ったり喜んだりしているのは、この子がまだ裸が可愛い年齢だからです。

    いつかは露出できない年齢になるわけだし、そのあとはどうするんだろう?
    ・・・と思っていたら、答えは2011年の映像にありました。


    2011年

    「gabi ng lagim」
    Copyright : bheibhieq0h11
    (8分から再生)

    ちゃんと2代目が育っていました。(^ω^)
    黒い海パン姿で踊っている少年が2009年の映像の紙オムツ君で、カーリーヘアのカツラを被っている紙オムツ君が新しい主役ですね。

    もしかして弟でしょうか?
    ダンスはもちろん、観客をハラハラさせるテクニックも見事に伝授されています。


    2012年

    「Gabi Ng Lagim Champion@ san Miguel Bulacan」
    Copyright : M Ă Ň Ř Ê Ŝ Ă Ĉ Ĥ Ă Ň Ň Ê Ĺ
    (5分20秒から再生)


    2013年

    「GABI NG LAGIM」
    Copyright : Clarisa Torres
    (9分30秒から再生)

    しかもこの2代目君、落としたカツラで股間を隠すという高等テクニック(?)も披露。
    ユーモア溢れる演出に観客は大喜び!

    途中までは必死に付け直すふりをしてハプニングを装い、カツラで隠して笑いを誘い、それでいて観客の期待にもちゃんと応える。
    みんなの声援をこの子だけで独占してますね。(^^)


    さて、上の映像は2013年までですが、現在はどうなっているんでしょうか?
    ほんの数ヶ月前の映像がありました。


    2017年11月

    「GabiNgLagim dance /tondo ,november 18 2017」
    Copyright : Gionel Saguano
    (8分20秒から再生)

    黒いトランクスを穿いている中学生くらいの子が、たぶんカツラを被っていた紙オムツ君でしょう。
    現在の紙オムツ君は3代目?4代目?

    男の子といえど、こういうパフォーマンスができる期間はとても短い。
    しかしこのダンスグループ、後継者は確実に育っているようです。(*゚▽゚*)

    タグ: Asia  少年  ♂♀  衣装  イベント  ダンス  動画 

    絵画の少年現る!

    日本の漫画家、荒木飛呂彦さんの代表作『ジョジョの奇妙な冒険 第6部 ストーンオーシャン』には、絵画や漫画などのキャラクターを実在化させる「ボヘミアン・ラプソディー」というスタンド能力が登場します。

    知らない人にはナンノコッチャな話でしょうが、要するにこの漫画には「ウンガロという男の特殊能力により絵画や漫画のキャラクターが実体となって街に溢れてしまった」というシーンがあるのです。

    作中にはイタリアのウフィツィ美術館にあるボッティチェリ作の絵画「ヴィーナスの誕生」から抜け出たヴィーナスが街の中を歩くという描写もあります。

    絵から人物が抜け出るという話は漫画やアニメではよくある設定ですが、実際に起きたらそれこそ大事件!
    とくに美術界は大混乱でしょうね。

    今回は「絵画の中の少年がもし現実の世界に現れたら・・・」をテーマにしてみました。
    (写真は引用として使用していますが出典が不明です。関係者から削除依頼があれば削除しますのでご了承ください)


    【蛇使いの少年】

    gerome_the_snake_charmer.jpg
    画像出典:ウィキメディア・コモンズ
    File:Jean-Léon Gérôme - Le charmeur de serpents.jpg

    フランスの画家、ジャン・レオン・ジェローム(1824-1904)による1870年の作品「The Snake Charmer」

    この蛇使いの少年が、スタンド能力「ボヘミアン・ラプソディー」により現実の世界に現れると・・・

    snakerboy_cambodia.jpg

    こうなります!

    ジェロームの絵はインドでこの写真はカンボジアですが、東南アジアでは今もこのような文化が残っているのでしょうか?
    ファンタを持っているところが現代っ子らしいですね。



    【水辺でうつぶせの少年たち】

    sorolla-chicos_en_la_playa.jpg
    画像出典:ウィキメディア・コモンズ
    File:Joaquín Sorolla - Chicos en la playa.jpg

    スペインの画家、ホアキン・ソローリャ(1863-1923)による1910年の作品「Chicos en la playa」

    水辺で遊ぶ少年たちを描いたこの絵画も、スタンド能力「ボヘミアン・ラプソディー」により・・・

    watersideboys.jpg

    このように現実の光景に!

    ひとり多いけれどポーズも構図もそっくりだし、奥から2番目の子がこちらを向いているところも同じ。
    美術館で絵を鑑賞した後に川に行って子供たちの水遊びを鑑賞するのも乙なもんです。



    【馬を連れた少年】

    sorolla-the_horse_bath.jpg
    画像出典:ウィキメディア・コモンズ
    File:Joaquín Sorolla y Bastida - The Horse’s Bath - Google Art Project.jpg

    これも同じくホアキン・ソローリャによる1909年の作品「El baño del caballo」

    裸の少年が馬を連れて海岸を歩いているシーンですが、これもスタンド能力「ボヘミアン・ラプソディー」によって・・・

    boyandhorse.jpg

    我々の目の前に出現しました!

    馬が白馬じゃない点には目をつぶるとして、どちらも海辺だし、遠くにヨットが見えるところも同じ。
    絵のタイトルは訳すと「馬の風呂」となるので、昔は馬を水浴びさせるときに人間も裸になるのはよくあることだったのでしょう。



    【スパルタの少年】

    eckersberg-three_spartan_boys_practising_archery.jpg
    画像出典:ウィキメディア・コモンズ
    File:Christoffer Wilhelm Eckersberg - Three Spartan boys practising archery - Google Art Project.jpg

    デンマークの画家、クリストファー・ヴィルヘルム・エッカースベルグ(1783-1853)による1812年の作品「Three Spartan boys practising archery」

    古代ギリシアの都市、スパルタの少年たちが弓の訓練をしているところ。
    もしこの少年がスタンド能力「ボヘミアン・ラプソディー」で現代の街に現れたらもう大変!

    bowandarrowboy.jpg

    なんたってスパルタの戦士ですから、繁華街や大通りは彼らの恰好の射的場となってしまいます。

    この写真は前掛けをしているのでスパルタの格好とはちょっと違いますが、街に現れたらその危険な美しさに人々はパニックですね。



    【草原に立つ少年】

    lohmuller_matts.jpg
    Copyright : Otto Lohmüller
    http://www.otolo.eu/

    ドイツの画家、オットー・ローミュラー(1943- )による1984年の作品「Matts am Atlantik」

    草原にたたずむ少年を描いたこの絵にもスタンド能力「ボヘミアン・ラプソディー」の効果が現れたようです。

    lonelyboy.jpg

    そのままのポーズで草原に出現!

    画像はドットの集まりですからこうして見るとどちらも同じように見えますが、実際に現物を目の当たりにすると、立体であり、温かく、そして動くという違い、つまり生命の有る無しの差は大きいのでしょうね。
    妊娠して命を育むことは、どんな芸術家よりも芸術的であると言えます。


    漫画「ジョジョの奇妙な冒険 第6部 ストーンオーシャン」に登場する、ボッティチェリのヴィーナスが街を歩くシーンでは、ニュース番組のレポーターが...
    『美しい!美しすぎるッ!ヴィーナスがわたしたちの目の前を歩いて行くのです!女性の裸体となりますがボカシはいっさい入れず放映されています!』
    と絶叫しています。

    もし本当に絵画の中の人物が目の前に現れたら、ヴィーナスに限らずともそれはとても美しく、神秘的な光景であることでしょう。
    動くその姿は美術館で鑑賞するとき以上の感動があるはずです。

    ゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・


    絵画の画像出典:ウィキメディア・コモンズ
    ライセンス:パブリックドメイン


    YouTubeより
    「クイーン - ボヘミアン・ラプソディ」(オフィシャルビデオ)

    タグ: Asia  Europa  少年  ♂♀  Water  絵画  OldPhoto  音楽紹介  CC-License 

    The Slave Market

    boulanger-the_slave_market.jpg

    フランスの画家、ギュスターヴ・ブーランジェ(1824-1888)による1882年の作品「The Slave Market」
    日本語でのタイトルは直訳の「奴隷市場」

    当ブログでこの作品を紹介することに関しては正直迷いました。
    子供が描かれているとはいえ、テーマが重過ぎるからです。
    しかしこの作品から何か大切なことも学べるだろうと、採り上げてみました。

    この絵は古代ローマ時代におこなれていた奴隷市場、つまり人身売買の様子です。
    奴隷とは、人間としての名誉、権利、自由を認められず、他人の所有物として取り扱われる人のこと。
    程度の差はあれ、古代にはこのような奴隷制度が世界中に存在したと言われています。

    ステージの一番左にいるのは5,6歳の裸の男児で、隣では体格の良い青年が腕組みをして立ち、その前には体を隠すようにうずくまっている女性がいます。
    真ん中の黒人女性は怯えるような仕草をしており、その隣には半透明の衣をまとい胸をさらしている大柄な女性。
    一番右には10歳くらいの少女が立ち、その前では衣装をはだけた女性がしゃがみ込んでいます。

    これから彼らを商品としたセリ(競売)が始まります。
    ステージに腰掛けて昼食をとっている黄色い服の男性は競売人です。

    買う側は上流階級の人間だと思いますが、農業や荷運びなどの重労働、家事、その他、何に従事させるかによって競る対象も変わるのでしょう。
    幼い子供がどのような仕事をするのかは想像の域を出ませんが、女性のうちの二人が自ら服をはだけているのも、悲しいかな生きるすべなのかもしれません。


    この絵の作者、ギュスターヴ・ブーランジェは植民地出身者の両親から生まれ、14歳で孤児となりました。
    1846年、22歳のときにパリのエコール・デ・ボザールに入学し美術を学び始めます。
    1849年にローマ賞を受賞し、1882年には芸術アカデミーのメンバーとなり、1885年からはアカデミー・ジュリアンの教授となりました。

    彼は主に東洋の文化を描く東洋画家でしたが、実際にイタリア、ギリシャ、北アフリカ等を訪れ、歴史的・文化的に正しい絵を描くよう心掛けたそうです。
    そのため古代ローマ時代の奴隷制度を描いたこの作品も、史実とそう大きくは違っていないと思われます。


    画像出典:ウィキメディア・コモンズ
    File:Boulanger-gustave-clarence-rudolphe-french-1824-1888-the-slave-market.png
    ライセンス:パブリックドメイン

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    Дети солнца

    nikolai_filippov01.jpg

    ロシアの写真家、ニコライ・フィリポフ(1948- )による1972年の作品「Дети солнца」
    日本語に訳すと「太陽の子供たち」となります。

    海岸で無邪気に遊ぶ小さな天使たち。
    どの子も6歳以下の幼児ですが、この歳の子は裸に余計な感情を持たないので、まさに純真無垢、天真爛漫、天衣無縫!
    昔の川や海、幼稚園や保育園では当たり前に見られた光景ですね。

    天使の無邪気さに心洗われ、躍動する姿に命の尊さを知る。
    我々大人もこの頃の気持ちを持ち続けたいものです。


    作者のニコライ・フィリポフは1964年から活動しているロシアの写真家。
    1970年には「大通り」という作品が、ソビエトの写真家の作品から選出されたベスト100に選ばれました。

    1972年にモスクワ州立大学のジャーナリズム学部を卒業し、1984年以降にフォトジャーナリストとして活躍。
    この海岸で遊ぶ子供たちの写真は1972年の発表なので、大学を出て間もない頃の作品ですね。
    1973年には「子供のアルバム」と題して、リトアニアの都市カウナスの図書館で展覧会を開いています。

    彼はその後も数多くの個展やグループ展を開き、人間の素晴らしさを人々に伝え続けました。
    1985年には国際ジャーナリスト連盟から、フォトジャーナリズムの発展に貢献したとして名誉あるメダルを授与されています。

    現在もロシア各地の美術館、博物館で展覧会を開いており、ドキュメンタリーでありながら物語のようでもある彼の作品は、今も多くの人々を魅了し続けています。


    nikolai_filippov02.jpg

    大自然の中での無邪気な語らい。
    まるで小さなアダムとエバ。
    50年近く前の写真ですが、この天使らしさが現代の子供たちにも受け継がれていることを切に願います。


    画像出典:MySSSR - НИКОЛАЙ ФИЛИППОВ

    タグ: Europa  少年  少女  Water  ♂♀  笑顔  OldPhoto 

    A Mother Love

    corinth-mother_love.jpg

    ドイツの画家、ロヴィス・コリント(1858-1925)による1911年の作品「A Mother Love」

    タイトルは「母の愛」または「母性愛」と訳せますが、窓辺で母親が息子を愛撫しているシーンです。
    沐浴しているところなのか、息子の愛らしい姿を見て思わず引き寄せたのでしょう。
    親子の愛情を感じる作品です。

    作者のロヴィス・コリントは19世紀から20世紀にかけて活躍したドイツの画家・版画家。
    1858年に東プロイセンのタピアウ(現在のロシアのグヴァルジェイスク)にて、皮革工場と農場を営む両親のもとに生まれたコリントは、8歳から15歳までケーニヒスベルクの叔母の家で暮らしました。

    しかし12歳の時に戦争が勃発し、15歳のときに母親が他界。
    それからは父親の農場で暮らしましたが、この頃から画家になりたいと強く望むようになりました。
    彼にとって絵を描くことは辛い生活からの逃避行であり、新たな人生を始めたいという願いでもありました。

    1876年からケーニヒスベルクのアカデミーで絵画を学び始め、1880年に教師の推薦でミュンヘン美術アカデミーに入学すると、彼はその才能をさらに開花させます。
    初期の作品は非常に自然主義的でしたが、その後は次第に表現主義的な特質を取り入れ、活気あふれる肖像画や風景画を描き始めます。

    彼は1900年にベルリンに移り住み、1902年に女性のための絵画学校を開設。
    最初の生徒であるシャーロット・ベレンデと結婚し、二人の子供をもうけてからは家庭生活が彼の作品の主要なテーマとなりました。
    1908年には「Das Erlernen der Malerei」という美術史に関する書籍も出版しています。

    しかし1911年12月、彼は脳卒中により左半身麻痺という悲劇に見舞われます。
    その後も妻の助けを借りて右手のみで絵を描き続け、1925年にはバイエルン芸術アカデミーの名誉会員となりましたが、同年7月17日に肺炎により亡くなりました。

    彼の作品にはヌード画が多いのですが、そのどれもが家族の優しさや温もりを感じさせるものばかり。
    幼少期に親元を離され15歳で母親を亡くしたコリントは、亡き母への愛情を絵画という形で表現していたのでしょう。

    タグ: Europa  少年  ♂♀  絵画 

    Aquila / Suspensus

    wim_van_der_kant-aquila01.jpg wim_van_der_kant-aquila02.jpg

    オランダの彫刻家、ヴィム・ファン・デル・カント(1949- )による彫刻作品を二点ご紹介。

    ひとつめは少年が額に手を当てて上を眺めている「Aquila」と題された作品。
    Aquilaとはラテン語でアクイラまたはアキラと読み、鳥の「鷲」のこと。
    つまりこの少年は飛んでいる鷲を眺めているんですね。

    高さ約74cmのブロンズ像で、色が白いのはアクリル樹脂を使用しているからです。


    wim_van_der_kant-suspensus01.jpg wim_van_der_kant-suspensus02.jpg

    もうひとつは「Suspensus」という作品。
    Suspensusとは「吊るす」という意味のラテン語。
    英語のサスペンスやサスペンダーの語源となった言葉です。

    台座が坂のように斜めになっており、少年がバランスをとるように両腕を広げています。
    不安定なポーズのせいか、今にも動き出しそうな雰囲気がありますね。
    こちらは高さ約64cmのブロンズ像。

    画像出典:Galerie Bonnard



    Wim van der Kant
    Copyright : Morren Galleries

    作者のヴィム・ファン・デル・カントはオランダ東部の都市、カンペンの生まれ。
    ユトレヒト州アメルスフォールト市の視覚芸術アカデミーで芸術を学び、80年代から様々な作品を生み出してきました。
    90年代以降は「ギャラリー・ユトレヒト」や、現代美術アートフェア「Kunst RAI」等で精力的に作品展示をおこなっている、現代のオランダ彫刻界を代表するアーティストのひとりです。

    彼の作品はアートでは定番とも言える裸体像ですが、何故か他の作者の作品よりもリアリティを感じます。
    彼の作品の醍醐味はまさにその真実味にあると言っても良いでしょう。

    動いている途中で一時停止したかのような、殊更にテーマを主張しないその姿態。
    部分的な強調をせず、控えめにもしない、在るがままの再現性。

    上記の作品は12歳くらいの少年がモデルですが、その嘘偽りのない姿がこれらの作品を通して我々の心に語りかけてきます。
    そこで湧き上がる感情はまぎれもない、作者とモデルへのリスペクトそのものなのです。


    【Win van der Kant】
    http://www.wimvanderkant.nl

    タグ: Europa  少年  ♂♀  彫像  動画 

    Tigah, the Balinese Goddess

    locatelli-tigah_the_balinese_goddess.jpg

    イタリアの画家、ロムアルド・ロカテッリ(1905-1943?)による1940年の作品「Tigah, the Balinese Goddess」

    赤い髪飾りをつけた少女が大きな布を広げてこちらを見て微笑んでいます。
    模様が描かれているので装飾用の布でしょうか?
    グリコのポーズが決まってますね。
    なんとなく幸せな気分になる作品です。

    作者のロカテッリは1905年、3世代続く芸術家の家に生まれました。
    兄弟は父親とともに教会の装飾画の仕事に従事しており、ロカテッリも学校で応用芸術を学びました。

    ある日父親が教会での仕事中に足場から落下して怪我を負い、彼も働くことを余儀なくされました。
    やがて13歳の彼の絵は批評家の目に止まることとなり、その後1926年、病気に苦しむ父親の姿を描いた作品「Il Dolore(痛み)」が高く評価され、彼は若くして大いなる名声を得ました。

    その後ローマに移住すると、サヴォワのウンベルト皇太子から肖像画を依頼されたり、マルグッタ通りに出したスタジオが繁盛するなど成功を収めていましたが、旅をして見聞を広めたいという欲求にかられ、1939年にインドネシアへと旅立ちます。

    彼は妻とともにインドネシアのバリ島に移住し、デンパサールにスタジオを設立しました。
    そこで描き上げた絵画のひとつが、バリ島の女神をモチーフとしたこの絵です。
    模様入りの生地の前にヌードモデルを配したこの作品は、彼の名声をさらに押し上げました。

    その後アメリカのニューヨークで作品を出展するまでになったロカテッリでしたが・・・
    1943年2月24日、彼はフィリピンのマニラ北部で鳥を狩りに出かけたまま行方不明となってしまいます。

    当時のマニラは日本軍のフィリピン進攻によって占領されており、日本軍に敵対するゲリラ活動も活発になっていました。
    それらに巻き込まれたのではないかという話もあります。
    彼の失踪は謎が多く、遺体は現在も発見されていません。

    タグ: Asia  少女  笑顔  ♂♀  絵画 

    いらっしゃいませ

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    RUKA

    Author:RUKA


    当ブログは子供を表現した世界の絵画、彫像、写真作品をご紹介しています。
    天使に見立てているので必然的に裸の作品が多くなりますが、すべてアートまたは家庭的な生活記録に限定しています。

    子供は本来この世界における夢であり希望であり、その姿は大人にとってノスタルジーや心の潤い、癒しの対象でもあります。

    古くから子供の姿は愛すべきものとして認識され、絵画や彫像、写真等で様々に表現されてきました。天使のイメージもそのひとつです。
    そして各家庭でも、我が子への愛情ある記録(写真撮影)が数多くなされています。

    当ブログではそれら子供や天使をテーマにしたアート作品と、写真共有サイトFlickrで一般公開されている子供写真をご紹介しています。(できるだけ天使の姿に近いものを選んでいます)

    ふと訪れては日々の疲れを癒す天使の園・・・そんな憩いの場としてお使いいただければ幸いです。

    画像の著作者は私を含め様々ですが、著作権的に問題のない方法で掲載しています。
    また、公序良俗に反する画像や違法な画像、猥褻な画像は一切ありません。
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    説明記事(お読みください)
    著者について...
    名前:RUKA (Rukachas)
    国籍:日本
    出身:埼玉(生まれは宮城)
    性別:男性
    年齢:あっという間の半世紀
    インターネット歴:20年

    20代の頃に仕事で幼稚園に出向いたのを機に街で子供の笑顔写真を撮り続ける。 1999年に「The Light of Smile 笑顔の灯り」という子供の笑顔をテーマにしたサイトを開設。 サイト終了後はこのブログで世界の天使像や世界の子供写真を紹介している。 6人の甥と姪の伯父さんでもある。

    メールアドレス: ruka_rukachas@ybb.ne.jp
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