Adonis / Spring of Life

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    オーストリアの画家、アルフレッド・ワーグナー(1886-1960)による1920年の作品「Adonis」と、1921年の作品「Spring of Life」

    どちらの作品も少年が両腕を上げている絵ですが、輪郭線を太くしているところやテクスチャーのような背景がイラスト風で、しかもそれがそのまま衣装の模様へと繋がっているところが面白いですね。

    左の作品のタイトルAdonisは、ギリシア神話に登場する美と愛の女神アフロディーテに愛された美少年のこと。
    右のSpring of Lifeはこれはそのまま「人生の春」ですが、どこらへんが春なのかはよくわかりません。(^^;)

    作者のワーグナーは1886年生まれのオーストリアの画家。
    彼の作品は主にアール・ヌーヴォーと呼ばれた芸術様式に属します。
    (Art Nouveau:19世紀末から20世紀初頭にかけてヨーロッパを中心に開花した国際的な美術運動。「新しい芸術」の意)

    彼はもともと首都ウィーンの大学で科学と工学を専攻する学生でした。
    学ぶ中で色彩の科学的性質に魅せられた彼は、次第に絵画に関心を持つようになり、1907年からオーストリアの画家、バートールド・ロフラーのもとで絵画を学び始めます。

    1913年には二つの静物画と少女のヌード画を発表し、1914年にはロンドンの国際似顔絵展にも出展しましたが、その後第一次世界大戦による徴兵のため故郷を離れることを余儀なくされました。

    終戦後は故郷に戻ってウィーン分離派の第54回展覧会に参加し、その後は長年温めてきたアートコミュニティの創設に関わりました。
    この絵は終戦後(大正9年)に描かれたものですが、当時としてはかなりモダンな絵だったんでしょうね。


    画像出典:Boris Wilnitsky Fine Art

    タグ: Europa  少年  絵画  ♂♀ 

    Wild Flower

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    イギリスの画家、ウィリアム・ストット(1857-1900)による1881年の作品「Wild Flower」

    ソバージュヘアーの少女が台の上に腰掛けていて、その手前に花瓶に生けられた花が飾られているという絵。
    モデルは12歳くらいでしょうか。ちょっと気だるい雰囲気を醸していますね。

    タイトルは野生の花、または野草のことです。
    野に咲く花は摘んでしまうと、花瓶に入れても数日でしおれてしまいます。
    アトリエで何時間もモデルをしていれば、彼女も気分がしおれてしまうでしょうね。
    もしかしたらそういう意味を含めたタイトルなのかもしれません。

    作者のウィリアム・ストットは1857年にイギリスのランカシャー州オールダムで生まれました。
    美術学校を卒業した後フランスのパリに移住し、フランス人画家ジャン・レオン・ジェロームのもとで学びながら、サロンに定期的に出展するなどして成功を収めました。

    1889年にフランス印象派の展示で有名なデュラン・リュエル・ギャラリーにて個展を開催。
    彼の作品の多くは風景画でしたが、1880年代後半からは古典の人物や寓話をテーマとした作品へと移行しています。

    1900年2月25日、彼はロンドンからベルファストへと向かう旅行中、フェリーの中で亡くなりました。
    43歳という若さでの突然死だったそうです。


    画像出典:ウィキメディア・コモンズ
    File:William Stott of Oldham. Wild Flower.jpg
    ライセンス:パブリックドメイン

    タグ: Europa  少女  絵画  CC-License 

    Stehender Knabenakt

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    robert_saake_stehende_knabenakt03.jpg robert_saake_stehende_knabenakt04.jpg

    ドイツの彫刻家、ロベルト・サエーク(1874-1959)による1910年の作品「Stehender Knabenakt」

    タイトルは「立っている裸の少年」という見たままの意味です。
    高さ約50cmのブロンズ像ですが、作者については名前以外まったくわかりませんでした。
    ご存知の方が居られましたら教えてください。

    おかっぱと言うんでしょうか、こういう髪型の少年は昔の西洋映画でよく見かけますね。
    漫画に登場する中世の王子様や、上流階級のおぼっちゃまもこんな髪型だったりします。

    ウィキペディアの「おかっぱ」の項目にはこんな記述がありました。
    『かつての欧米では少年や少女がよくしていた髪型で、日本では少女の髪型として主流だった。』

    面白いですね。西洋では少年の髪型でもあり、日本では少女限定。
    生活様式や気候なども理由のひとつかもしれませんが、髪に対する考え方の違いによるところが大きいかな?

    後ろから見るとダース・ベイダーのように見えたり、場合によってはどこかの神社のご神体にも見えますが、まぁ可愛いんじゃないでしょうか。

    一見女性っぽく見られがちな髪型ですが、「千と千尋の神隠し」のハク、「NARUTO」のロック・リー、「ジョジョの奇妙な冒険 第5部」のブチャラティなど、カッコイイ男性もいます。(どれもアニメですが)
    日本でも男性の髪型として定着すると良いですね。(よくない?)

    今回は作者についての情報が全く得られなかったので、髪型の話で終わり!(^^;)

    タグ: Europa  少年  彫像  ♂♀ 

    モデル君は背中で語る - 2

    以前書いた記事「モデル君は背中で語る」の続きです。(該当記事)

    今回は後ろ姿を描画した絵画と写真作品をご紹介します。
    彫像は必ずしも背中側が主題とは限らないので除外しました。

    それにしても人の背中というのは不思議なものですね。
    「背中で泣く」とか「背中が笑っている」という言葉がありますが、意識せず感情が表れていることがあります。
    自分からは見えにくい部位だからこそ、隠しきれないのかもしれませんね。

    まずは絵画作品から。

    torjay_miracles.jpg ivanov_st-nu-boy.jpg

    左はハンガリーの画家、トルジェイ・バルター(1964- )による2009年の作品「The first miracles」
    右はロシアの画家、アレクサンドル・アンドレイビッチ・イワノフ(1806-1858)による1830年の作品「A Nude Boy Standing」

    庭で遊ぶモデル君と壁際でポーズをとるモデル君。
    どっちの背中が楽しそう?


    colstee_boy-look-sea.jpg ht_boys-bath-sea.jpg

    左はオランダの画家、ペーター・コルスティ(1960- )による2006年の作品「Boy looking over the Sea」
    右はイギリスの画家、H・Tによる作品「Boys bathing in the Sea」

    海をクールに見つめる少年と海に入って遊ぶ少年。
    背中は口ほどにものを言う?


    rohlfs_back.jpg stott_sumday.jpg

    左はドイツの画家、クリスチャン・ロールフス(1849-1938)による1905年の作品「Männlicher Rückenakt」
    右はイギリスの画家、ウィリアム・ストット(1857-1900)による作品「Study of A Summer's Day」

    どちらもアトリエでのモデル君ですが、ちょっとお疲れ気味。
    背中にそれが表れてる?


    hofman_untitled.jpg simberg_garland_of_life.jpg

    左はポーランドの画家、ワラスティミル・ホフマン(1881-1970)による作品。(タイトル不明)
    右はフィンランドの画家、ヒューゴ・シンベリ(1873-1917)による1905年の作品「Garland of Life」

    天使の翼も後ろ姿があってこそ絵になる構図ですね。
    少年の背中は愛らしくもあり、たくましくもあり。


    次は写真作品。

    holland_day_boy_standing.jpg george_hugles_boyhood_australia.jpg

    左はアメリカの写真家、フレッド・ホーランド・デイ(1864-1933)による1896年の作品「Boy standing, playing pipe in the woods」
    画像出典:ウィキメディア・コモンズ
    File:Boy standing, playing pipe in the woods 1896-1897.jpg
    ライセンス:パブリックドメイン

    右はオーストラリアの写真家、ジョージ・ハグレスによる作品。
    どちらも森の中で精霊のようにたたずむモデル君。
    顔が見えにくい後ろ姿ゆえに、イメージが膨らみます。


    maxwell_justin_and_leo.jpg simberg_lauri-railo.jpg

    左はアメリカの写真家、ロバート・マックスウェルによる作品「Justin and Leonardo」
    右はフィンランドの画家、ヒューゴ・シンベリ(1873-1917)による1905年の作品。
    上の絵画で一番最後のシンベリの作品、その制作のために撮影された写真です。

    モデル君はときに道具を持たなくてはならないので大変です。
    左の子が抱えてるのは犬かな?


    ken_heyman01.jpg ken_heyman02.jpg

    アメリカの写真家、ケン・ヘイマン(1930- )による1961年の作品。

    モデルは当時の映画「Lord of the Flies(蠅の王)」に出演した子役たち。
    撮影のために島で集団生活した子供たちの様子は、1964年発行の書籍「The Boy a Photographic Essay」に収められています。(現在もAmazon等で購入できます)


    jacques_duval.jpg gloeden_gallo.jpg

    左はドイツの写真家、ジャックス・デュヴァルによる作品。
    右はドイツの写真家、ヴィルヘルム・フォン・グレーデン(1856-1931)による1900年頃の作品。
    画像出典:ウィキメディア・コモンズ
    File:Gloeden, Wilhelm von (1856-1931) - n. 0228 - 20c - Gallo p. 20.jpg
    ライセンス:パブリックドメイン

    ちょっと重心をずらした斜めのポーズが草木のある風景に溶け込んでいます。
    野性味を醸し出すには後ろからのショットのほうが良さそうですね。


    絵や写真は彫像とは違い、回り込んで別角度から見ることができません。
    作者が後ろ姿を表現すれば、それがそのまま作品の構図となります。

    なぜ後ろ姿なのか? なぜ背中からなのか?
    表情が見えないながらも、その小さな背中が語りかけてきます。

    タグ: Europa  少年  Water  絵画  OldPhoto  CC-License 

    天使の微笑み

    angelsmile.jpg

    「なんか雨降りそうじゃない?」
    「だいじょうぶ、きっと晴れるよ!」

    ホントにこのあと晴れました。(╹◡╹)


    撮影と著作
    Copyright : RUKA

    タグ: 日本  Asia  少女  衣装  イベント  笑顔  Face  RUKA 

    Motu Girl

    francis_rickman_barton_motu_girl.jpg

    イギリスの写真家、キャプテン・フランシス・リックマン・バートン(1865-1947)による1907年の作品「Motu Girl」
    パプアニューギニアの少女をモデルとした作品です。

    名前の頭にキャプテンとあるのは、彼が英国軍の将校だからです。
    1899年から1908年にかけてニューギニアに駐屯していた、軍人であり写真家でもあるキャプテン・バートン。
    1904年に現地の管理者に就任し、シエラレオネとバルバドスで軍隊の隊長を務めました。

    駐屯時にイギリスの人類学者チャールズ・セリグマンと出会って共に現地調査をおこない、1910年発行のセリグマンの著書「ニューギニアのメラネシア人」にも自らが撮影した写真を寄稿しています。

    彼が撮影した、体に幾何学模様のペイントを施した女性たちの写真は現在「大英博物館」が所蔵し、ロンドンのNPO法人である「ロイヤル・アンソロジー・インスティテュート」のコレクションにも1500枚以上の写真が収められています。

    この写真はバートンの作品の中で最も有名なものですが、この子は彼の正規モデルで、マングローブの生い茂る場所を選んで撮影したそうです。
    ということは演出した写真なんですね。
    といってもここで生活している地元の少女でしょうから、人類学的にはドキュメンタリーかな。

    この地域の人々の特徴である、ボディに施された幾何学模様のペイント。
    原文には「Tattoo」とあるので入れ墨かもしれません。

    タグ: Oceania  少女  伝統  ペイント  Water  ♂♀  OldPhoto 

    The High Note

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    アメリカの彫刻家、バート・ウィリアム・ジョンソン(1890-1927)による1926年の作品「The High Note」

    タイトルの「High Note」とは高音域という意味です。
    この子が吹いているフルートの音を言っているんでしょうね。
    ロサンゼルスにあるファインアーツビル(ロサンゼルス美術館)のロビーに設置されています。

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    この画像を最初に見たとき、下がタイル張りなので温泉施設かと思ってしまいました。
    たしかにこういう彫像が大浴場にあったら楽しいかもしれませんね。
    実際はお湯の成分ですぐにボロボロになるだろうし、安全上の理由からも無理でしょうけど。

    だったら、たとえば大浴場の浴槽の中心に子供だけが乗って良い台座(ステージ)を置く、というのはどうでしょうか?
    ディスコのお立ち台みたいに、客の子供がそこに乗って遊んだり踊ったりするわけです。
    それを周りの大人たちが湯に浸かりながらのんびり鑑賞するという、美術館的大浴場。

    子供は楽しいし、親は子供自慢になるし、見知らぬ同士で話が弾むし、一石三鳥!
    子供嫌いの人からはクレーム付きそうですけどね。(^^;)

    まぁそんな想像はともかく、話を戻しますと・・・
    作者のバート・ウィリアム・ジョンソンは19歳の時にポモナ・カレッジ(クレモント市のリベラルアーツ大学)に入学し、その後ニューヨークのアート・スチューデンツ・リーグで学びました。

    彼の作品で最も有名なのは第一次世界大戦のアメリカ軍兵士を称える「Doughboy」と呼ばれる彫像で、1928年にアメリカ連邦芸術連盟によって最高級の戦争記念碑に選ばれています。

    ファインアーツビルのロビーを飾ったこの「The High Note」も彼の代表作のひとつであり、5歳と3歳の息子たちがモデルだそうです。


    画像出典:ウィキメディア・コモンズ
    File:Johnson burt fine arts lobby 0.jpg
    File:Johnson burt fine arts lobby 1.jpg
    File:Johnson burt fine arts lobby 2.jpg
    ライセンス:パブリックドメイン

    タグ: America  少年  Water  彫像  CC-License  ♂♀ 

    Portrait of a Young Boy with his Ayah

    thomas_hickey_portrait_of_a_young_boy.jpg

    アイルランドの画家、トーマス・ヒッキー(1741-1824)の作品「Portrait of a Young Boy with his Ayah」
    制作年はわかりませんでした。

    ベッドの上にいる子は女の子にも見えますが男の子です。
    裸の男の子がベッドの上にいて、そばの女性が上のヒモに手を掛けている、というシーン。
    このふたり、いったいどういう関係なんでしょうか?

    答えはタイトルにありました。「...with his Ayah」
    Ayah(アヤ)とは、インドで子供の世話を専門におこなう使用人(お手伝いさん)のことです。
    この絵はインドに住む西洋人のおぼっちゃまと、その家に雇われたアヤの女性を描いた作品でした。

    このアヤという職業について詳しく見てみますと、現在のインドではアヤは他の使用人に比べて給料が高く、それでいて特別な資格は必要なく、子供好きで子供の世話ができればOKだそうです。
    年齢は15歳くらいから50代くらいまで様々で、ベビーシッターと違って小学生以上の子の世話もするので、もうひとりのお母さんといった感じですね。


    この絵の作者、トーマス・ヒッキーはアイルランドの首都ダブリンで菓子屋の家に生まれました。
    若い頃はロイヤルダブリン協会の学校で美術を学び、1776年から1780年まではイギリスのバースに住んでいましたが、インドやポルトガルにも訪れています。

    彼は肖像画家であり、イギリスの外交官ジョージ・マカートニー伯爵や、アイルランドの医師ロバート・エメット博士など多くの人から肖像画制作を依頼され、数多くの名画を残しています。
    1798年には再びインドを訪れ、インドに定住し絵画制作に従事しました。

    約200年前のこの作品、イギリスによって植民地化される前ですが、この頃のインドの身分制度を如実に表しています。
    今でこそ給料もそこそこ良いアヤという仕事も、当時はイギリス系の裕福な家庭の子供を世話するために雇われるインド人女性のことであり、決して人気の職業というわけではなかったようです。
    子供の世話とは言っても、本来の大人と子供とは全く逆の身分の差がそこにはあるわけです。

    子供が裸で寝るのは、この時代としては当たり前のこと。(イギリスでは現在も約3割の人が裸で寝ているそうです)
    もしこの少年がアヤに添い寝を命令したら、その場合はどうしていたんでしょう?
    もしかしたら、そういうことも役割のひとつだったのかもしれませんね。

    タグ: Europa  少年  絵画 

    親水公園

    shinsuikouen.jpg

    「お姉ちゃん、お水キモチイイね♪」
    段々と汗ばむ季節になってきました。
    でも本格的な暑さは梅雨が終わってからだね。


    撮影と著作
    Copyright : RUKA

    タグ: 日本  Asia  少年  少女  Water  RUKA 

    大人と子供がペアの絵画

    昨年7月の記事で、「兄と妹」「父親と娘」「お爺さんと孫娘」そして「姉と弟」「母と息子」「お婆さんと男の子」がペアになっている彫像を紹介しながら、それぞれの組み合わせについて考えたことがありました。
    (該当記事「兄・父・爺」 「姉・母・婆」

    今回は大人と子供がペアになっている「絵画」を鑑賞してみましょう。
    大人と子供が一人ずつ、ツーショットで描かれている絵画です。

    まずは「成人男性と少年」のペア。

    sascha_schneider_werdende_kraft.jpg

    ドイツの画家、サシャ・シュナイダー(1870-1927)による1904年の作品「Werdende Kraft」


    leighton_the_hit.jpg castelnau_lecon_de_musique.jpg

    左はイギリスの画家、フレデリック・レイトン(1830-1896)による作品「The Hit」(制作年不明)
    右はフランスの画家、ユージン・カステル(1827-1894)による1866年の作品「La leçon de musique」


    pyotr_basin_marsyas_teaches_flute.jpg jules-cyrille_cave_la_lecon_de_flute.jpg

    左はロシアの画家、ピョートル・バシン(1793-1877)による1821年の作品「Marsyas teaches young Olympus playing the flute」
    右はフランスの画家、ジュール=シリル・カーヴ(1859-1940)による作品「La leçon de flûte」(制作年不明)


    一番上の絵は、屈強な男が成長期の少年に体づくりをレクチャーしているところですね。
    背景の山々はオリンポスでしょうか?
    その下のフレデリック・レイトンの作品は弓矢の使い方を教えているところで、あとの3枚はすべて笛の吹き方を教えているところ。

    たまたまかもしれませんが、成人男性と少年の組み合わせは、どれも「優しく教えている」という作品でした。


    次は「成人女性と少年」のペア。

    paul_delvaux_la_visite.jpg

    ベルギーの画家、ポール・デルヴォー(1897-1994)による1939年の作品「La Visite」


    berger_psycheandcupid.jpg bouguereau_lamour_desarme.jpg

    左はフランスの画家、ジョセフ・ベルガー(1798-1870)による作品「Psyche and Cupid」(制作年不明)
    右はフランスの画家、ウィリアム・アドルフ・ブグロー(1825-1905)による1894年の作品「L'Amour Desarme」


    emile_levy_the_education_of_cupid.jpg henning_von_gierke_cupid_and_psyche_iv.jpg

    左はフランスの画家、エイミール・レビー(1826-1890)による作品「The Education of Cupid」(制作年不明)
    右はドイツの画家、ヘンイング・ボン・ギールケ(1947- )による2008年の作品「Cupid and Psyche IV」


    成人女性と少年の組み合わせとなると、少年側が天使である、または天使に見立てているパターンが多いようです。
    彫刻と違って、母親と息子というペアはあまり見受けられません。

    エイミール・レビーの作品は一見すると弓矢を教えているようにも見えますが、これは「あの男性を射りなさい」とクピドに命じているんですね。
    男性が使い方を教えているのに対し、女性は自分のためにそれを使わせるという、この違いは面白いですね。

    最後のギールケの作品はタイトルが「Cupid and Psyche」なので、これも少年を天使に見立てているのでしょう。
    女性が天使の翼を取り除いたという意味なんでしょうか?

    成人女性と少年の組み合わせは、どことなく女性の強さが表れている作品でした。


    最後は「成人女性と少女」のペア。

    henry_brown_fuller_illusions.jpg

    アメリカの画家、ヘンリー・ブラウン・フラー(867-1934)による1895年の作品「Illusions」


    bouguereau_baiser.jpg gabriel_de_cool_unknown.jpg

    左はフランスの画家、ウィリアム・アドルフ・ブグロー(1825-1905)による1863年の作品「Le Baiser」
    右はフランスの画家、ガブリエル・デ・クール(1854-1936)による1911年の作品「Le Tub」


    成人女性と少女のペアの絵はあまり見つからなかったんですが、どれも何気ない日常を切り取ったような、ファミリー写真的なほのぼのしたものが多いように感じました。

    上の絵は姉と妹、その下は母と娘、最後は家政婦とその家の娘でしょうか?
    いったい何を話しているのかと、セリフが気になるシチュエーションですね。


    画像出典:ウィキメディア・コモンズ(一部)
    File:Frederic Leighton - The Hit.jpg
    File:Петро В.Басін - Фавн Марсий учит юношу Олимпия игре на свирели (1821).jpg
    File:Jules-Cyrille Cave - La lecon de flute.jpg
    File:Henry Brown Fuller Illusions.jpg
    ライセンス:パブリックドメイン

    タグ: America  Europa  少年  少女  絵画  CC-License  ♂♀ 

    いらっしゃいませ

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    RUKA

    Author:RUKA


    当ブログは子供を表現した世界の絵画、彫像、写真作品をご紹介しています。
    天使に見立てているので必然的に裸の作品が多くなりますが、すべてアートまたは家庭的な生活記録に限定しています。

    子供は本来この世界における夢であり希望であり、その姿は大人にとってノスタルジーや心の潤い、癒しの対象でもあります。

    古くから子供の姿は愛すべきものとして認識され、絵画や彫像、写真等で様々に表現されてきました。天使のイメージもそのひとつです。
    そして各家庭でも、我が子への愛情ある記録(写真撮影)が数多くなされています。

    当ブログではそれら子供や天使をテーマにしたアート作品と、写真共有サイトFlickrで一般公開されている子供写真をご紹介しています。(できるだけ天使の姿に近いものを選んでいます)

    ふと訪れては日々の疲れを癒す天使の園・・・そんな憩いの場としてお使いいただければ幸いです。

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    著者について...
    名前:RUKA (Rukachas)
    国籍:日本
    都道府県:埼玉(生まれは宮城)
    性別:男性
    年齢:あっという間の半世紀
    インターネット歴:20年

    20代の頃に仕事で幼稚園に足を運んだのを機に街で子供の笑顔写真を撮り続ける。 1999年に「The Light of Smile 笑顔の灯り」という子供の笑顔をテーマにしたサイトを開設。 サイト終了後はこのブログで世界の天使像や世界の子供写真を紹介している。 6人の甥と姪の伯父さんでもある。

    メールアドレス: ruka_rukachas@ybb.ne.jp
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