Love and the Mermaid




イギリスの彫刻家、チャールズ・ジョン・アレン(1862-1956)の1895年の作品「Love and the Mermaid」
リバプールにあるウォーカー・アート・ギャラリーという美術館に展示されています。
大きくて立派な翼を持った天使の少年、そして足下には人魚の少女。
タイトルは「愛と人魚」ですが、人魚が一方的に恋してしまったようにも見えます。
人魚の少女は天使の足をシッカリと掴み、もう離さないとばかりに真剣な面持ち。
でも天使は水に入れない。
人魚は空を飛べない。
相容れないふたりの境遇。
空の天使と海の人魚のあいだにいるのが、陸に住む人間なんですね。
彫刻家は作品作りという形で、両者のあいだを取り持ったわけです。
YouTubeより
「平沢 進 - Marmaid Song」
♪ 花を手に人よ来て あの声に身を投げよう
風の日に舟を出す 年老いた水夫のように...
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