Standing Nude Ephebe With Shield and Staff

    witkamp-standing_nude_ephebe.jpg

    オランダの画家、エルンスト・ヴィトカンプ(1854-1897)による1877年の作品「Standing Nude Ephebe With Shield and Staff」

    タイトルは日本語に訳すと「盾と杖を持つ、立っている裸のエフェベ」となります。
    エフェベとは青年という意味もありますが、古代ギリシアにて軍事訓練を受けていた17〜18歳くらいの男性のこと。
    この絵は17歳にしては体の中心部が幼く見えますが、古い絵画や彫刻ではよくあることです。

    作者のエルンスト・ヴィトカンプはオランダの首都アムステルダム生まれの画家。
    地元の美術学校で絵を学んだ後、ベルギー、フランス、ドイツを旅して技術を磨き、1882年には若いアーティストに与えられる賞、Willink van Collen賞を受賞しています。

    彼はアムステルダムのビジュアルアーティスト団体、Society Arti et Amicitiaeの役員であり、フォーダー博物館の責任者でもありました。
    しかし残念なことに、43歳の若さでこの世を去っています。


    さて彼が描いたこのエフェベの絵、最初に見たときはちゃぶ台を立てているのかと思いましたが(んなわけない!)盾だったんですね。
    右手に持っている杖も武器として使用するものだそうです。

    古代ギリシアの国々、とくに「スパルタ」と呼ばれる都市国家では、屈強な兵士を育てるために日夜厳しい軍事訓練がおこなわれていました。

    スパルタの少年は7歳になると強制的に親元から離され、軍の施設で規律の厳しい集団生活を課せられます。
    軍事訓練は下着姿に裸足でおこなわれ、これはスパルタの法律家リュクルゴスが「裸足で訓練をおこなえばより強靭な足となり、速く走れるようになる」と考えたからだそうです。

    食事は必要最小限の量しか与えず、これもリュクルゴスが「空腹に慣れさせれば戦闘時に欠食しても長時間持ち堪えられるようになる」と考えたからです。
    また従順にさせるため、反抗的な子や規律を破った子には鞭打ちなどの懲罰を与えていました。

    12歳になると下着を制限され、全裸での生活を基本とされます。
    幼い子が下着姿なのは粗相(そそう)をするからかもしれませんが、12歳から裸にさせるのにはどんな理由があるのでしょうか?逃走させないため?
    祭りのときはみな裸で踊らされたそうです。

    成長期に十分な栄養を与えず、思春期に裸で生活させるというのは少年たちの人格を無視した酷い話ですが、それだけ戦闘に特化した国だったということでしょうか。
    上の絵を見て17歳にしては幼く見えると言いましたが、もしかしたら当時のスパルタの少年はこの過酷な生活のため、実際に発育が遅かったのかもしれませんね。

    スパルタの軍事訓練はあまりの厳しさで有名になり、その名は現代も「スパルタ教育」という言葉で残っています。
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    天使に見立てているので必然的に裸の作品が多くなりますが、すべてアートまたは家庭的な生活記録に限定しています。

    子供は本来この世界における夢であり希望であり、その姿は大人にとってノスタルジーや心の潤い、癒しの対象でもあります。

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    20代の頃に仕事で幼稚園に出向いたのを機に街で子供の笑顔写真を撮り続ける。 1999年に「The Light of Smile 笑顔の灯り」という子供の笑顔をテーマにしたサイトを開設。 サイト終了後はこのブログで世界の天使像や世界の子供写真を紹介している。 6人の甥と姪の伯父さんでもある。

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