ダリウス・スキテック氏の絵画作品

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    当ブログではいつも心を癒せる作品をご紹介していますが、今回は趣向を変えてちょっと不気味な作品をご紹介。
    ポーランドが生んだ新進気鋭の画家、ダリウス・スキテック(1980- )によるホラータッチの絵画。

    子供をメインとした絵ではありますが、ご覧のように不気味なモンスターが描かれています。
    濃い色彩と濃い画風。悪夢のような風景にたたずむ少年少女たち。
    子供の頃に見たら怖くてトイレに行けなくなるような絵ですね。

    作者のダリウス・スキテックはポーランド西部の都市、ポズナン生まれのアーティスト。
    アングラ的な作品のせいか作者についての情報はほとんど得られなかったんですが、その作品からは真摯なメッセージを感じます。

    いわゆるシュールレアリスムであり、ホラーでグロテスクな要素を直接的に散りばめているかなりアクの強い絵です。
    子供とホラーというと「子供にとっては...」という捉え方と「子供というものは...」という捉え方の二つがありますが、彼の絵はその両方を同時に表現しているようにも思えます。

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    私にとって子供は天使のイメージですが、人によっては悪魔だったりゴブリン(小鬼)だったりと、不気味なイメージを持つ人も少なくはないのでしょう。
    昔から小説や映画等ではよくあるモチーフですね。
    エクソシストのリーガンちゃん然り、呪怨の俊雄くん然り、チャイルドプレイのチャッキーさん然り。(最後のは人形ですけど...)

    しかし子供が醸す「何を考えているかわからない」という不気味さでいえば、私が真っ先に思いつくのは1976年のスペイン映画「ザ・チャイルド」(原題:Who Can Kill a Child?)

    スペインのとある孤島を舞台に、子供たちが突如大人を惨殺し始めるというストーリーの映画ですが、ゾンビのようなスプラッターではなく、オカルトでもなく、子供たちは終始可愛らしい子供のまま。
    だからこそ恐ろしい。

    同じようなストーリーでスティーブン・キング原作の「チルドレン・オブ・ザ・コーン」というアメリカ映画もありますが、ザ・チャイルドのほうが不気味さが抜きん出ているように思います。(子役の可愛さも)
    機会があればぜひご覧ください。

    スキテックの絵画も子供をホラー的に描くことはなく、子供は可愛い子供として描かれています。
    ヌードであることは無防備の状態であると同時に偽りのなさでもあり、グロテスクな怪物と絡めて描くことで子供特有の内面性がより色濃く反映されています。

    芸術におけるホラーというジャンルは非常に誤解されやすいものですが、それは人間の体についても同じ。
    こちらに向かって微笑みかける裸の子供たちと、おどろおどろしい怪物たちの様相に何を感じるか、それはある意味、子供たちが大人に対して持つ印象なのかもしれません。


    【Dariusz Skitek】
    http://dariuszskitek.blogspot.jp
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    Author:RUKA


    当ブログは子供を表現した世界の絵画、彫像、写真作品をご紹介しています。
    天使に見立てているので必然的に裸の作品が多くなりますが、すべてアートまたは家庭的な生活記録に限定しています。

    子供は本来この世界における夢であり希望であり、その姿は大人にとってノスタルジーや心の潤い、癒しの対象でもあります。

    古くから子供の姿は愛すべきものとして認識され、絵画や彫像、写真等で様々に表現されてきました。天使のイメージもそのひとつです。
    そして各家庭でも、我が子への愛情ある記録(写真撮影)が数多くなされています。

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    著者について...
    名前:RUKA (Rukachas)
    国籍:日本
    出身:埼玉(生まれは宮城)
    性別:男性
    年齢:あっという間の半世紀
    インターネット歴:20年

    20代の頃に仕事で幼稚園に足を運んだのを機に街で子供の笑顔写真を撮り続ける。 1999年に「The Light of Smile 笑顔の灯り」という子供の笑顔をテーマにしたサイトを開設。 サイト終了後はこのブログで世界の天使像や世界の子供写真を紹介している。 6人の甥と姪の伯父さんでもある。

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