1970年〜1980年の男子用水着

    「水着」とは読んで字のごとく水に入るときに着るもの。
    英語の「Swimwear」もスイム(泳ぐ)のウェア(着る)ということで意味は同じですね。

    しかし水着には昔からもうひとつの側面があります。
    体の隠したい部分を隠しつつ、体の形を見せるための着衣でもあるということ。

    たとえば己の肉体を使って表現するパフォーマーやダンサーは小さな水着のみをコスチュームとすることもありますし、ボディビルダーもステージではビキニパンツを穿いています。
    体の形や動きを余すところなく見せたいが、股間だけは見せるわけにはいかないのでビキニ等を着用しているわけです。

    そして昔からお馴染みなのが水着モデル。
    水着を見せるためのモデル、あるいは水着を着た自分を見せるためのモデルです。
    水着メーカーやアパレル業界の広告も含めれば、子供から成人まで男女を問わずたくさんの水着モデルが存在します。

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    さてその水着ですが、歴史は意外と浅く、最初に登場したのは19世紀のこと。
    人間はもともと水に入るときは裸もしくは下着姿でしたが、1800年代に交通網の発達により海水浴が一般的になると、人々は水に入るための特別な服、つまり水着を着るようになりました。
    その頃はボディ全体を覆うスーツタイプが主流でしたが、1900年代に入ると次第に肌の露出部分が多いデザインへと変化していきました。

    そして1946年、フランスのデザイナー、ジャック・エイムによって画期的な水着が登場します。
    それはビキニ環礁の水爆実験のインパクトに例えて名付けられた「ビキニ」という水着でした。
    肌が大きく露出する女性のツーピース水着で、当時の人々には衝撃的な印象を与えたようです。

    ビキニといえば長らく女性の水着として知られていましたが、1970年代から男性もビキニを着用する者が増え始めました。
    これはオリンピック等の水泳競技の影響が少なからずあります。
    今でこそ人間の肌よりも水抵抗の少ない素材が開発され、太ももまで覆うスパッツタイプの水着が主流になりましたが、当時は布面積は小さいほうが有利と考えられていたため、多くの男子選手がビキニ水着を着用していました。

    ファッション性や目新しさもあって、各水着メーカーがこぞって一般向けビキニを発売していたのがこの頃。
    もちろん子供用もありましたし、デザインも様々なものがありました。
    しかし1980年代後半になると次第にトランクスタイプが主流となり、ビキニの使用者は急速に減少していきました。

    今回は昔を懐かしむ意味で、1970年代から1980年頃にかけての男子用水着をご紹介します。
    引用した画像は当時撮影された、ドイツの少年たちの水着ポートレイト。
    著作者の詳細は不明ですが、過去にウェブサイトで公開されていた画像です。

    当時の男子用水着の資料がこれしかなかったのでこれをもとに解説していきたいと思いますが、著作者から削除要請があれば削除しますのでご了承ください。


    【ブリーフ型水着】

    日本では一般的に海水パンツ(海パン)と呼ばれていたタイプで、かつては水泳競技でも使われていました。
    ヘソが隠れるほど股上が深いものから、ビキニに近いローライズなものまであり、トランクス型が普及するまでは男性の水着といえばこれでした。
    日本の小学校では古くから紺色のブリーフ型を学校指定の水着(スクール水着)としてきましたが、近年は水着を指定しない学校も多いようです。


    「単色無地」
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    赤色、青色のみの生地を使ったシンプルな水着。
    この写真の水着は日本のスクール水着よりも少し股上の浅いタイプですね。
    ちなみにモデルの名前は左がアンディ君、右がマルセル君。


    「柄物」
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    左の水着は星型模様とストライプ。昔からよくあるデザインです。
    右の水着はショートボクサーパンツのような形で、幾何学模様が並んでいます。
    モデルは左がジャン=ピエール君、右がギュンター君。


    「珍しいタイプ」
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    今ではまず見かけないであろう珍しい水着。
    左の水着はタオル地で、ポケットにヒモが付いています。
    右の水着はなんと布のベルト付き。締めるためではなく、これも含めたデザインなんでしょうね。
    モデルは左がティエリー君、右がダニエル君。

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    「こどもの日」を迎えて...

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    本日5月5日は日本における「こどもの日」
    1948年に制定された、子供の人格を重んじ子供の幸福を願う、国民の祝日です。

    私は子供を天使になぞらえ、子供の姿(生物としての外見)にも尊さを感じています。
    ほとんどの一般人は、子供の裸を見ても何とも思わないか、もしくは可愛いと思うかのどちらかです。

    しかし悲しいかな、世の中には子供の裸を猥褻だと思い込んでいる人も少なからず存在します。
    赤ちゃんのオムツ替えや、子供がお風呂で遊んでいる写真さえも微笑ましく見ることができず、親が公開している子供の成長記録さえ批判する者もいます。

    子供の裸が猥褻に見える者がいるからといって、子供そのものが猥褻物なのではありません。
    人間の姿は奇跡の賜物であり、子供はさらに尊いものです。
    その姿を蔑ろにするようなことはあってはならないことです。

    子供を守るということは、子供の尊厳を守ることでもあります。
    人間の子供という、可愛らしく、美しく、何物にも代え難い素晴らしい存在を、尊び、大切にする。
    そんな気持ちを世界中の人々が持ち続けてほしいと、私はそう願っています。

    (写真は1910年頃のインドネシア、バリ島の子供たち)


    画像出典:ウィキメディア・コモンズ
    File:COLLECTIE TROPENMUSEUM Portret van twee Balinese jongens TMnr 10003610.jpg
    クリエイティブ・コモンズ・ライセンス

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    山下ヴィーナス

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    この画像は今から35年前、まだ十代だった私が横浜の山下公園で撮影した写真です。

    私が最も好きな花であるパンジーの花壇に美しい裸婦像が設置されていました。
    足下に大きな貝殻があるのでヴィーナス像でしょうね。

    世界のヴィーナス像にはこのように腕を上にあげているものも何体か存在しますが、画像検索してもこれと全く同じ像は見つかりませんでした。
    有名な作品のレプリカではなく、ガーデン・オーナメントとして量産されたものかもしれません。

    それにしてもこのポーズ、このスタイル、この表情。
    まさにヴィーナスの目覚めを思わせる非常に美しい作品です。
    心なしか周りのパンジーたちもうっとり見つめているように見えます。

    余談ですが、写真にはこちらに向かってカメラを構えている人も写っています。
    ということはこの人の撮影した写真には、若かりし頃の私の姿が写っているんですね。
    う〜ん、見てみたい気もします。(^^;)

    画像を拡大すると見える黄色い斑点はフィルムに付いたカビです。
    あれから長い年月が経ったのだと、つくづく感じさせられます。

    でも何十年経とうと何百年経とうと、そこに写るヴィーナスが美しいことに変わりはありません。
    もし時代とともに変わるものがあるとすれば、それは美とどう向き合うかという人々の意識でしょう。


    Copyright : RUKA

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    隠せばOK? - 3【タオル掛け編】

    「神話の登場人物だから全裸な、ただし股間だけは隠してくれよ」

    こんな制作依頼をされたら、彫刻家はとても悩むでしょうね。

    何故なら以前の記事で述べたとおり、何かを貼り付ければ不自然だし、神話のキャラがパンツを穿いていたらなおさら不自然。
    絵なら前景を重ねて見えなくすることもできますが、彫像はそうもいきません。

    そこで多くの彫刻家は、ふわりと舞う布が股間をさりげなく隠しているという、なんともファンタジックな彫像を作るわけです。
    昔から絵画でもよくある手法ですね。

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    たとえばこれはフランスの画家、ウィリアム・アドルフ・ブグロー(1825-1905)による1889年の作品「Psyche et L'Amour」
    青い布によってクピドの股間だけが都合よく隠れています。
    男性器を隠すか隠さないかは作者にもよりますが、ブグローは概ね、幼児以外は隠す傾向にあったようです。

    画像出典:ウィキメディア・コモンズ
    File:Psyche et LAmour.jpg
    ライセンス:パブリックドメイン


    さて本題の彫像の話に戻りましょう。


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    これはフランスの彫刻家、アンリ・ペインテ(1845-1912)による1888年の作品「Orphee endormant Cerbere」
    ギリシア神話に登場する吟遊詩人、オルフェウスの像です。
    左がフランスのカンブレー市の公園に設置されているブロンズ像で、右はたぶん置物ですね。

    元々は全裸であるこの作品も、レプリカではほとんどが布で股間を隠した姿となっています。
    インテリアとしては隠したほうが良いという判断でしょう。

    しかしこのレプリカを見て、ある種の違和感を感じませんか?

    そう、いくら男性と言えども、通常このように布が引っ掛かることはないんです。
    布が掛かるということは、すなわち大事なものが上向きになっているということです。
    タオルフックのように。

    towelhook.jpg
    【タオルフック】(画像出典:Amazon.co.jp)


    「ええっ?真面目な彫像なのに!?」
    もちろん見えてはいませんが、見えないがゆえに確かめようもありません。

    このようなタオル掛け状態の彫像は他にもいくつかありました。


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    これはフィンランドの彫刻家、ウォルター・ランバーグ(1838-1920)による天使像。
    左は首都ヘルシンキの街の広場に設置されているオリジナルで、右は墓地に設置されているレプリカ。
    見事にタオル掛けになっていますね。

    「純真な天使がそのような状態になるはずがない!」
    そう思う人の気持ちもわかりますが、布が引っ掛かるということはそういうことです。


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    これは左がフランスの彫刻家、ユージン・マリトン(1857-1933)による1894年の作品「Le Zéphyr」
    ギリシア神話に登場する西風の神ゼピュロスの像で、布は掛かっているというよりも巻き付いているといった感じですね。
    西風の神はこういうことも自由自在なのでしょう。

    右はフランスの彫刻家、ジュールス・イサイドア・ラフランス(1841-1881)による1873年の作品「Saint Jean-Baptiste enfant」
    画像出典:Footsteps - Jotaro's Travels

    こちらは10歳くらいの少年に見えますが、子供ならなおさら通常の状態で引っ掛かることはありません。
    しかも軽い布ではなさそうだし、そうとう元気な子ですね。


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    これは左がフランスの彫刻家、オーガスティン・モロー・ヴァウティア(1831-1893)による1875年の作品「Cupid」
    アメリカのロサンゼルス郡立美術館が所蔵しています。
    そして右はフランスの彫刻家、オーギュスト・モロー(1834-1917)による作品「Cupid holding an Arrow」

    どちらもクピドの像で、作者の名前がどちらもモロー。
    でも股間はモロではなく、かろうじて隠れています。

    左は「見て見て!リボンが掛かってるよ!」と言っているようで、右は「どうだい!矢の重さにも耐えられるぜ!」と言っているような・・・言ってないですね。(^^;)


    【まとめ】

    今回はちょっとオフザケ気味でしたが、3回に分けて「裸像の股間は隠したほうが良いのか?」について考察してきました。
    結論としては「隠さないほうがずっと良い!」

    カップを取り付けた姿は不真面目に見えるし、パンツを穿かせたレプリカを作っても不自然なだけだし、布が掛かっていればそういう状態であるようなイメージを与えてしまう・・・。
    結局のところ裸像は、ありのままの姿が最も健全であるということです。

    一番最初の島根県の公園の話に戻りますが、ダビデ像にパンツなんか穿かせたら、それこそ「教育上悪い」下品な公園になっちゃいますよ。


    関連記事:隠せばOK? - 1【カップ編】
    関連記事:隠せばOK? - 2【パンツ編】

    タグ: Europa  少年  ♂♀  彫像  絵画 

    隠せばOK? - 2【パンツ編】

    彫刻作品はのちにレプリカ(複製品)が作られることがあります。
    美術館や公共施設に設置されるような精巧なレプリカの場合は、オリジナルから型を取りほとんど変わらぬように作られますが、一般に出回っているインテリアとしての彫像(置物など)の場合は形が若干違っていることもあります。

    また一部には、パンツを穿いているように改変したものもあります。
    オリジナルは全裸であるのに、それを模した製品ではパンツを穿いているということです。

    私も詳しくはないのであくまでも憶測ですが、パンツ姿に改変する理由として次の3つがあるような気がします。

    1 - 売上を考えて
    部屋に全裸の像を飾るのは恥ずかしいと考える人はまだまだ多いですから、一般人が買いやすいようにパンツを穿かせたのかもしれません。

    2 - 製造元の独自判断
    有名な作品をテーマに置物などを作るとき、製造元が歴史や現代の風潮などを鑑み、パンツを穿いていたほうが良いだろうと判断したのかもしれません。

    3 - 許可を得ず製造したときの言い訳
    たとえば製造元によっては、姿を少し変えて作ることで、著作権や意匠権の侵害となることを回避しようとしているのかもしれません。

    今回は「複製品でパンツを穿かせられた彫像」についてです。


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    これはイタリアの彫刻家、アルフォンソ・カンチアーニ(1863-1955)による1894年の作品「Lanciasassi」
    斜め上を見上げて石を投げている少年の像です。
    左がオリジナルで、右は卓上サイズの置物でしょうか、半ズボンを穿いています。

    この像は1746年にオーストリアの占領軍に対して投石した少年がモチーフらしいので、歴史的に見ればズボンを穿いているほうが正しいと言えますね。
    イタリアのコルモンスの街にも設置されていますが、それはオリジナルと同じく全裸です。

    神話の登場人物ではなく一般人なので、このような改変ならば不自然さはありません。
    でも作者としては意図があって裸像にしたのでしょうから、そのへんの意図をどう汲み取るかですね。


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    これはイタリアの彫刻家、ヴィンチェンツォ・ジェミート(1852-1929)による1881年の作品「L'acquaiolo」
    水売りの少年の像です。
    この作品のレプリカの多くはオリジナルに忠実ですが、中にはこのように半ズボンを穿いているものもあります。

    19世紀の水売りであれば、右の姿のほうが正しいのかもしれません。
    もちろん裸の子に売り子をさせていた水売り商もいなかったとは言えませんが。

    前回の記事のように股間にカップを付けるくらいなら、こうしてズボンを穿かせてしまったほうが自然であり、品性もなんとか保てるように思います。
    とは言っても、こういう改変も少年像だからできることですけどね。


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    【ヒモパン?】(画像出典:Amazon.co.jp)


    石を投げる少年も水売りの少年も、穿いているのが半ズボンならさほど違和感はありません。
    しかしレプリカの中には「なんでこんなパンツなんだ?」と思ってしまうような像もあります。


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    これはイタリアの彫刻家、アンニーバレ・デ・ロト(1877-1932)による1920年の作品「Il Granchio」
    海で魚捕りをしていた少年がカニに足を挟まれてしまったシーンなので、全裸であることはべつに不自然ではありません。
    むしろ正しいとも言えます。

    ところが一般向けに売られているこの像のレプリカは、ほとんどが前掛けのようなものを着けています。
    しかもそのデザインも製品によってまちまちで、右の画像ではまるでヒモ水着というか、極小ビキニというか。

    身につけるものによっては、無邪気な子供のイメージを損なわせてしまいます。


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    これはイタリアの彫刻家、ジュゼッペ・レンダ(1859-1939)による1895年の作品「The first elation」
    左がナポリの美術館にあるオリジナルで、右はサイズがわかりませんがレプリカですね。

    この像も同じようにおかしなパンツ姿に改変されていて、見ようによっては女性用の下着にも見えます。
    一般向けの商品は股間を隠していたほうが良いという判断だとしても、このパンツはアリなんでしょうか?

    股間の露出を下品だと思ってそうしたのだとしたら、これはかえって逆効果ですね。


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    【パーティ用貝殻ビキニ】(画像出典:楽天市場)


    最後はレプリカではないのですが、関連がありそうな作品。

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    イギリスの彫刻家、ジョン・ホッジ(生没年不明)によるブロンズ作品。
    イギリスのエセックス州の街、ブレインツリーの広場にある噴水彫刻です。

    う〜ん、なんで貝殻ビキニにしたんでしょうか?
    これならむしろ何も着けていないほうが健全ですよね。

    水辺に裸の子は当たり前なのに、それでもやっぱり隠せと抗議した市民がいたんでしょうか?
    だとしたら、作者がその是非を市民に問うている、と考えることもできますね。


    【結論!パンツによっては下品さアップ】

    オリジナルではせっかく無邪気で子供らしい姿に作られているのに、股間を隠すというただそれだけのためにパンツを穿かせると、逆に品位を下げてしまうこともあります。

    ズボンであれば下品にはならないでしょうが、神話の登場人物の場合はズボンを穿かせるわけにはいきません。
    私としては、オリジナルが全裸であるなら、レプリカもそのままを保ってほしいと思います。


    では、作者が初めから股間だけ隠れるように作った彫像なら不自然さはないのかというと、じつはそういった作品にも不自然なものがあるんです。
    次回は「布が落ちない理由」について考えてみたいと思います。


    関連記事:隠せばOK? - 1【カップ編】
    関連記事:隠せばOK? - 3【タオル掛け編】

    タグ: Europa  少年  ♂♀  彫像  水着 

    隠せばOK? - 1【カップ編】

    数年前、島根県のとある町の公園にダビデ像が設置された際、一部の町民が「教育上悪い!」と苦情を言い、ダビデ像にパンツを穿かせるよう要求した...というニュースがありました。

    この出来事は海外からも嘲笑されてしまい、私も「おかしな人がいるもんだ」と思ったものです。
    この人にはダビデがストリッパーに見えたり、美術館がアダルトショップに見えたりするのかもしれませんね。

    美術品の裸像は性的な表現のないものは基本的に真面目なものであり、真面目に鑑賞するべきものです。

    しかし近年では、美術館でも彫像の股間を隠して展示することが稀にあります。
    これも上の例と同じく、そこを隠せと抗議なり苦情なりがあったということでしょう。

    ところが不思議なことに女性の裸像の場合は、公園等にあるブロンズ像も含め、股間を何かで隠すというケースはほとんどありません。
    もし股間を隠して展示していたら、それはほとんどが男性の裸像です。

    これはいったい何を意味しているのかというと、要するに「生殖器」が見えているかで判断しているわけです。
    つまり彫像の股間の露出を問題視する者は「性行為に使う猥褻なモノが見えている」と考えていることになります。

    これは極めて奇異な感覚であり、彫像に対して性行為を連想しておいて、それを見えているせいにするのは滑稽なことです。
    しかし美術館としてはそのような苦情も無視するわけにはいかないのでしょうね。
    股間の見え隠れとともに、美術館の葛藤も見え隠れしているかのようです。

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    【ミズノの子供用ファールカップ】(画像出典:楽天市場)


    今回から3回に分けて「裸像の股間は隠すべきなのか?」「隠すことで品位は上がるのか?」といったことを軽く考察していきたいと思います。

    まず第1回目の今回は「美術館で股間を隠された彫像」について。


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    これはドイツの彫刻家、エミール・ウォルフ(1802-1879)による1836年の作品「Eros」
    ギリシア神話の愛の神です。
    どちらも美術館での展示の様子ですが、左はオリジナルの状態で、右は股間に葉っぱ状のカップを取り付けた状態。

    たぶんヒモを通して固定しているのだと思いますが、このカップ、専門用語ではなんと言うのでしょうか?
    野球や空手で使うファールカップのような・・・いずれにしても神の姿としては不自然ですね。

    見た目が少年なので、ふざけて遊んでいるようにも見えます。
    少なくともこれを付けたら上品になった、ということはなさそうです。


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    これはイタリアの彫刻家、アントニオ・カノーヴァ(1757-1822)による1791年の作品「Cupid」
    ローマ神話の愛の神です。
    こちらのカップはかなり小さめで、とにかくモノが隠れりゃイイだろうって感じですね。

    これを取り付けることに何の意味があるの?と思ってしまいます。
    そのままであればとても無垢な少年、あるいは無垢な天使に見えるのに、そんなものを付けるからかえって品がなくなってしまう。

    結局は真面目な彫像を不真面目に作り変えているだけではないでしょうか。


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    こちらはロシアの彫刻家、セルゲイ・イワノフ(1828-1903)による1858年の作品「A Boy in the Bath-House」
    公衆浴場で体を洗っている少年の像。
    左がオリジナルで、右は葉っぱ状のプレートで股間を隠して展示しています。

    旧約聖書に登場するアダムとエバの恥じらいのシーンならともかく、浴場での格好としてはあまりに不自然。
    もし銭湯にいて、股間に葉っぱを貼り付けた少年が入ってきたら、誰だって目を丸くしてしまいますよね。


    【結論!股間にカップは不真面目】

    ありのままの姿と、股間にカップをはめている姿。
    神話の登場人物としてどちらが自然かといえば、そりゃあ前者です。
    また、どちらが不真面目な格好に見えるかといえば、私は後者に思えます。

    美術館はなにも見たくない人に無理やり見せているのではないのですから、人の体を猥褻物扱いしている者の意見は参考程度に留め、ある程度の威厳と信念をもって運営してほしいですね。


    次回は「複製品でパンツを穿かせられた彫像」についてあれこれ考えてみたいと思います。


    関連記事:隠せばOK? - 2【パンツ編】
    関連記事:隠せばOK? - 3【タオル掛け編】

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    美を学ぶこと・美であること

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    【ルーブル美術館にて、彫像を鑑賞する子供たち】

    画像出典:ウィキメディア・コモンズ
    File:School children in Louvre.jpg
    クリエイティブ・コモンズ・ライセンス

    学校での理科の実験の授業が年々減り続けている...という話を聞いたことがあります。
    子供たちは実験に興味があるのに、学校側は他の教科に時間を割いて、結果的に「子供の理科離れ」という言葉で語られています。

    しかしそれ以上に深刻なのが美術の授業。
    近年は小学校の図画工作や中学校の美術の授業数がどんどんと削られています。
    学校が心を育てる場でもあるなら美術という教科はとても大切なのに、大人はそれを重要視していないという有様。

    学校で美術を学ぶ意味とはなんでしょうか?
    学ぶというと堅苦しさがありますが、要するに興味を持つことの意味です。

    絵を上手に描けるようになるため?
     いや、将来それを仕事にするのでなければ必要ないことです。
    芸術の深さを理解するため?
     いや、そんな哲学的なこと、社会ではなんの役にも立ちません。
    モノ作りの楽しさを覚えるため?
     いや、それは美術科以外でも得られることです。

    ではなんなのか?
    私は美術を学ぶ意味とは「人間を知り、人間を好きになること」だと思っています。

    私が子供の頃から美術作品を好きなのは、人間が誰しもひとつだけ持っている「心の器」を表現しているからです。
    人を知ることは己を知ることであり、それは思いやりを育むためにも必要なこと。
    たとえ風景画や静物画であっても、作者の生い立ちや作品への思いから人間のなんたるかを知ることはできます。

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    【トレチャコフ美術館にて、裸体像を鑑賞する子供たち】

    人の体を「誰もが持っている心の器」と言いましたが、これを素晴らしいものと感じるか嫌らしいものと感じるかは人それぞれです。
    しかし子供たちは初めから偏った見方をするべきではなく、その判断を己の感覚に委ねるためのひとつが美術の授業なのだと私は思います。

    子供たちは美術作品の裸体像から人間を学び、自分を学びます。
    自分の体が親によって(または神によって、地球によって)作られた作品であることを知り、とても大切なものなのだと理解します。

    子供たちは自分の体を大切にしているからこそ、それを使って喜びを表現するのです。
    これこそまさに、命の芸術と言えるでしょう。

    では子供たちがその「心の器」を披露するのはどんなときでしょう?


    【水辺で遊ぶとき...】

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    近年ではこういった光景もだいぶ少なくなりましたが、ふた昔ほど前までは都会の親水公園でも子供たちは裸になって遊んでいました。(国によっては現在もお馴染みの光景ですね)
    この写真は背景にビルが見えるので住宅街でしょうか。
    子供たちは大人に見られても気にしない、大人たちは裸の子供を気にも留めない、そんな大らかさが昔の人々にはありました。


    【診察や身体検査のとき...】

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    この写真はいつ頃のものかは不明ですが、戦前の子供の身体検査はおもに全裸でおこなわれていました。
    ただし学校での身体測定は男女共に下着を穿いていました。
    昭和も半ばになると男子はブリーフのみ、女子は下着の上下でしたが、今は男女とも体操着の上下でしょうか?
    肌が隠れていると身体の異常に気付くのも遅れてしまいます。


    【データを取るとき...】

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    1937年頃、当時の米国農務省と大学が協力し、医学的見地から子供の服を作成してそれを国民が簡単に購入できるようにするためのプロジェクトを立ち上げました。
    この写真はそのプロジェクトに関連し、人体測定学の教授が子供の体形を計測しているときの様子です。
    このような学術的な人体データも、正確に取るためには裸でおこなう必要があります。


    【芸術作品のモデルになるとき...】

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    これは1907年に撮影された、フランスの彫刻家アリスティド・マイヨール(1861-1944)の彫像制作風景。
    粘土でブロンズ像の原型を作っているところですが、人体に忠実な作品を作ろうとすればやはりモデルは欠かすことができません。
    これは画家の場合も同じですね。


    【役者として演技をするとき...】

    movie_shoot.jpg

    これは映画かテレビドラマの撮影シーンでしょうか?
    子役といえど、物語によっては裸で演技しなければならない場合もあります。
    裸での演技に関しては、日本の子役よりも海外の子役のほうが堂々としている印象があります。
    もっとも近年では自粛が進み、表現の幅がどんどんと狭くなっているのですが。


    美を学び、人の美を知り、自分の美を社会の文化に役立てる。
    私がそうであったように、子供たちにとって美術という教科は道徳心を学ぶための教科でもあります。
    「子供の美術離れ」「美術教育の危機」と言われて久しい現代ですが、美術の授業数はあまり減らさないでほしいものですね。

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    時代とともに姿は変わり...

    人は0歳から4歳くらいまでと11歳から17歳くらいまでのあいだに、身長が急激に伸びる時期があります。
    いわゆる成長期ですね。

    私は高校生のときに身長の伸びが止まってしまいましたが、その当時の平均身長とほぼ同じだったので、今も年齢的には高過ぎず低過ぎずといったところ。
    しかし現在高校生である私の甥っ子は、すでに私より5cm以上も背が高いんです。

    文部科学省の「学校保健統計調査」のデータを見てみますと、現在の高校生の平均身長は30年前と比べて0.5〜0.8cmほど高くなっています。(男子の場合)
    しかし中学生の平均身長は30年前の平均身長よりも2.0〜2.5cmほど高くなっています。
    さらに、私が小学6年生だった頃の6年生の平均身長は142cmでしたが、現在の6年生の平均身長は145.2cmです。

    これはつまり、第二次性徴による体の変化が昔の子よりも早い段階で起こるようになったということです。
    簡単に言えば早熟になったってことですね。(精神面はともかく)
    たしかに昔は12歳くらいではまだ幼さがありましたが、今の子はひと回りほど大きくて大人っぽい子も多いですからね。

    昔の同年代の子よりも身長が高くなり、大人っぽく見える現代っ子ですが、ではスタイルはどうなんでしょうか?
    足が長くてスラリと細めの子も増えましたが、身体そのものの形はどう変化したのでしょう?

    以前の記事で、国によって子供の体形に差があるのかどうかを考えてみたことがありましたが(該当記事)、そのときは大差はないという結論でした。
    しかし時代による差はありそうですね。

    それを調べるのに最も良い方法は、昔と今の子供を見比べてみることです。
    とは言っても、学校の身体測定では数値は記録しても形を記録することはありませんし、ましてや日本に子供の裸体の学術的かつ統計的な写真が存在するとは思えません。

    そこで、昔の子と今の子の体形を見比べるのに最も良い素材は何だろうか?と考えてみたところ、ひとつ思い浮かびました。
    それは「子供相撲」の映像。
    子供相撲なら体形がわかりやすいし、ネットで検索すれば古い写真も見つかります。
    さっそく検索して見比べてみました。

    Embed from Getty Images
    A pupil in a sumo wrestling class beating his teacher in a match while the other boys watch.
    Copyright : Keystone Features


    昭和32年05月15日 こどもの日 0085(90秒目の相撲シーンから開始)
    Copyright : 映像アーカイブ川崎市

    上はGetty Imagesにあった写真で、その下はYouTubeにあった動画。
    どちらも撮影されたのは1957年。
    今から60年前の子供たちです。

    戦争が終わって12年しか経っていない頃ですから、当然食べ物を無駄にする時代ではありません。
    子供たちの姿にも無駄のない力強さを感じます。



    種子島のイベント:第49回種子島相撲大会小学生個人戦ダイジェスト
    Copyright : ふるさと種子島

    そしてこちらは最近の子供相撲の様子。
    60年前の映像と比べて、子供たちの体形に違いがあるのがお分かりになったでしょうか?
    痩せている子を比べるとわかりやすいと思います。

    古い映像にも太っている子はいますが、痩せている子は本当に細いですね。
    しかし細いながらも腕や足には筋肉が浮き出て、その輪郭はゴツゴツとしています。
    体脂肪率はきっと極端に低いのでしょう。

    かたや現代っ子は極端に痩せているわけではなく、細めの子でも輪郭はとても滑らか。
    ゴツゴツとした痩せ方ではなく、スラリとした細さ。
    スタイルの良さ、見た目の美しさで言えば、現代っ子に軍配が上がりますね。

    ただし、これは比べた映像があまりにも古過ぎました。
    戦争が終わって間もない頃では、子供たちの栄養バランスは決して良くはありません。
    運動によって鍛えられてはいても、食生活が豊かでなくては満ち足りるはずもなく、現代っ子のほうが美しいのは当たり前のことです。

    bloomergirl.jpg

    では、子供がもっとも美しい時代はまさに今なのか?というと、私はそうは思いません。
    私自身は、子供たちが最も美しい体形をしていた時代は1980年代だと思っています。
    今から30年くらい前ですね。

    「それって自分が若い頃の時代だから思い出補正が入ってんじゃないの?」と思う方もいるかもしれませんが、私自身子供の頃から現在に至るまでたくさんの子供たちを見てきて確信していることです。
    1980年代は体の輪郭(各部位の形)がとても綺麗な子が多かったのは確かです。

    1970年代から1980年代にかけては、子供をモデルとした写真が数多く撮られていた時代でした。
    雑誌に子役の特集が組まれたり、カメラ雑誌に子供の写真が載ることも多かったですね。
    違法な本ではなく、一般向けの写真集や週刊誌・月刊誌のことですよ。

    これは日本に限らず世界的な傾向でした。
    国連により1979年が「国際児童年」と定められ、日本ではゴダイゴの「ビューティフル・ネーム」が大ヒットするなど、皆で子供を意識して大切にしていた時代でした。

    その頃に買った本が今でも家にあるという人は、そこに写る子供たちの体と現代の子供たちの体を見比べてみてください。
    水着姿だとわかりやすいと思いますが、1980年代の子供たちのほうが綺麗な体をしていることがわかると思います。

    輪郭の滑らかさ、上半身と下半身のバランス、胸から腰そして脚にかけてのライン、お尻の丸みなどは、当時の子供のほうがより洗練された形をしています。
    ある意味、男女ともに芸術性の高かった時代と言えるでしょう。

    さらに、興味深いデータがあります。
    文部科学省が昭和39年から実施している「体力・運動能力調査」によると、小学生の体力テストの結果がもっとも優れていたのは昭和60年頃、つまり1985年頃だったそうです。
    それ以降は小学生の体力・運動能力は年々右肩下がりとなり、現在はかなり低い水準となっています。

    つまり子供たちの体形の良さと運動能力の高さは、どちらもピークが1980年代だったというわけです。
    ここから何か見えてくるものがありそうですね。

    近年の日本では世界の流れに逆行するかのように、ビキニ水着を着る人が減ったり、体を覆い隠すファッションが増えたり、半ズボンの子供が減り、スポーツでもブルマから短パンに移行したりと、体の線をできるだけ隠そうとする傾向にあります。
    これは日本人の体形が崩れてきていることの表れではないでしょうか?

    崩れの原因が食生活にあるのか生活習慣にあるのかはわかりませんが、体の美しさと健康は高いレベルで融合し合うものなのでしょう。
    日本人が顔の良さや体の細さにばかり「美」を見出しているうちは、本当の美しさはしばらく取り戻せそうにありません。

    タグ: 日本  少年  少女  スポーツ  イベント  Thong  動画 

    尻の美しい・・・

    venus_kallipygos.jpg

    「尻の美しいウェヌス」と名付けられた彫刻作品があります。
    1世紀か2世紀頃に古代ローマで作られた作者不詳の大理石像で、現在はイタリアの「ナポリ国立考古学博物館」が所蔵しています。

    ウェヌスとは英語読みするとヴィーナス。
    「尻の美しいウェヌス」は、現存するヴィーナス像の中で最も美しいお尻をしているとされている彫像です。
    この説明的なタイトルは後世の人間によって付けられ広まったものであり、元々の作者がそのような意図で作ったのかどうかは定かではありません。

    しかし二千年の長きに渡り人々に美しいと認めさせてきたこの形。
    いくら時代によって体型の流行り廃りがあろうとも、黄金比にも裏付けされた美の感覚はそう簡単に変わるものではなく、この形はこれからも美しい尻の基準となっていくのでしょう。

    当ブログは子供と天使がテーマなのでこの彫像に関しては深くはとりあげません。
    詳しく知りたい方はウィキペディアの項目をご覧ください。
    https://ja.wikipedia.org/wiki/尻の美しいウェヌス

    ・・・で、本題はここから。

    この彫像が人々の目を引き、上流階級の人間からも賞賛を浴びたのは、この像が女性像だったからではないでしょうか?
    1世紀頃の作品であり考古学的な価値があるのは確かですが、もし男性像だったらここまで大切にはされず、ましてや尻が美しいというタイトルが付くことはなかっただろうと思います。

    女性の尻は命を育む器の土台であり、誰からも大切にされるべきものですが、美しさを問うのであれば性別で区別する必要はないはず。

    数年前、とある海外の面白画像系の掲示板にて、誰かが綺麗なお尻の写真を投稿しました。
    Tバック下着を履いているお尻のアップで、他の人からはビューティフルだとかナイスだとか、褒め称えるコメントが続いていました。

    ところが投稿者が次の写真を貼った途端、コメントが一転し、怒りや非難の言葉に変わりました。
    投稿者が貼ったのは、女性用下着をはいている男性の後ろ姿でした。
    つまり1枚目で女性のお尻だと思わせておいて、2枚目で男性だとネタばらししたわけです。

    私がこれを見て違和感を感じたのは、コメントを付けた人たちの変わりよう。
    「おいおい、最初に良い尻だと言って褒めていたその気持ちはどこ行っちゃったんだい?」ってこと。
    その尻を美しいと思ったことは事実なわけだから、男性だとわかったとたんに豹変するのはおかしいぞってことです。

    人間は「美」という感覚を持っている動物ですが、その感覚は情報によっていとも簡単に左右されてしまうものなのかもしれません。
    もちろんそれではいけないと、私は思っているんですが。

    女性の尻を好む男性が多いのは生物学的には正しいのだろうと思います。
    しかし男性の尻に美的要素がないということも決してなく、だからこそ日本でも褌姿がひとつの様式美として受け継がれてきたのでしょう。

    当サイトで紹介した彫像の中で、私がとくに美しいお尻だと感じたのはこの2作品。

    beauty_ass_koenig01.jpg beauty_ass_koenig02.jpg

    ひとつはスイスの彫刻家、アンリ・ケーニッヒ(1896-1983)による1975年の作品「Adolescent」
    http://angelgardenjp.com/blog-entry-144.html

    スイスのジュネーブにあるヴォルテール博物館の前に設置されているブロンズ像。
    お尻だけでなく全体的に非常にスタイルの良い少年像です。

    beauty_ass_ charlesray01 beauty_ass_charlesray02.jpg

    もうひとつはアメリカの彫刻家、チャールズ・レイ(1953- )による2009年の作品「Boy With Frog」
    http://angelgardenjp.com/blog-entry-244.html

    ベネチアのカナル・グランデ運河の入り口にかつて設置されていた彫像。
    筋肉が発達しだす一歩手前、10歳くらいの少年の無駄のない美しさが表現されています。


    美しい尻というと前述したヴィーナス像や掲示板での出来事のように女性の尻を主体として考える人が多いのですが、実際には性別も年齢も関係なく、美しいものは美しい。
    人体を鑑賞する場合は性対象としての心情(性別の好みなど)を排除して鑑賞したほうが、その美しさをより深く理解できると思います。

    タグ: Europa  少年  彫像 

    私の部屋 - 2

    昨日の続きです。

    私は子供好きですが、動物も植物も大好き。
    大人になって天使というキャラを好きになったのは、子供の頃から動植物が好きだったことと関係があるのかもしれません。


    myroom_17.jpg myroom_18.jpg

    大きな鉢植えはフィカス・アルテシーマとコーヒーの木。
    残念ながらアルテシーマは室内の明かりではうまく育たず、冬場の寒さもあって2年くらいでダメになってしまったんですが、コーヒーの木はワサワサと育ち、4年間で40cmも高くなりました。(現在110cm)

    コーヒーの木と言ってもコーヒーの香りがするわけではなく(当たり前)、実をつけるのもかなり難しそうです。
    花が咲いたことは1度だけありました。


    myroom_19.jpg myroom_20.jpg

    床の片隅と窓辺の2箇所に様々な種類の「多肉植物」を並べています。
    多肉植物の何が良いって、その形の可愛らしさ。
    花びらのようなエケベリア属、動物の耳のようなカランコエ属、オモチャを組み合わせたようなクラッスラ属、人間のおっぱいのようなパキフィツム属、半透明でエメラルドのようなハオルチア属。

    肉厚な葉っぱを気持ち悪いと感じる人もいるかもしれませんが、植物らしからぬ姿だからこそペットにも似た愛着を感じます。
    乾き気味に育てるのがコツ。


    myroom_21.jpg

    じつは私の多肉、過去に一度、園芸雑誌に載ったことがありました。
    出版社のほうから依頼が来たのでOKしたんですが、この頃は育て始めの段階だったので、できればもうちょっと大きく育ててから載せたかったなぁ〜なんて思ったりして。( ´Д`)


    myroom_22.jpg myroom_23.jpg

    私は子供の頃からいつもペットを飼っていました。
    犬、猫、兎、鳥、ハムスター、鯉、金魚・・・両生類や昆虫も入れればそれこそ数え切れないほど。
    ペットがいなかった時期のほうが短いくらいです。

    現在飼っているのは熱帯魚のみですが、最初は左の写真の中型水槽と右の写真のスリム水槽の2つを設置していました。
    しかし東日本大震災後に余震が頻発したため、水槽規模の縮小を余儀なくされ、現在は右のスリム水槽のみを置いています。
    それでも週1回の掃除と水替えは大変ですけどね。


    myroom_24.jpg myroom_25.jpg

    熱帯魚を飼ったことがない人の中には「魚なんて飼ってもつまらない」「可愛くない」と思っている人もいるでしょうが、とんでもない!
    そりゃあ犬や猫と違ってじゃれ合うことはできませんが、人への慣れもリアクションも小動物並みです。
    顔だってよく見ればひとりずつ個性があるし、とくに魚は目が良いのか、こっちの動作によって反応が変わるところが面白い。

    写真に写っているのはどちらもコリドラスという種類で、ユーモラスな仕草で人気のある熱帯魚です。
    コリドラスはちゃんと育てれば5年ほど生きるので、水の中からいつも見ている良きパートナーになってくれますよ。


    myroom_26.jpg myroom_27.jpg

    最近はたまに飲む程度ですが、私の部屋に常備しているエナジードリンクといえばこれ「リッチミンD」
    このてのドリンク剤で有名なのはリポ○○○Dですが、これはその半分の値段で買えます。それでいて効能はたぶん同じ。
    日本の東和製薬が製造しています。

    右の写真では3本写ってますが、用量は成人で1日1本ですからね。
    まぁ、いざという時には3本飲みたくなる気持ちもわかりますが(氷を入れるとウマイ)、用法・容量を守りましょう。
    オネーサンの足下にあるバナナとサクランボにはとくに意味はありません。


    myroom_28.jpg

    じつは私はカップ麺が好きでして、たまにこのように買いだめすることがあります。
    最近はカップ焼きそばにも凝っていて、カップ焼きそばとノンアルコールビールの組み合わせがこれまたヨイ!

    カップ麺ばかり食べていては体に毒ですが、朝食と昼食はしっかりゴハン党なので、まぁ大丈夫でしょう。
    でも手軽なインスタントに頼ってしまうところが独身者の悪い癖ですね。(´-ω-)


    myroom_29.jpg myroom_30.jpg

    ど〜も私は昔から、同じ種類のものを部屋に並べたくなる性格なようで、食品を買うとつい整列させてしまいます。
    これも部屋の中を狭くしてしまう要因でしょうから、改善していきたいとは思っているんですが・・・。

    でも部屋に並べる利点てのもありまして、見栄え良く並べると、そのあと消費が緩やかになるんですよねぇ。
    つまり大事に食べるようになる。つまり長持ちする。
    私だけかな?


    天使の置物までは癒しグッズって感じでしたが、最後の栄養ドリンクでいきなりオッサン臭くなっちゃいましたね。(^^;)
    以上、私の部屋の中の紹介でした。

    Copyright : RUKA


    関連記事:私の部屋 - 1

    タグ: 日本  少年  彫像  RUKA 

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    Author:RUKA


    当ブログは子供を表現した世界の絵画、彫像、写真作品をご紹介しています。
    天使に見立てているので必然的に裸の作品が多くなりますが、すべてアートまたは家庭的な生活記録に限定しています。

    子供は本来この世界における夢であり希望であり、その姿は大人にとってノスタルジーや心の潤い、癒しの対象でもあります。

    古くから子供の姿は愛すべきものとして認識され、絵画や彫像、写真等で様々に表現されてきました。天使のイメージもそのひとつです。
    そして各家庭でも、我が子への愛情ある記録(写真撮影)が数多くなされています。

    当ブログではそれら子供や天使をテーマにしたアート作品と、写真共有サイトFlickrで一般公開されている子供写真をご紹介しています。(できるだけ天使の姿に近いものを選んでいます)

    ふと訪れては日々の疲れを癒す天使の園・・・そんな憩いの場としてお使いいただければ幸いです。

    画像の著作者は私を含め様々ですが、著作権的に問題のない方法で掲載しています。
    また、公序良俗に反する画像や違法な画像、猥褻な画像は一切ありません。
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    著者について...
    名前:RUKA (Rukachas)
    国籍:日本
    出身:埼玉(生まれは宮城)
    性別:男性
    年齢:あっという間の半世紀
    インターネット歴:20年

    20代の頃に仕事で幼稚園に出向いたのを機に街で子供の笑顔写真を撮り続ける。 1999年に「The Light of Smile 笑顔の灯り」という子供の笑顔をテーマにしたサイトを開設。 サイト終了後はこのブログで世界の天使像や世界の子供写真を紹介している。 6人の甥と姪の伯父さんでもある。

    メールアドレス: ruka_rukachas@ybb.ne.jp
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