Bichat

    david_dangers_bichat.jpg

    フランスの彫刻家、ピエール=ジャン・ダヴィッド・ダンジェ(1788-1856)による1843年の作品「Bichat」

    肖像の入ったメダイユ(メダル)制作の第一人者であるダヴィッド・ダンジェは、偉人の彫像も数多く手がけています。
    この彫像もそのひとつで、フランスのアンジェにあるダヴィッド・ダンジェ博物館に設置されています。

    裸の少年の胸に手を当てている、険しい表情の男性。
    これは「吉良吉影と川尻早人?」と思いきや、そうではなさそうです。(ジョジョを知ってる人にしか通じないか。でも髪型似てるよね?)

    じつはこの左の男性は、マリー・フランソワ・クサヴィエ・ビシャ(1771-1802)という18世紀のフランスの解剖学者、および生理学者。
    顕微鏡を使わない時代に体内の組織21種類を発見し、疾病が個別の組織を攻撃するという説を立てた人だそうです。

    右の少年は息子さんでしょうか?(おでこが広いところがよく似てますね)
    病気の診療というよりは、ペンを片手に体の様子をチェックしているといった感じ。
    少年は仕方なく協力しているような表情に見えなくもないですが、この子も医学の道に進んだのでしょうか?

    そういえば近代免疫学の父と言われたイギリスの医学者、エドワード・ジェンナーも自分の息子に天然痘を接種して研究した人でしたね。(よく知られている牛痘の接種に関しては、使用人の子に対しておこなったそうです)

    医学の発展に名を残した偉人は多いけれど、妻や子供など、家族の協力があってこそ成し遂げられた偉業も少なくはないのかもしれません。


    画像出典:ウィキメディア・コモンズ
    File:David d'Angers - Bichat.jpg
    クリエイティブ・コモンズ・ライセンス

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    美術モデルの子供たち

    academy_modelboy.jpg

    以前、有名な画家がアカデミー時代に描いたデッサン画をいくつかご紹介しましたが(該当記事)、有名無名を問わず当時の生徒の作品は今でも残っていたり、書籍で紹介されていることもあります。

    絵画、とくに人物画家を目指す生徒にとってヌードデッサンは基礎中の基礎であり、技術習得のための大切な授業である、というのは以前お話ししたとおりですが、そのことで決して忘れてはならないのは、モデルとなってくれる人の存在です。

    美術学校や絵画教室等で人物のデッサンをおこなう場合、専用のモデルを雇ったり、ときには生徒自身がおこなうこともありますが、人体の視覚的特徴をつかむという美術的技法の習得には、モデルの協力は必要不可欠です。

    ルーブル美術館の入館案内書の記述によれば、絵や彫刻の美術モデルは紀元前からその存在が確認されており、モデルと名のつくものの中では最古の存在だとの説もあるそうです。


    ecole_des_beaux-arts.jpg
    File:École des beaux-arts (from the live).jpg
    ライセンス:パブリックドメイン

    この写真はフランスのパリにある国立高等美術学校「エコール・デ・ボザール」での授業の様子。
    19世紀に撮影された写真です。
    真ん中に男性モデルが立っていますね。


    bashkirtseff.jpg
    File:Bashkirtseff - In the Studio.jpg
    ライセンス:パブリックドメイン

    そしてこちらは同じくフランスのパリにかつて存在していた美術学校「アカデミー・ジュリアン」での授業の様子。
    ウクライナの女性画家、マリ・バシュキルツェフによる1881年の作品です。

    エコール・デ・ボザールが女人禁制であったのに対してアカデミー・ジュリアンは女性の生徒も多く、このように子供をモデルにして授業をおこなうこともあったようです。
    生徒の中には自分の子をモデルに絵を描いていた母親もいたかもしれませんね。


    ではここで19世紀のアカデミーの生徒たちが描いた、子供モデルの絵を見てみましょう。
    要するに画家たちが学生の頃に描いた絵ということになりますが、中には授業で描いたとは思えないほど立派な作品もあります。


    unknown_1890-1900.jpg unknown_19th.jpg

    1890年から1900年頃にかけて描かれたデッサン画。
    モデルの子もずっと手を持ち上げているポーズは大変でしょうね。


    unknown_1900.jpg unknown_1840-1865.jpg

    左は1900年、右は1840年から1865年にかけて描かれたと思われるデッサン画。
    左は練習作といった感じですが、右はかなり丁寧な作品です。


    unknown_1890.jpg unknown_1840.jpg

    どちらも油彩画で、左は1890年頃、右は1840年頃の作品。
    座っているポーズなら少しは楽かな?


    unknown_19th_1.jpg unknown_19th_2.jpg

    これ、どちらも同じモデルに見えませんか?
    もしかしたら同じ授業で描かれたものかもしれませんね。19世紀の作品です。


    unknown_01.jpg unknown_02.jpg

    この二つは制作年不明。
    このまま額に入れて飾っても様になるほどシッカリしたデッサンですね。

    モデルになる子は思春期前の男の子が多かったようです。
    裸になることに抵抗がないというのも理由でしょうが、女の子よりも筋肉質で凸凹が多く、形体や明暗など対象の視覚的特徴をつかむというデッサンの授業には最適だったのでしょう。

    アカデミーの生徒たちに中には、その後世界的な画家となった人もいます。
    その足跡の一端を担ったモデルの子供たちも、こうして貴重な資料として残っているわけですから、立派な貢献だと言わざるを得ません。

    現代の日本では、美術や医学などの真面目な用途であっても、子供のモデルを使うことは非常に難しくなっています。
    そこには原因として、子供の裸を性的興奮材料として見てしまう一部の人に対する、懸念や不安があるからでしょう。

    しかし子供に限らず「人の姿は美しいもの、素晴らしいもの、大切なもの」という認識を広めるには、各アーティストの活躍や美術館による市民への関わり、幼い頃からの美術教育などが大切なのだと思います。

    タグ: Europa  少年  絵画  CC-License  OldPhoto 

    ゆらゆら天使

    brankoangel.jpg

    タイヤのブランコで遊ぶ天使ちゃん。
    横で女神様が揺らしてあげていました。
    キミの笑顔でみんながハッピー!(^ω^)


    撮影と著作
    Copyright : RUKA

    タグ: Asia  日本  少女  笑顔  RUKA 

    笛を吹く少年

    絵画や彫刻には笛を吹く少年のモチーフが意外と多く使われています。
    少年と笛の組み合わせにどんな意味があるのかはともかく、数ある楽器の中で子供にも扱いやすく、演奏している姿が可愛らしいといえばやはり笛になるのでしょうね。
    日本の子供たちにも馴染みのある楽器です。

    笛を吹く少年といえば、最も有名なのはフランスの画家、エドゥアール・マネ(1832-1883)のこの作品でしょう。

    manet_young_flautist_or_the_fifer.jpg

    タイトルもそのまま「笛を吹く少年」(原題:Le Joueur de fifre)
    フランス近衛軍の鼓笛隊の少年を描いた、1866年制作の絵画です。

    ファイフと呼ばれる木製の横笛を吹いています。
    日本の浮世絵の影響を受けているらしく、立体感を極力排除した平面的な絵作りは当時としては斬新でした。


    では逆に立体感のあるアートといえば?・・・もちろん彫像ですね。
    美術館だけでなく街に置かれている彫像にも、笛を吹く少年像が数多く存在します。
    そのいくつかをご紹介。


    dallmann_junge_mit_flote.jpg

    スイスの彫刻家、エルンスト・カール・ダルマン(1889-1947)による1934年の作品「Junge mit Flöte」
    スイスのチューリッヒの公園に設置されています。
    男の子が水の動きを見ながら演奏しているような楽しい作品。


    angles_idylle.jpg

    フランスの彫刻家、ジャクイーン・アングルス(1859-1905)による1890年の作品「Idylle」
    1890年にパリのサロンで展示されました。
    これはなんという笛でしょうか? 仔羊もうっとり聴き惚れています。


    zdenko_kalin_boy_with_a_whistle.jpg

    スロベニアの彫刻家、ズデンコ・カリン(1911-1990)による1946年の作品「Boy with a Whistle」
    デンマークのチボリ公園に設置されています。
    背筋を伸ばして表情も真剣。 演奏しているのは行進曲でしょうか?


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    ロシアの彫刻家、ブリスタノフ・ニコライ(1835-1864)による1861年の作品「Little Shepherd」
    ロシアのサンクトペテルブルクの美術館が所蔵しています。
    Shepherdは羊飼いのことなので、これは犬笛かもしれませんね。


    czech_fluteboy.jpg

    詳細は不明ですが、チェコ共和国の公園に設置されているブロンズ像。
    この笛はリコーダーでしょうか?
    雨のシミが涙のようにも見え、居残りで笛の練習をさせられているかのようです。


    satyr_playing_flute.jpg

    1,2世紀頃に制作されたローマ彫刻のひとつ。
    フランスのパリのルーブル美術館が所蔵しています。
    2000年前の音楽を聴いてみたいですね。


    nude_youth_with_flute.jpg

    これは1941年に作られたハンガリー製の置物(磁器)で、タイトルは不明。
    量産品だったのか作者も不明です。
    演奏しているというよりは、笛を持って何かを語っているって感じですね。
    七三分けに哀愁が漂います。(`・ω・´)

    タグ: Europa  少年  絵画  彫像  ブロンズ像  大理石像 

    尻知る見知る

    「子供は可愛い」この言葉に異論がある人は少ないでしょう。
    そして「子供の後ろ姿は可愛い」この言葉に異論がある人も少ないと思います。

    昔からテレビ等でもコパトーンの広告はお尻が見えていたし、森永のエンゼルはこちらにお尻を向けていたし、紙オムツのCMには赤ちゃんのお尻が登場していたし、お尻を出した子一等賞だったわけです。

    現代でも各地の祭りや相撲大会にて子供たちの元気な褌姿が披露されていますが、いつの時代もキューピッドの如く、子供たちのお尻は微笑ましさの象徴です。

    今回は古いヴィンテージ写真から、子供たちの後ろ姿が写っているものをご紹介します。
    ほとんどが作者不詳。

    nude_boys_1900.jpg
    Nude Boy
    1900年


    boy_fishing.jpg
    File:Boy fishing near Căpriana monastery (80-ies). (5838092781).jpg
    撮影年不明
    クリエイティブ・コモンズ・ライセンス


    boys_bathing_in_the_park.jpg
    Boys bathing in the park
    撮影年不明


    korper_des_kindes.jpg
    File:Stratz - Körper des Kindes 10.jpg
    1909年
    ライセンス:パブリックドメイン


    gloeden_la_terrazza_di_taormina.jpg
    File:Gloeden, Wilhelm von (1856-1931) - n. 0074 - 1904 - La terrazza di Taormina - f bn sc Puig p. 40.jpg
    1890年代
    ライセンス:パブリックドメイン


    young_boy_finds.jpg
    untitled
    1969年


    young_boy_climbing_1860.jpg
    Young Boy, Nude, From the Back, Climbing
    1860年/ニューヨーク・メトロポリタン美術館所蔵



    Five nude young boys kneel on a brick wall
    1945年
    Copyright : Getty Images



    Boys wearing traditional loincloth and waistband practise a sumo hold in Japan.
    1957年
    Copyright : Getty Images


    自分の後ろ姿は鏡にでも映さない限り見ることはできません。
    だから他人のお尻を見て自分のお尻を知ることになります。

    人の尻見て我が尻なおせ。
    尻を笑う者は尻に泣く。

    とかくオフザケ的な感覚で見られがちな部位ですが、お尻や骨盤は脊柱と脚を支える大切な土台であり、女性に関しては命を育む器でもあります。

    みなさん自分のお尻を大切にしましょう。(`・ω・´)


    画像出典
    ウィキメディア・コモンズ
    Getty Images

    タグ: 日本  Europa  少年  少女  スポーツ  Thong  OldPhoto  CC-License 

    HS Johanneskyrkan Tammerfors

    simberg_photo01.jpg

    フィンランドの画家、ヒューゴ・シンベリ(1873-1917)が1905年に撮影した写真。

    「HS Johanneskyrkan Tammerfors」というタイトルが付けられていますが、HSは作者のイニシャルで、Johanneskyrkan Tammerforsとは「タンペレの聖ヨハネ教会」という意味です。(タンペレはフィンランドのピルカンマー県の都市)

    画家がなぜ写真を?と思ってしまいますが、これは絵画を制作するときの最初のデッサン画のために撮影されたものです。
    最終的な絵画作品は、タンペレにある「聖ヨハネ教会」の大聖堂の壁面を飾っています。

    tampere_kathedrale.jpg
    File:2003-03-29 Tampere Kathedrale Gemälde an Galerie.jpg
    クリエイティブ・コモンズ・ライセンス

    作者のヒューゴ・シンベリはフィンランドを代表する象徴主義画家のひとり。
    1891年から美術学校で絵を学び、1895年からアクセリ・ガッレン=カッレラの個人的な弟子となりました。

    彼の作品には陰鬱な雰囲気のものが少なくありませんが、ある種のペーソスを含む独自の美しさを醸しており、1900年代初頭のヨーロッパにおける新しい芸術の実践者でもあります。


    1903年、建築家のラルス・ソンクの手により、聖ヨハネ教会の大聖堂の建築工事が始まりました。
    教会側は内装にアールヌーヴォーの作風を希望しており、独自の芸術スタイルを持つヒューゴ・シンベリに依頼。
    シンベリは1905年から1906年にかけ、教会の屋根とステンドグラスに「傷ついた天使」と「死の庭」と題された2つの作品を掲げました。

    そして大聖堂のフレスコ画の中心的なモチーフとなった「花輪を持つ少年」の制作では、シンベリは息子をモデルに写真を撮り、スケッチを描きました。
    以下の画像は、彼が撮影した写真と、それを元に描かれた絵画です。

    simberg_photo02.jpg simberg_painting02.jpg

    simberg_photo03.jpg simberg_painting03.jpg

    simberg_photo04.jpg simberg_painting04.jpg
    Category:Hugo Simberg
    Copyright : Finnish National Gallery
    クリエイティブ・コモンズ・ライセンス

    tampereen_tuomiokirkko.jpg
    File:Tampereen tuomiokirkko 7.JPG
    クリエイティブ・コモンズ・ライセンス

    これらの絵画は大聖堂の壁面にこのようにディスプレイされています。
    通常教会の壁画といえば聖人や神、天使を描いたものが主流ですが、このように思春期の少年をモチーフとしたものは珍しいですね。

    44歳という若さで亡くなったフィンランドの画家、ヒューゴ・シンベリ。
    現在彼は首都ヘルシンキの墓地で静かに眠っています。


    画像出典:ウィキメディア・コモンズ
    ライセンス:パブリックドメイン
    クリエイティブ・コモンズ・ライセンス

    タグ: Europa  少年  絵画  CC-License  OldPhoto 

    出番前のVサイン

    maimaiboy.jpg

    目つぶしっ!・・・じゃあないよ。
    Vサインと丸い輪っかで、
    影絵だったらカタツムリだね。(^^)


    撮影と著作
    Copyright : RUKA

    タグ: Asia  日本  少年  Face  笑顔  イベント  スポーツ  RUKA 

    Il Granchio

    lotto_granchio_01.jpg

    イタリアの彫刻家、アンニーバレ・デ・ロト(1877-1932)による1920年の作品「Il Granchio」

    Granchioとは蟹のこと。
    頭に付いているIl(大文字のIと小文字のL)は英語の「The」に当たる単語で、つまり「ザ・カニ!」ですね。(^^;)

    注釈なのか副題なのか「漁師の少年」という言葉が添えられていたので、この子はたぶん海で漁をしている子なのでしょう。
    足下にいるカニに指を挟まれてしまったのか、右足を気にしています。
    地面に座り込んでいるときじゃなくて良かったですね。

    作者のアンニーバレ・デ・ロトは1877年生まれのイタリアの彫刻家。
    1891年に彫刻家の見習いを経てアカデミーに進み、その後イタリアのサン・ヴィオに自身のスタジオをオープンしました。

    1900年のローマでの展示会を皮切りに、ミラノのトリエンナーレ(国際芸術祭)やモナコ、ドイツ、ロンドンの展示会に参加。それが彼の成功のきっかけでした。

    とりわけ記念彫刻や胸像に長けており、イタリアの地方評議会やサンサルバドル教会、セルビア国立銀行、ヴェナス・ディ・カドーレの胸像など、数多くのモニュメントを手掛けた彫刻家のひとりです。

    lotto_granchio_02.jpg

    少年像の横に石碑のようなものがあり、そこに顔があるんですが、これ誰なんでしょうか?
    雪が積もってカッパのようになってますね。(^^;)


    ところで、作者の名前で画像検索するとこの作品のレプリカ(複製品)が多く見つかるので、彼の作品の中ではこの像が最も有名であることは間違いないようです。
    Googleの画像検索で「Annibale De Lotto」を検索

    しかし検索結果をよく見るとあることに気がつきます。
    レプリカのほとんどが前掛けをしているんです。
    オリジナルに忠実なレプリカもありますが、ほとんどが股間を隠している姿に作り変えられています。

    時代背景や海辺で魚を捕っている子であることを考えればオリジナルと同じ姿が自然だと思うのですが、一般家庭への売り物としては、そこは隠したほうが良いという判断なのかもしれません。

    私自身は、作品が作られた時代背景や作者の心情などをおもんばかるのも美術の醍醐味だと思っていますので、たとえレプリカであっても時代に合わせて形を変えてしまうというのは、正直あまり気持ちの良いものではありません。

    とくにこのようなユーモラスな作品に関しては、隠さないことも子供の茶目っ気やヤンチャの表現と捉えるような、そんな懐の深さが今の世の中にはもっとあっても良いんじゃないかなと思います。

    タグ: Europa  少年  彫像  ブロンズ像 

    遊具クライマー

    climbingboy.jpg

    一生懸命に遊具に登っていたクリクリ頭の男の子。
    とび職人のようだね。
    てっぺんを目指そう!


    撮影と著作
    Copyright : RUKA

    タグ: Asia  日本  少年  RUKA 

    San Giovannino

    ugoguidi_sangiovannino.jpg

    イタリアの彫刻家、ウーゴ・グイディ(1912-1977)による1937年の作品「San Giovannino」
    Giovanninoは「小さなジョバンニ」という意味で、ニュアンスとしては「ジョバンニ君」といった感じ。
    Sanは聖人を意味する敬称で、英語のSaintにあたります。

    このSan Giovanniとは誰のことかと言うと、新約聖書に登場する古代ユダヤの宗教家であり預言者である「洗礼者ヨハネ」のことだそうです。
    そのへんに関しては私もよくは知らないので、ここでは省略。(^^;)

    この作品は10歳くらいの少年が天を仰いでいる像ですね。
    素材は大理石でしょうか?
    非常に美しい体形をしていて、上半身と下半身のバランスも見事。
    イタリアのトスカーナ州のカッラーラ美術館が所蔵しています。

    作者のウーゴ・グイディはイタリアの彫刻家。
    カッラーラの美術大学で彫刻を学び、卒業した翌年の1937年にこの作品で賞を獲得し、本格的に彫刻家としての道がひらけました。

    1940年に結婚し2人の息子をもうけた彼は、その頃からイタリアを周り美術イベントや展示会に積極的に参加し始めます。
    1943年に彫刻賞を獲得し、1948年にはトスカーナ州のフォルテ・デイ・マルミで開かれた国際グランプリに参加。
    そして1956年に最初の個展を開きました。

    グイディは特定の芸術運動に影響されない独自のものを目指していましたが、後期は15世紀中頃まで栄えたキリスト教建築様式であるビザンチン様式に即発され、現実を描写することを学ぶようになりました。
    この作品もそうですが、30代後半から40代前半までの作品に、現実を表現する彼の能力の高さが見て取れます。

    1977年、フォルテ・デイ・マルミでおこなわれたギャラリーが彼の最後の展覧会となりました。
    開催された数日後の7月10日に自宅で亡くなったそうです。
    2005年には同市にウーゴグイディ博物館が造られ、現在も彼の作品の大部分が収容されています。

    タグ: Europa  少年  彫刻  大理石像 

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    RUKA

    Author:RUKA


    子供の笑顔はこの世を平和にする至高の灯り。埼玉在住の子供大好きRUKA (♂)です。(RUKAはチェコ語で手を意味します)

    子供は本来この世界における夢であり希望であり、その姿は大人にとってノスタルジーや心の潤い、癒しの対象でもあります。

    古くから子供の姿は愛すべきものとして認識され、絵画や彫像、写真等で様々に表現されてきました。天使のイメージもそのひとつです。
    そして各家庭でも、我が子への愛情ある記録(写真撮影)が数多くなされています。

    当ブログではそれら子供や天使をテーマにしたアート作品と、写真共有サイトFlickrで一般公開されている子供写真を紹介しています。(できるだけ天使の姿に近いものを選んでいます)

    ふと訪れては日々の疲れを癒す天使の園・・・そんなブログとしてお使いいただければ幸いです。
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    画像の著作者は私を含め様々ですが、著作権的に問題のない方法で掲載しています。
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    著者について...
    名前:RUKA (Rukachas)
    国籍:日本
    都道府県:埼玉(生まれは宮城)
    性別:男性
    年齢:あっという間の半世紀
    インターネット歴:20年

    20代の頃に仕事で幼稚園に足を運んだのを機に、街で子供の笑顔写真を撮り続ける。
    1999年に「The Light of Smile 笑顔の灯り」という子供の笑顔をテーマにしたサイトを開設。
    サイト終了後はこのブログで世界の天使像や世界の子供写真を紹介している。
    6人の甥と姪の伯父さんでもある。

    ruka_rukachas@ybb.ne.jp
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