A Boy in the Bath-House

    ivanov_Boy_in_bath_marble.jpg

    ロシアの彫刻家、セルゲイ・イワノフ(1828-1903)による1858年の作品「A Boy in the Bath-House」
    バスハウスとは共同浴場のことなので、日本風に言えば「銭湯の少年」ですね。

    画像出典:ウィキメディア・コモンズ
    File:Boy in bath by S.I.Ivanov (1858, Tretyakov gallery) 01 by shakko.jpg
    Copyright : Shakko
    クリエイティブ・コモンズ・ライセンス

    体を洗っている少年の彫像。
    大理石像とブロンズ像の2種類があるようで、上の画像がモスクワのトレチャコフ美術館にある大理石像、下の画像がカザフスタン共和国のカステエフ州立美術館にあるブロンズ像です。

    水に濡れた髪の毛や手の仕草がじつに上手く造形されており、とくにブロンズ像は光沢がある分、本当に水をかぶっているかのような質感があります。

    ivanov_boy_in_the_bath_01.jpg ivanov_boy_in_the_bath_02.jpg

    作者のセルゲイ・イワノフは若い頃モスクワの芸術学校で絵画と彫刻と建築を学びました。
    この彫像の制作により晴れてアカデミー会員となり、恩師の死後は同じ学校で教師を勤めています。

    彼の経歴についてはこれ以上のことはまったくわからず、ネットで検索しても同姓同名の政治家や自転車競技の選手が見つかるだけでした。
    世界的に有名な彫刻家というわけではないのかもしれません。

    とはいえ、この作品はじつに見事。
    少年らしからぬ艶かしいポーズも、体を洗うという仕草があってこそ。
    とくに背中からお尻にかけての曲線は女神像にも匹敵する美しさです。

    ただひとつ残念なのは、股間に葉っぱが被せられているところ。
    アダムとエバのイチジクの葉とは違い、浴場で体を洗っている場面なのでかなり不自然。

    見えていて当然なものを意図的に隠した場合、作品が伝えるべき本来の意味を歪ませてしまうことがあります。
    もし股間に葉っぱを貼り付けた少年が銭湯に入ってきたら、そりゃあ変ですよね。
    水をかけても何故取れないのか?などという疑問はそれこそ美的ではないし、見る人によっては「はっぱ隊」のようなコミカルさを感じてしまうかもしれません。

    それはきっと作者にとっても美術館にとっても、不本意なことなのだろうと思います。
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    グスタフ・ヴィーゲランの彫刻作品

    vigeland_1.jpg

    ノルウェーの彫刻家、グスタフ・ヴィーゲラン(1869-1943)による1940年代の彫刻作品。
    首都オスロのフログネルにある都市公園「ヴィーゲラン彫刻公園」に設置されています。

    32万平方メートルもの広さを有する彫刻庭園にはヴィーゲランの作品のみが展示され、その数なんと212点。
    群像が多く、人物を数えると600体以上にもなります。

    ヴィーゲランは晩年この庭園の設計と彫刻作品の制作に全力を注ぎましたが、公園の完成を見ぬまま1943年に死去。
    1946年にモノリッテン(上の画像の人体石柱)が完成し、翌1947年には噴水に水が通され、1950年までにほとんどの作品が設置されました。

    vigeland_2.jpg vigeland_3.jpg

    作者のヴィーゲランはノルウェーを代表する彫刻家。
    1869年に家具職人の家に生まれ、その後地元の学校で彫刻を学びました。
    青年になり首都オスロへと移り住みますが、父親の突然の死により地元に帰ることを強いられます。

    1888年に再びオスロに戻ってプロの彫刻家になることを決めた彼は、彫刻家のブリュンユルフ・ベルグスリーエン(1830-1898)に師事し、翌年、最初の作品「ハガルとイシュマエル」を発表しました。

    1896年から1891年にかけてコペンハーゲン、パリ、ベルリン、フィレンツェを訪れ、ルネサンスの作品に触れることでインスピレーションを得て、その後ノルウェーで初めての個展を開催し注目を集めました。
    彼はノーベル平和賞のメダルをデザインした人物としても知られています。

    14年ほどの歳月をかけて完成したこの彫刻庭園のテーマは「人生の諸相」
    現在も24時間無休で開放され、人々の憩いの場となっています。
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    安定した立ちポーズ

    正面を向いて両足を肩幅よりも開いて立つポーズ、私はそれを「仁王立ち」と呼んでいたんですが、よくよく調べてみると仁王立ちとは『仁王の像のようにいかめしく力強い様相で立つこと』だそうですね。

    つまり「ここは通さない!」とか「かかって来い!」といった雰囲気のある、ドッシリと構えた立ち姿のことなんですね。なるほど〜!

    horyu-ji14s3200.jpg

    ちなみに「仁王」とは日本の寺院等に安置されている「金剛力士」のこと。
    これは奈良県の寺院、法隆寺の金剛力士像です。
    下手なモデルよりもずっとカッコイイですね。(^^)

    File:Horyu-ji14s3200.jpg
    クリエイティブ・コモンズ・ライセンス


    では、ただ単に足を開き気味にして立っているだけのポーズはなんと言うのでしょうか?
    大の字ならぬ、人の字・・・みたいな。

    そんな立ちポーズはシンプルゆえに、街の彫像やデッサン画ではよく見かけます。
    たとえば彫刻作品・・・

    barwig_nackter_knabe_1908.jpg crocetti_pescatore_1935.jpg

    左はオーストリアの彫刻家、フランツ・バーウィグ(1868-1931)による1908年の作品「Stehender nackter Knabe」
    右はイタリアの彫刻家、ヴェナンツォ・クロセッティ(1913-2003)による1935年の作品「Pescatore con cappello」
    どちらもシッカリと立って安定感はありますが、ちょっと寂しげな雰囲気もありますね。


    kasper_aufschauender_1930.jpg larrive_jeune_1908.jpg

    左はオーストリアの彫刻家、ルートヴィヒ・カスパー(1893-1945)による1930年の作品「Aufschauender knabe」
    右はフランスの彫刻家、ジャン=バティスト・ラリヴ(1875-1928)による1908年の作品「Jeune athlète」
    単なる立ちポーズではなく、腕や首の角度が良いアクセントになっています。


    gardet_tireur.jpg howardcook_nudeboy_1950.jpg

    左はフランスの彫刻家、ジョセフ・アントワーヌ・ガルデ(1861-1891)の作品「Tireur darc」
    右はアメリカの彫刻家、ロバート・ハワード・クック(1921- )による1950年の作品「Nude Boy with Rifle」
    それぞれ弓矢とライフルを上に向けて構えているシーン。安定して撃つためには足の開きが重要です。


    次は絵画を見てみましょう・・・

    fidus_neuesleben_1902.jpg holmgren_nudeboy.jpg

    左はドイツのイラストレーター、フィドゥス(1868-1948)による1902年の作品「Neues Leben」
    右はスウェーデンの画家、ヴィルヘルム・ホルムグレン(1863-1943)の作品「Nude Boy」
    絵画の場合はモデルに無理をさせないためにも、ただの立ちポーズになるのは仕方のないことです。


    adolph_robert_shulz.jpg 1886-1929_model.jpg

    左はアメリカの画家、アドルフ・ロバート・シュルツ(1869-1963)によるデッサン画。
    右はポルトガルのポルト美術館で1886年から1929年にかけて展示された作者不詳の作品。
    左はまさに仁王立ちですが、右はちょっとリラックス気味かな。


    muenier_le_jeune_modele.jpg jag_acke_Fausto_1904.jpg

    左はフランスの画家、ジュール・アレクシス・ミュニエ(1863-1942)の作品「Le Jeune Modele Posant Dans L'Atelier」
    右はスウェーデンの画家、ヨハン・アクセル・グスタフ・アッケ(1859-1924)による1904年の作品「Fausto vd Kysten」
    左は画家たちの前でポーズをとる少年、右は砂浜で遊ぶ幼児でしょうか。
    どちらも安定した後ろ姿。何故か髪型が似てますね。


    このような、足を肩幅以上に開いた立ちポーズは、やはり少年を題材としたものが多いようです。
    そりゃあ女の子でははしたないとか、逆に男の子は男らしさが強調されていて良いとか、理由は様々あるんでしょうね。

    しかし数は少ないながらも女の子の彫像も存在します。

    unknown_girl_statue.jpg

    これは公園に設置された立ちポーズの少女像。
    詳細は不明ですが、おそらく北欧の国ではないかと思います。(確証はありません)

    どっしりと構えたその様子には、周りを見張っているかのような貫禄さえ感じます。
    まさにこの公園の仁王様・・・って言ったらこの子に怒られちゃうかな?(^ω^)
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    笑顔のパン

    IMG_8990

    ギリシア神話に登場する農牧の神、パン。
    その醜い姿のためかなりの苦労人である彼ですが、
    子供たちと一緒なら、ほら、こんなに良い笑顔。(^^)

    IMG_8990
    Copyright : Camp Sunshine Harz
    (Flickrのシェア機能を使って紹介しています)
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    笛を吹く少年

    絵画や彫刻には笛を吹く少年のモチーフが意外と多く使われています。
    少年と笛の組み合わせにどんな意味があるのかはともかく、数ある楽器の中で子供にも扱いやすく、演奏している姿が可愛らしいといえばやはり笛になるのでしょうね。
    日本の子供たちにも馴染みのある楽器です。

    笛を吹く少年といえば、最も有名なのはフランスの画家、エドゥアール・マネ(1832-1883)のこの作品でしょう。

    manet_young_flautist_or_the_fifer.jpg

    タイトルもそのまま「笛を吹く少年」(原題:Le Joueur de fifre)
    フランス近衛軍の鼓笛隊の少年を描いた、1866年制作の絵画です。

    ファイフと呼ばれる木製の横笛を吹いています。
    日本の浮世絵の影響を受けているらしく、立体感を極力排除した平面的な絵作りは当時としては斬新でした。


    では逆に立体感のあるアートといえば?・・・もちろん彫像ですね。
    美術館だけでなく街に置かれている彫像にも、笛を吹く少年像が数多く存在します。
    そのいくつかをご紹介。


    dallmann_junge_mit_flote.jpg

    スイスの彫刻家、エルンスト・カール・ダルマン(1889-1947)による1934年の作品「Junge mit Flöte」
    スイスのチューリッヒの公園に設置されています。
    男の子が水の動きを見ながら演奏しているような楽しい作品。


    angles_idylle.jpg

    フランスの彫刻家、ジャクイーン・アングルス(1859-1905)による1890年の作品「Idylle」
    1890年にパリのサロンで展示されました。
    これはなんという笛でしょうか? 仔羊もうっとり聴き惚れています。


    zdenko_kalin_boy_with_a_whistle.jpg

    スロベニアの彫刻家、ズデンコ・カリン(1911-1990)による1946年の作品「Boy with a Whistle」
    デンマークのチボリ公園に設置されています。
    背筋を伸ばして表情も真剣。 演奏しているのは行進曲でしょうか?


    nikolay_littleshepherd.jpg

    ロシアの彫刻家、ブリスタノフ・ニコライ(1835-1864)による1861年の作品「Little Shepherd」
    ロシアのサンクトペテルブルクの美術館が所蔵しています。
    Shepherdは羊飼いのことなので、これは犬笛かもしれませんね。


    czech_fluteboy.jpg

    詳細は不明ですが、チェコ共和国の公園に設置されているブロンズ像。
    この笛はリコーダーでしょうか?
    雨のシミが涙のようにも見え、居残りで笛の練習をさせられているかのようです。


    satyr_playing_flute.jpg

    1,2世紀頃に制作されたローマ彫刻のひとつ。
    フランスのパリのルーブル美術館が所蔵しています。
    2000年前の音楽を聴いてみたいですね。


    nude_youth_with_flute.jpg

    これは1941年に作られたハンガリー製の置物(磁器)で、タイトルは不明。
    量産品だったのか作者も不明です。
    演奏しているというよりは、笛を持って何かを語っているって感じですね。
    七三分けに哀愁が漂います。(`・ω・´)
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    Il Granchio

    lotto_granchio_01.jpg

    イタリアの彫刻家、アンニーバレ・デ・ロト(1877-1932)による1920年の作品「Il Granchio」

    Granchioとは蟹のこと。
    頭に付いているIl(大文字のIと小文字のL)は英語の「The」に当たる単語で、つまり「ザ・カニ!」ですね。(^^;)

    注釈なのか副題なのか「漁師の少年」という言葉が添えられていたので、この子はたぶん海で漁をしている子なのでしょう。
    足下にいるカニに指を挟まれてしまったのか、右足を気にしています。
    地面に座り込んでいるときじゃなくて良かったですね。

    作者のアンニーバレ・デ・ロトは1877年生まれのイタリアの彫刻家。
    1891年に彫刻家の見習いを経てアカデミーに進み、その後イタリアのサン・ヴィオに自身のスタジオをオープンしました。

    1900年のローマでの展示会を皮切りに、ミラノのトリエンナーレ(国際芸術祭)やモナコ、ドイツ、ロンドンの展示会に参加。それが彼の成功のきっかけでした。

    とりわけ記念彫刻や胸像に長けており、イタリアの地方評議会やサンサルバドル教会、セルビア国立銀行、ヴェナス・ディ・カドーレの胸像など、数多くのモニュメントを手掛けた彫刻家のひとりです。

    lotto_granchio_02.jpg

    少年像の横に石碑のようなものがあり、そこに顔があるんですが、これ誰なんでしょうか?
    雪が積もってカッパのようになってますね。(^^;)


    ところで、作者の名前で画像検索するとこの作品のレプリカ(複製品)が多く見つかるので、彼の作品の中ではこの像が最も有名であることは間違いないようです。
    Googleの画像検索で「Annibale De Lotto」を検索

    しかし検索結果をよく見るとあることに気がつきます。
    レプリカのほとんどが前掛けをしているんです。
    オリジナルに忠実なレプリカもありますが、ほとんどが股間を隠している姿に作り変えられています。

    時代背景や海辺で魚を捕っている子であることを考えればオリジナルと同じ姿が自然だと思うのですが、一般家庭への売り物としては、そこは隠したほうが良いという判断なのかもしれません。

    私自身は、作品が作られた時代背景や作者の心情などをおもんばかるのも美術の醍醐味だと思っていますので、たとえレプリカであっても時代に合わせて形を変えてしまうというのは、正直あまり気持ちの良いものではありません。

    とくにこのようなユーモラスな作品に関しては、隠さないことも子供の茶目っ気やヤンチャの表現と捉えるような、そんな懐の深さが今の世の中にはもっとあっても良いんじゃないかなと思います。
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    タグ: Europa  少年  彫像  ブロンズ像 

    日本の小便小僧

    mannekenpis_brussel.jpg

    世界一有名な子供の彫像「小便小僧」
    オリジナルは「Manniquin Pis」と呼ばれ、ベルギーの都市ブリュッセルに設置されています。(上の写真)

    その昔、反政府軍がしかけた爆弾の導火線の火をジュリアンという少年がオシッコで消して町を救った、という伝説にちなんで彫刻家のジェローム・デュケノワ(1570-1641)が1619年に製作したブロンズ像。

    この小便小僧、本物は意外と筋肉質なんですね。
    見た目は幼児でありながらお腹はまさかのシックスパック。
    なんだか力道山にも見えてきました。(^^;)

    File:Manneken Pis Brussel.jpg
    クリエイティブ・コモンズ・ライセンス


    この小便小僧のレプリカやそれを模した彫像が、じつは日本には数多く存在します。
    そのいくつかを見てみましょう。

    まずは東京都港区の浜松町駅に設置された小便小僧。

    mannekenpis_japan01.jpg
    File:Hamamatsucho 20030913.JPG
    クリエイティブ・コモンズ・ライセンス

    いや〜勢いよく出してますね〜!
    祭りでちょっと飲みすぎたかな?
    ハチマキも足袋も妙に似合ってます。


    お次は大阪、心斎橋にあるレストランの前に設置された小便小僧。

    mannekenpis_japan02.jpg
    File:Manneken Pis and a Blue Bucket in japan 2004.jpg
    クリエイティブ・コモンズ・ライセンス

    こちらはバケツからはみ出さない上品なオシッコ。(^^;)
    でもって循環している節約オシッコ。
    置いてあるお食事はキミのかい?


    お次は山形県の北山形駅の東口広場に設置された小便小僧。

    mannekenpis_japan03.jpg
    File:Manneken Pis at Kita-Yamagata Station.jpg
    クリエイティブ・コモンズ・ライセンス

    野球のユニフォームを着てますね。
    体は小さめなのに飛距離は最強クラス!
    キミは小便小僧界のエースピッチャーだ!


    最後は徳島県三好市の祖谷渓に設置された小便小僧。

    mannekenpis_japan04.jpg
    File:Peeing Boy Iya Valley.JPG
    ライセンス:パブリックドメイン

    他の子よりもちょっとお兄さんかな。
    でもここ、断崖絶壁じゃあないですか!
    こんなところでオシッコとは勇気あるなぁ。


    画像出典:ウィキメディア・コモンズ
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    Little Triton Fountain

    milles_littletriton01.jpg

    スウェーデンの彫刻家、カール・ミレス(1875-1955)による1923年の作品「Little Triton Fountain」

    タイトルにあるTriton(トリトン)とは海王星の衛星の名として知られていますが、日本人には手塚治虫さん原作のアニメや、北海道の回転寿司チェーン店のほうが馴染み深いかもしれませんね。

    しかしトリトンの本来の意味は、ギリシア神話に登場する海の神様の名前です。
    海神ポセイドンとその妃アムピトリーテーの息子であり、上半身が人間で下半身が魚(イルカ)という人魚のような姿をしています。

    法螺貝を吹いて海を波立てたり鎮めたりできる能力を持ち、その音たるや巨人たちが野獣のうなり声だと勘違いして逃げ出すほどだったそうです。
    神話では子供として描かれているわけではありませんが、この彫像はタイトルが「リトル・トリトン」つまり小さなトリトン、子供のトリトンとなっているので採り上げてみました。

    このトリトン君、目がタコのようで、髪の毛が貝になっていますね。
    ちょうど法螺貝を吹いているシーンですが、珍しいのはその特長的な男性器。

    milles_littletriton02.jpg milles_littletriton03.jpg

    少年なので性器ではなく泌尿器と言うべきかもしれませんが、小さいながらも立派に自己主張しています。
    これは下半身がイルカということで、イルカのそれを模しているのでしょう。
    上を向いていますが、べつにエロティシズムの表現というわけではなさそうです。

    この彫像は噴水になっており、ストックホルムの「ミレスゴーデン彫刻庭園」に設置されています。
    作者のカール・ミレスについては過去の記事をご参照ください。
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    タグ: Europa  少年  Water  彫像  ブロンズ像 

    ウィム・ヴァン・ダー・カント氏の彫刻作品

    kant_01.jpg kant_02.jpg
    kant_03.jpg kant_04.jpg

    オランダの彫刻家、ウィム・ヴァン・ダー・カント(1949- )による少年のブロンズ像。

    カント氏の作品は以前もご紹介したことがありました。
    非常に緻密というか、人間の形を見事に再現するアーティストですね。
    大きさは等身大ではなくずっと小さいんですが、まるで実際の少年に色を塗ったかのようなリアルさがあります。

    四角い台座の上に腰掛けたり足を乗せたりしていますが、この台も含めて作品なんですね。
    寸法もきちんと計られているのでしょう。
    飾るというよりも、そこにいてもらう、という雰囲気を感じる作品群です。

    作者のウィム・ヴァン・ダー・カントは1949年、オランダ東部の都市カンペンで生まれました。
    美術学校で学んだのち1967年から活動を始め、80年代後半からは数々のブロンズ作品を生み出しています。

    彼はこういう質問をよく受けるそうです。
    「なぜ少年なのか?」と。

    彼はこう答えます。これは自分自身の表現なのだと。
    子供の頃の経験や感情をイメージし、魂の入れ物としての自分の肉体の意味を見出しているのだと。

    とてもわかるような気がします。
    これからも活躍してほしい彫刻家のひとりです。


    Copyright : Win van de Kant
    http://www.wimvanderkant.nl


    補足と訂正:昨日の記事「玉に乗る少年の像」では作者名が不明な画像を4点紹介しましたが、そのうちのひとつはこのカント氏の作品でした。(左腕を上げている少年の像)
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    タグ: Europa  少年  彫像  ブロンズ像 

    玉に乗る少年の像

    ballboy01.jpg ballboy02.jpg
    ballboy03.jpg ballboy04.jpg

    ボールに乗っている状態の彫像、4作品。
    それぞれ別な作者によるものですが、作者名は不明です。(私が知らないだけです)

    ボールも含めてテーマとなっているもの(玉乗りなど)と、単に台座が球体なだけのものがありますが、どちらも危うさと不安定さを感じさせますね。
    足とボールが今にも離れてしまいそうな気さえします。

    こういった球体の上に乗るという作品は、圧倒的に少年像が多いんです。
    玉乗りは少年のヤンチャなイメージに合うということでしょうか?

    男を手玉に取るのは、女性のほうが上手ですけどね。(^^)
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    いらっしゃいませ

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    RUKA

    Author:RUKA


    当ブログは子供を表現した世界の絵画、彫像、写真作品をご紹介しています。
    天使に見立てているので必然的に裸の作品が多くなりますが、すべてアートまたは家庭での成長記録に限定しています。

    子供は本来この世界における夢であり希望であり、その姿は大人にとってノスタルジーや心の潤い、癒しの対象でもあります。

    古くから子供の姿は愛すべきものとして認識され、絵画や彫像、写真等で様々に表現されてきました。天使のイメージもそのひとつです。
    そして各家庭でも、我が子への愛情ある記録(写真撮影)が数多くなされています。

    当ブログではそれら子供や天使をテーマにしたアート作品と、写真共有サイトFlickrで一般公開されている子供写真をご紹介しています。(できるだけ天使の姿に近いものを選んでいます)

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    著者について...
    名前:RUKA (Rukachas)
    国籍:日本
    都道府県:埼玉(生まれは宮城)
    性別:男性
    年齢:あっという間の半世紀
    インターネット歴:20年

    20代の頃に仕事で幼稚園に足を運んだのを機に、街で子供の笑顔写真を撮り続ける。
    1999年に「The Light of Smile 笑顔の灯り」という子供の笑顔をテーマにしたサイトを開設。
    サイト終了後はこのブログで世界の天使像や世界の子供写真を紹介している。
    6人の甥と姪の伯父さんでもある。

    ruka_rukachas@ybb.ne.jp
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