J.L.デルモンテの彫刻作品

    j_l_delmonte_unknown.jpg

    ベルギーの彫刻家、J.L.デルモンテ(生没年不明)による、水をかぶる少年のブロンズ像。
    場所は公園の休憩所でしょうか?
    こういう涼しげな像を見ながら1日をのんびり過ごすのも良さそうですね。

    この彫像、下が池になっており、バケツのところから水が出るようになっています。
    この子は罰を受けているわけでも荒行をしているわけでも、アイス・バケツ・チャレンジをしているわけでもありません。
    たぶん川などで沐浴しているシーンでしょう。

    各地の公園には噴水彫刻が設置されていることがありますが、このように本体に常に水が掛かる構造のものは少ない気がします。
    いくらブロンズでも常に濡れていたら腐食しやすいですから。
    水垢も付きやすいので日々の手入れは大変でしょうが、訪れる者にとっては非常に見応えのある像だと思います。

    また、少女ではなく少年であるところもよく考えられています。
    何故かって、男性なら風呂で湯をかぶったときにわかると思いますが、勝手に小便小僧になってしまうんですよね。(^^)
    そんな水の動きの面白さもこの像の魅力といったところでしょうか。

    bucketshowerboy.jpg unknown_fountain_sculpture.jpg

    同じ姿の人間と彫像。
    「ちょいとそこの少年くん、バイトしないかい? 水をかぶるだけの簡単な仕事さ!」
    もしこんなことを言われても、実際にやるのは超大変。
    1時間もやっていたら手足はふやけ、体は冷えきり、確実に風邪をひいてしまいます。

    やはりこういうことはブロンズ像にまかせたほうが良いみたいですね。

    作者のJ.L.デルモンテに関しては情報がまったく得られませんでした。
    検索してもトマトケチャップばかり見つかります。(T_T)
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    動く子供を素描で表現

    nicolas_galerie01-1.jpg

    当ブログで過去に何度も登場した言葉「デッサン」
    日本の自動車メーカー?いやそれはニッサン。中年の男性?いやそれはオッサン。
    などと冗談を言っている場合ではなく、今回はデッサンの話。

    デッサン(Dessin)という言葉はフランス語。
    英語ではドローイング(Drawing)、日本語では素描(そびょう)といって、主に鉛筆や木炭、パステル、コンテなどを用いて物体の形状や明暗などを平面に描画する技法、およびその作品のことです。

    輪郭線によって対象の視覚的特徴をつかむことを目的とした、人物画では基礎中の基礎とも言えるものです。

    nicolas_galerie01-2.jpg nicolas_galerie01-3.jpg

    いつ頃の作品かは不明ですが、これはフランスの「Galerie du nu」という書籍に掲載されたデッサン画。
    子供をモデルとした単色のスケッチ、いわゆる人体デッサンです。

    描いたのはニコラさんという方らしいのですが、詳しいことはわかりませんでした。
    子供モデルのデッサン画の例として引用いたしました。

    nicolas_galerie02-1.jpg nicolas_galerie02-2.jpg

    デッサンは古代から様々な用途でおこなわれ、ルネサンス時代には絵画、彫刻、建築の試作にも用いられるようになりました。
    絵画を制作するときの下絵であったり、基礎練習であることには間違いないのですが、現代では彩画と共にデッサン画もひとつの作品として成り立っています。

    用いる道具で一般的なのは鉛筆と木炭。
    鉛筆は様々な硬度のものを使用しますが、硬すぎる鉛筆はあまり使いません。
    木炭の場合はデッサン用の木炭を使います。
    このニコラさんの絵はたぶん鉛筆を使用しているのでしょう。

    nicolas_galerie03-1.jpg nicolas_galerie03-2.jpg

    通常デッサンは単色の線画で描かれ、背景を省略することが多いですね。
    そういう意味ではモノクロの肖像写真に近いと言えますが、色彩を排除している分、形状がより色濃く反映されます。

    見た目が正確でないことを「デッサンが狂っている」などと言いますが、意図的にデフォルメした抽象画の場合はこれには当たりません。
    しかしだからといって抽象画の画家にはデッサン能力が必要ないのかというとそうではなく、有名な画家の多くが若い頃にデッサンの勉強に勤しんでいたように、画家にとってはとても大切な基礎のひとつです。

    nicolas_galerie04-1.jpg nicolas_galerie04-2.jpg

    美術学校などではモデルを用意してデッサンの授業をおこなうことがあります。
    そのとき単なる立ちポーズが多いのは、モデルへの負担を考えるとある意味仕方がないことだと思います。
    しかし子供の場合は子供らしい様々なポーズを描いてみたくもなりますね。

    そのため動きのあるポーズの場合は写真を模写することもあります。
    これらの作品も一部は写真を模写したのだろうと思います。
    写真の模写をデッサンと言うのか?というと、まぁ正確には違うんですが、子供がモデルの場合そのほうが良いのかもしれません。

    ネコと人間の子供は、絵画のモデルにはちょっと不向きなようです。(^-^)
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    Partridge Boys in Alabamas

    cunningham-partridge_boys_in_alabamas.jpg

    アメリカの写真家、イモージン・カニンガム(1883-1976)による1924年の作品「Partridge Boys in Alabamas」

    自分の子供が海辺で遊んでいるところを撮影したものだと思いますが、演出したようでもありドキュメンタリーのようでもある不思議な画作りですね。
    喜怒哀楽のどれでもない、いやむしろ全てを含んでいるかのような深さを感じさせます。

    作者のイモージン・カニンガムはアメリカの有名な女性写真家。
    ポートレイト、花のクローズアップ、ヌードなどのシリーズで知られています。

    オレゴン州のポートランドにて10人の子のうち5番目の子として生まれた彼女は、ワシントン州のシアトルで育ちました。
    1901年にワシントン大学に入学し写真化学を学んだ彼女は、そこでアメリカの女性写真家、ガートルード・ケーゼビアの作品に出会い、大いに魅了され、このことが写真家を志すきっかけとなりました。

    1907年にワシントン大学を卒業し、写真化学の学位を取得。
    その後ドイツに留学し、1910年にはシアトルに写真スタジオを開いています。

    数々の秀逸な作品を発表し、1913年にブルックリン美術館にて作品を展示。
    1914年にはニューヨークの国際絵画写真展にも出展しています。

    1968年に美術学博士として名誉博士号を与えられ、2004年に国際写真博物館にて殿堂入りを果たしています。
    彼女の3人の子供のうちのひとりも、後に写真家となったそうです。

    cunningham-twins_with_mirror01.jpg cunningham-twins_with_mirror02.jpg

    こちらの写真は1923年に撮影された「Twins with Mirror」という作品。
    彼女の子供であろう双子の少年が床に置かれた鏡を見ているシーンです。
    日常の切り取りでありながら、美しくも不思議な雰囲気を醸しています。

    どの写真も100年前の撮影とは思えないほど状態が良く、天使の姿を明確に伝えています。
    たった100年では人の姿はそうは変わらないのだと教えてくれています。

    しかし、人の心は不変だとは言い切れません。
    100年前と今とでは天使の心は変わったのか、変わっていないのか・・・。
    彼女の作品を鑑賞し、そんなことを考えさせられました。
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    天使か女神か精霊か

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    可愛いね〜! まるで天使のソフビ人形みたい。
    こんなに小さくてもお顔はとっても美人ちゃん。
    天使というより、小さな女神様ですね。


    20170607_200825

    しかもこの天使ちゃん、なんともう自分で髪を洗えます。
    濡れるのを全然嫌がらないんだね。
    もしかして水の精霊かな?(*゚▽゚*)

    20170704_202626
    20170607_200825
    Copyright : Stecy De san
    (Flickrのシェア機能を使って紹介しています)
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    Stehender Knabe

    peterich_stehender_knabe01.jpg peterich_stehender_knabe02.jpg

    ドイツの彫刻家、パウル・ペテリッヒ(1864-1937)による1909年の作品「Stehender Knabe」
    ベルリンの旧国立美術館にて展示されている大理石像です。

    タイトルは「立っている少年」という、そのままの意味。
    地毛なのかカツラなのか、バッハのような髪型をした少年が頭の上で手を組んでたたずんでいます。
    美術館の少し高い位置に設置されているので人々は下から見上げることになり、そのため容姿の美しさがより強調されています。

    作者のパウル・ペテリッヒは1864年、ドイツの都市バート・シュヴァルタウで生まれました。
    1881年に高校を卒業し、父親の工房で彫刻関係の仕事をしながらリューベック商業学校へと通います。
    1884年に国から奨学金を受け、ハンブルグ美術大学とベルリン・アートアカデミーに入学し、ドイツの彫刻家、フリッツ・シャーパーの弟子となりました。

    各地の記念碑のデザインを手掛け、1899年にイタリアに渡り結婚。
    その後ドイツのラステード地区にて教授の職に就きます。
    1907年からは妻と5人の子供とともに再びイタリアのフィレンツェ近郊に移り住み、数々の大理石像や記念碑を制作して国内外から高い評価を得ました。

    彼は1914年から1922年までドイツのドレスデンに住み、その後1927年までイタリアのカプリ島に住んでいました。
    ドイツとイタリアを行き来する人生だったんですね。
    彼はオランダ南西部の都市ハーグにて、1937年にその生涯を終えました。

    彼の作品の大部分は石や金属を使った胸像でしたが、現在その多くは所在不明となっています。
    一部は博物館や公共の場のモニュメントとして使われていますが、金属を使った多くの作品は第二次世界大戦中に溶かされてしまったそうです。
    現在彼の出身地であるバート・シュヴァルタウの博物館には、彼の貴重な作品が保存されています。

    peterich_traumender_knabe.jpg

    1909年に制作されたこの少年像ですが、こちらの資料ではタイトルが「Träumender Knabe」となっています。
    意味は「夢見る少年」
    もしかしたら製作時のタイトルはこれだったのかもしれません。

    うつむき加減で目を閉じているので、こちらのタイトルのほうがシックリきますね。
    夢見る少年であり、我々に夢を見せてくれる少年でもあります。
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    天使はいつでも遊びたい

    DSC02431

    お風呂に入って温まり、体を洗ってよく拭いて、
    あとはパジャマを着て寝るだけ?
    いいえ、このあともしばらく遊びの時間は続くのです。

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    Copyright : Zhang Rui
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    母性愛のポートレイト

    日本には、子供が小さいうちだけですが、親子でお風呂に入る(一緒に湯船に浸かる)習慣があります。
    しかし外国にはその習慣はありません。
    そのため日本のアニメ「となりのトトロ」に登場する親子入浴シーンを猥褻なシーンだと勘違いした外国人もいた、という話もあります。

    しかしこれとは逆に、日本人よりも外国人のほうがする人が多いであろう行為があります。
    それは、妊娠してお腹が大きくなった女性がヌードで写真を撮ること。
    お腹にいるのが第二子の場合は上の子と一緒に写ることもありますね。

    laughing

    laughing
    Copyright : Don and Cheryl Thompson
    (Flickrのシェア機能を使って紹介しています)


    産まれた子が物心つくようになったとき「自分は昔ママのお腹の中にいて、家族みんな産まれるのを待ち望んでいたんだ」と理解できる素晴らしい写真です。

    私自身はこの「お腹が大きい時期に子供と一緒に写真を撮る」という習慣が日本でも根付けば良いなと思うのですが、日本人は妊婦の姿に美しさを感じない人が多いのか、あまり写真を残したがらないようです。
    家族の繋がりや親子の愛情を表現した、とても良いテーマだと思うのですが。


    さて、プロの写真家の作品にも親子をテーマとしたヌードは古くから存在します。
    身籠った母と幼い子のツーショットも少なくありません。
    そのいくつかを年代順に見ていきましょう。


    gerard_marot-le_fils_dariane01.jpg gerard_marot-le_fils_dariane02.jpg

    最初はフランスの写真家、ジェラール・マロ(1946- )による1985年の作品。
    ジャーナリストのヒューゴ・マーサンが文章を執筆している写真集「Le Fils d'Ariane」に収録されています。
    どの作品も母親と息子のほのぼのとしたツーショットで、息子の年齢は幼児から青年までと様々。
    顔が似ているので、本当の親子であることは一目瞭然。
    だからこそ真実の愛が伝わってきます。

    作者のジェラール・マロは1970年代から活動しているフランスの写真家。
    光と影を巧みに使った芸術的で審美的な作品の多い作家ですが、親子をテーマとしたこの写真集では、命の尊厳や母性を前面に押し出した作品が主となっています。

    catawiki.comより
    Hugo Marsan, Gérard Marot - Le fils d'Ariane - 1986



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    これはイギリスの写真家、ロン・オリヴァー(1959- )による1994年の作品。
    写真集「As Far As The Eye Can See」に収録されている親子のポートレイトです。
    極めてシンプルな、まさに家族の記念の肖像撮影といったところですが、すべてモデルとなった親子からの依頼により制作されているそうです。

    作者のロン・オリヴァーは1959年にイギリスの首都、ロンドンで生まれました。
    彼は学生の頃に友人や家族を撮影し始め、高校卒業とともに写真家としてのキャリアをスタートさせます。
    1980年代から90年代にかけていくつかの写真集を出版しており、とくに家族をテーマとした肖像写真は高い評価を得ています。

    【Ron Oliver, Photographer - Official Website】
    http://www.ronoliver.eu

    天牛書店より
    書籍詳細 - As Far As The Eye Can See



    george_krause-mother_and_son.jpg george_krause-vera_lifts_sochi.jpg

    これはアメリカの写真家、ジョージ・クラウス(1937- )による写真作品。
    左は1985年の作品「Nudi. Mother & Son」、右は2003年の作品「Vera Lifts Sochi」
    右の写真の母親はもう臨月に近そうですね。

    作者のジョージ・クラウスは1937年にペンシルベニアで生まれ、現在はテキサス州ウィンバリーに住んでいます。
    1950年代にフィラデルフィア芸術大学で絵画、彫刻、写真を学んだ彼は、1957年から1959年にかけて米軍に勤務し、サウスカロライナ州の地域社会にて黒人地区の文化を記録し続けました。
    その後ドキュメンタリーの方向性を変え、人間の体をテーマとして素晴らしい作品を生み出しています。

    【George Krause Fine Art】
    https://georgekrause.com



    pere_formiguera-maternitat01.jpg pere_formiguera-maternitat02.jpg

    これはスペインの写真家、ペレ・フォルミゲーラ(1952- )による写真作品。
    「Maternitat」と題された作品で、オフィシャルサイトには「最も純粋で最も激しい愛」という説明が記されていました。
    母性愛はまさにそのとおり。

    作者のペレ・フォルミゲーラはスペインのバルセロナ生まれの写真家。
    書籍やカタログ、雑誌等の写真も手掛け、これまでに数多くの書籍を出版しています。
    1995年には文化省による賞を獲得し、1997年にはイタリアで開催された「ボローニャ国際児童図書展」にてイノベーション賞を受賞。
    2010年にはこれまでのキャリアが認められ、サン・クガ賞を受賞しています。

    画像出典:【Pere Formiguera】
    http://www.pereformiguera.com



    araki_kumamoto_lullaby.jpg

    これは日本の写真家、荒木経惟(1940- )による2008年の作品。
    「熊本ララバイ」という写真集に収められた母親と赤ちゃんのヌード写真です。

    「四国新聞社 2008年10月31日の記事」
    2008年11月、荒木氏の母子ヌード写真を展示する「熊本ララバイ展」が熊本市現代美術館で開催されました。
    「赤ちゃんとお母さんを通して命の尊さを見詰め直したい」と同館が企画し、母子を一般公募して撮影したそうです。

    作者の荒木経惟氏は1940年、東京市下谷区三ノ輪の生まれ。
    千葉大学工学部、写真印刷工学科を卒業後「電通」に勤め、1972年に退社してフリーとなりました。
    数々の賞を受賞した日本の写真家であり、アラーキーの愛称でも知られています。

    荒木氏といえば性愛的な作品で有名な写真家ですが、母性愛あふれる作品も手掛けていたんですね。
    愛の原点は母にありといった感じでしょうか。

    【荒木経惟オフィシャルサイト】
    http://www.arakinobuyoshi.com

    画像出典:ebay
    Nobuyoshi ARAKI "Kumamoto Lullaby" 2008 Photo Book Rare
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    ムルシのボディアート

    Mursi tribe

    エチオピアの南部に住むムルシ族の少年たち。
    彼らは見事なボディペイントで有名ですが、これは毎日描いているんでしょうか?
    まさに人体キャンバス。
    頼めば描かせてもらえるのかな?

    Mursi tribe
    Copyright : Chiara Riccobene
    (Flickrのシェア機能を使って紹介しています)
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    パオラ・デ・グレネットさんの写真作品(リンク)

    日常を幻想的に美しく表現する写真家、パオラ・デ・グレネットさん(1971- )をご紹介。

    現在スペインで活動している女性写真家です。
    著作権の関係で画像は掲載できませんので、作品はオフィシャルサイトにてご覧ください。

    【Paola de Grenet | Barcelona based photographer】
    http://paoladegrenet.com

    彼女の子供たちを写した作品はSweet Nothings、成長をテーマとした作品はGrowing Up (in progress)のページでご覧になれます。

    風景、静物、動物、人間・・・様々な被写体を正面からシッカリと見据えたいわゆるポートレイトですが、彼女の作品には日常と非日常が絡み合う幻想的な雰囲気を感じます。
    また、そんな幻想的な雰囲気にモデルの子供たちが違和感なく溶け込んでいるところが素晴らしいですね。

    作者のパオラ・デ・グレネットさんは1971年にイタリアのミラノで生まれ、イギリスのロンドンの芸術大学「キャンバーウェル・カレッジ・オブ・アーツ」でグラフィックデザインを学び、1999年に写真家となりました。
    イギリスの出版社で数々の雑誌の写真を手掛け、2003年にスペインのバルセロナに移住してからはスペインの雑誌の仕事を続けています。

    そのかたわら個人的な写真プロジェクトも手掛けており、作品は写真誌や数々のフォトフェスティバルで展示され、いくつかの賞を獲得しています。
    アルビノの人々をテーマとした作品の評価も高く、単なるポートレイトの枠を超え、我々が考えるべき深いメッセージを投げかけているかのようです。

    彼女は写真撮影という行為についてこう語っています。
    『私にとっての写真撮影は、アイデンティティ、偏見、美しさなど、他人を学ぶことによって自分自身についても学んでいます。写真は私を外の世界と繋ぐものです。』

    とてもよくわかります。
    写真は撮影することも、鑑賞することも、そこから学べることはとても多い。
    様々な世界へといざなってくれる写真という存在は、とても有り難いものです。


    Googleの画像検索で「Paola de Grenet」を検索
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    タグ: Europa  少年  少女  ♂♀ 

    リディ・ファン・マウリク・ブロークマンの彫刻作品

    lidi_van_mourik_broekman01.jpg lidi_van_mourik_broekman02.jpg

    オランダの彫刻家・画家である女性、リディ・ファン・マウリク・ブロークマン(1917-2015)による1955年の作品。
    タイトルは不明ですが、オランダの都市デン・ハーグの議事堂の前に設置されているブロンズ像です。

    直立して手を握り締めシッカリと前を見据えた少年の像は、志の強さを表現しているようにも思えます。
    政治的な建物の前にはピッタリの彫像ですね。

    この像の作者であるリディ・ファン・マウリク・ブロークマンはオランダの彫刻家であり、画家でもある女性。
    スイスのチューリヒで生まれ、芸術家肌の家庭に育ちました。
    彼女の姉も画家として活躍した人物です。

    オランダのデルフトの学校で2年間建築を学んだ彼女は、その後デン・ハーグのロイヤル・アカデミー・オブ・アーツに入学。
    彫刻家のアルバート・ターモートの生徒として学び、卒業後は彫刻家としての地位を確立しました。

    ザイデル公園に設置された笛を吹く少年の像は、1942年にコンクールで2位の座を獲得しています。
    また彼女はデン・ハーグで最初に展覧会を開いた女性芸術家でもあります。

    画家としても作品を残し、ジュリアナ女王、ヴィルヘルミナ女王、子供時代のマリケ妃などロイヤルファミリーの肖像画を含む数百点もの肖像画を描き上げましたが、その多くは第二次世界大戦のときに破壊されてしまったそうです。

    戦後、四つの場所に戦争記念碑を作った彼女は、2015年末に病気により亡くなりました。
    現在はオランダの都市ナイメーヘンのDaalseweg墓地にて静かに眠っています。


    【Lidi van Mourik Broekman】
    http://www.quintabuma.nl/lidi/index.html
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    いらっしゃいませ

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    RUKA

    Author:RUKA


    当ブログは子供を表現した世界の絵画、彫像、写真作品をご紹介しています。
    天使に見立てているので必然的に裸の作品が多くなりますが、すべてアートまたは家庭的な生活記録に限定しています。

    子供は本来この世界における夢であり希望であり、その姿は大人にとってノスタルジーや心の潤い、癒しの対象でもあります。

    古くから子供の姿は愛すべきものとして認識され、絵画や彫像、写真等で様々に表現されてきました。天使のイメージもそのひとつです。
    そして各家庭でも、我が子への愛情ある記録(写真撮影)が数多くなされています。

    当ブログではそれら子供や天使をテーマにしたアート作品と、写真共有サイトFlickrで一般公開されている子供写真をご紹介しています。(できるだけ天使の姿に近いものを選んでいます)

    ふと訪れては日々の疲れを癒す天使の園・・・そんな憩いの場としてお使いいただければ幸いです。

    画像の著作者は私を含め様々ですが、著作権的に問題のない方法で掲載しています。
    また、公序良俗に反する画像や違法な画像、猥褻な画像は一切ありません。
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    説明記事(お読みください)
    著者について...
    名前:RUKA (Rukachas)
    国籍:日本
    出身:埼玉(生まれは宮城)
    性別:男性
    年齢:あっという間の半世紀
    インターネット歴:20年

    20代の頃に仕事で幼稚園に出向いたのを機に街で子供の笑顔写真を撮り続ける。 1999年に「The Light of Smile 笑顔の灯り」という子供の笑顔をテーマにしたサイトを開設。 サイト終了後はこのブログで世界の天使像や世界の子供写真を紹介している。 6人の甥と姪の伯父さんでもある。

    メールアドレス: ruka_rukachas@ybb.ne.jp
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