The Dragonfly

    nellie_joshua_dragonfly.jpg

    イギリスの女流画家、ネリー・ジョシュア(1877-1960)による1905年の作品「The Dragonfly」

    タイトルのDragonfly(ドラゴンフライ)とはトンボのこと。
    描かれているのは妖精ですが、羽の形状からイメージしてこのタイトルを付けたんでしょうね。
    妖精といえば背中に蝶の羽を持つものが一般的ですが、トンボのような羽の妖精もファンタジックな絵ではよく見かけます。

    さてそのトンボですが、西洋では昔は不吉な虫と考えられていたそうです。
    ドラゴンや妖精を邪悪な生き物とみなした物語もあるので、関連性があるのかもしれません。
    日本ではトンボは季節の風物詩でもあり、どちらかというと好まれている虫ですね。

    ちなみにトンボという名の語源については・・・
    飛ぶ棒 → トンボウ → トンボと変化したという説があります。

    この絵の作者、ネリー・ジョシュアはロンドンのハムステッド生まれの女性。
    インテリアの要素を取り入れた人物画を描く画家で、妹のジョーン・ジョシュアも芸術家でした。

    1890年代にロンドンのヘザーリー美術学校で絵画を学び、その後は王立アカデミーや女性アーティスト協会にて作品を発表。
    ファンタジックな作風で知られており、この「The Dragonfly」もその頃の作品です。


    さて、このトンボのような妖精、男の子でしょうか?女の子でしょうか?
    え?語源が「飛ぶ棒」だから男の子?
    なるほどっ!山田くん座布団ぜんぶ持ってって!( `・ω・´)/

    でもそのとおり、正解は男の子。
    この絵には「Fairy Boy」というもうひとつのタイトルが付いていました。


    画像出典:Sofi
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    タグ: Europa  少年  絵画  CC-License 

    3.11

    angel

    過去は変えられない。
    でも未来は変えることができる。
    悲しみを乗り越えて進む先に、もうひとつの笑顔がある。

    angel
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    タグ: Europa  彫像  Face 

    Un jeune Zéphyr se balançant au-dessus de l´eau

    prudhon_young_zephyr.jpg

    フランスの画家、ピエール=ポール・プリュードン(1758-1823)による1814年の作品「Un jeune Zéphyr se balançant au-dessus de l´eau」

    英語のタイトルは「Young Zephyr balancing above water」で、日本語に訳すと「水の上でバランスをとる若いゼファー」となります。
    ゼファーとはギリシア神話に登場する西風の神「ゼピュロス」の英語名です。

    背中に蝶のような羽を持つゼピュロス君が木にぶら下がって遊んでいるシーン。
    下は池でしょうか泉でしょうか、風の神らしいヤンチャっぽさが表れていますね。

    ご存知のように、絵画は人物や背景をリアルに描けば描くほど動きを表現するのが難しくなります。
    抽象画は別ですが、このような写実的な作品は言わばカメラで撮影した静止画のようなもの。
    漫画であれば動く方向に斜線を引くことで動きを表現できますし、写真でもシャッター速度を遅くして流し撮りをすれば躍動感が出せます。

    しかし絵画では、動いている最中であることを表現するには見た目の状態を工夫するしかありません。
    たとえば服がひるがえっているとか、ネックレスが浮いているとか。

    この絵もそのあたりを上手く表現していて、とんでもない方向を向いているこの子のシンボルによって、体を振った瞬間なのだとわかります。
    こういう手法もあるんですね。

    作者のプリュードンは神話や寓話をもとにした絵画で有名なフランスのロマン主義画家。
    1758年に石工職人の父親の10番目の子として生まれた彼は、16歳でディジョンのフランソワ・ドヴォージュ絵画学校に入学します。
    1782年にイタリアに留学して賞を獲得し、帰国後はパリに滞在してデッサンや肖像画を描き続けました。

    1798年にはサン・クルー城の天井画を手掛け、1801年からはナポレオン1世から肖像画や室内装飾の依頼も受けていました。
    彼はロマン派による新古典主義の影響を強く受けており、優美で甘美な画風は他の画家からも高く評価されていたそうです。

    タグ: Europa  少年  Water 

    Sankte Per framför porten till Paradise

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    デンマークの画家、マルタ・オーディン・エンゲルステッド(1852-1930)による1891年の作品「Sankte Per framför porten till Paradise」
    日本語に訳すと「楽園の門の前の聖ペトロ」となります。

    楽園へと続く門の前に聖ペトロなる人物がいて、これは検閲しているんでしょうか?
    なにやら揉めているようにも見えますね。

    列をなす人の中には不安そうな者もいれば、笑っている者もいます。
    剣を装備した番兵のような天使たちと、咥えタバコでポケットに手を突っ込んでいる野暮ったい男の存在に作者のユーモアを感じます。

    作者のエンゲルステッドは1852年、デンマークのシェラン島で生まれました。
    1870年に学校を卒業後、デンマーク王立芸術アカデミーへと進み、最初の作品を発表。
    1880年に賞を授与され、その賞金とアカデミーの奨学金基金によりドイツ、オランダ、フランス等に留学しました。

    アカデミー卒業後の彼の芸術活動は心理的なアプローチが特徴で、人間の感情やユーモアを織り交ぜた作品が多いようです。
    天使に剣や槍は似合いませんが、仁王立ちする天使をキョトンとした表情で見つめる子供たちが可愛いですね。

    この絵はデンマークのオールボーにある北ユトランド美術館が所蔵しています。

    タグ: Europa  少年  少女  絵画 

    Jeune fille se defendant l'Amour

    bouguereau_Jeune_fille1880.jpg

    フランスの画家、ウィリアム・アドルフ・ブグロー(1825-1905)による1880年の作品「Jeune fille se defendant l'Amour」
    「アモルから身を守る若き少女」という意味。
    アモルとはギリシア神話に登場する愛の神エロースのことで、ローマ神話のクピド(キューピッド)とほぼ同じです。

    この絵はブグローの絵の中で私がとくに好きな作品でもあるんですが、弓を使わず矢を直接突き立てようとしているところが珍しいというか、愛の神に似合わぬ攻撃性を感じますね。
    女性が拒んでいるのはアモルの行為に対してでしょうか?
    それとも愛そのものでしょうか?

    appleangel_w.jpg

    昔この絵でデスクトップピクチャを作ったことがありました。
    ウィリアム・テルじゃないけど、リンゴを狙っているほうが可愛くてイイですね。(^^)


    1825年にフランスの港町、ラ・ロシェルにて生まれたブグローは、1846年にパリの国立高等美術学校エコール・デ・ボザールに入学し美術を学びました。
    1876年に美術アカデミーの会員となり、1888年にはエコール・デ・ボザールの教授に就任しています。

    画風は新古典主義の流れを汲む伝統的なもので、神話をテーマにしたものが多いようです。
    官能的な裸婦や可憐な天使、憂愁を帯びた若い女性など独特の世界を築いています。

    生前の名声は死後しだいに衰えていきましたが、20世紀末から再評価され、今や彼の絵はインテリアグッズ等にも数多く使われています。
    名前は知らなくても絵は見たことがある、という人は多いのではないでしょうか。

    bouguereau_drawing1885.jpg

    これは上の絵画を描いた5年後、1885年に描かれたデッサン画です。
    5年も経ってからまた同じ絵を描くくらいですから、よほど気に入った作品だったのでしょう。

    どちらも全く同じ図柄に見えますが、よく見るとアモルが持っている矢の先端が少し大きくなっているんですね。
    5年間で少し成長したってことかもしれません。(^^)

    タグ: Europa  少年  絵画  CC-License  RUKA 

    雨上がりの妖精

    Flutterby

    小道にできた水溜り、
    小さな妖精、舞い降りた。
    遊びに夢中なそのときも、
    人の気配に気をつけて...

    Flutterby
    Copyright : Courtney Carmody
    クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
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    タグ: America  少女  Water  衣装  CC-License 

    Zegevierende Amor

    bury_zegevierende_amor.jpg

    ドイツの画家、フリードリヒ・ベリー(1763-1823)による1810年の作品「Zegevierende Amor」
    「勝利のアモル」という意味で、アモルとはギリシア神話の愛の神、エロースのラテン語読みの名前。
    ローマ神話のクピド(キューピッド)と同一視されるキャラです。

    ただの天使ではないからか、翼がオウムのようにカラフルですね。
    体と足のバランスやお腹の出具合が気になりますが、19世紀初頭の絵画らしさが表れています。

    作者のフリードリヒ・ベリーは1763年にドイツのハーナウ市で生まれました。
    初めに父親のジャン・ジャック・ベリーから芸術を学び、1780年から3年間デュッセルドルフ芸術アカデミーに在籍。
    その後1783年から99年までイタリアのローマやナポリに住み、巨匠の作品を学びました。

    1780年にはデュッセルドルフに住み、2年後にはローマへと移住しましたが、最終的にはドイツのベルリンに定住し、歴史的な肖像画を数多く残しました。

    この勝ち誇るキューピッドの絵は、オランダのハーグ市にある「マウリッツハイス美術館」に収められています。

    タグ: Europa  少年  絵画 

    ママに連絡

    adva 18 044

    「もうっ!人間界ってケータイが繋がりにくくて困っちゃう!」
    妖精の国ではもっと繋がりやすいの?
    テレパシーもあったりして。(^^)

    adva 18 044
    Copyright : taniabenmoshe
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    タグ: Europa  少女  衣装  Face 

    反抗期

    Untitled

    「天使は良い子だとか勝手に決めてんじゃねーよ!
     天使にだってワルはいるんだぜ!
     あぁ?翼がピンク色?
     うっせーよ! ピンクが好きなんだよ・・・」

    Untitled
    Copyright : GORSAD.KIEV
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    タグ: Europa  少年  衣装  Face 

    3Dエンジェル

    Of Men and Angels

    絵画は二次元、彫刻は三次元。
    じゃあ3Dアートは何次元?

    Of Men and Angels
    Copyright : Aaron
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    YouTubeより
    「P-MODEL - 2D OR NOT 2D」


    ♪ 行けサンシャインの形は壁画じゃどんなか?と
     2D 2D OR NOT 2D
     ハレルヤ ハレルヤ...

    タグ: America  少年  絵画  音楽紹介 

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    RUKA

    Author:RUKA


    当ブログは子供を表現した世界の絵画、彫像、写真作品をご紹介しています。
    天使に見立てているので必然的に裸の作品が多くなりますが、すべてアートまたは家庭的な生活記録に限定しています。

    子供は本来この世界における夢であり希望であり、その姿は大人にとってノスタルジーや心の潤い、癒しの対象でもあります。

    古くから子供の姿は愛すべきものとして認識され、絵画や彫像、写真等で様々に表現されてきました。天使のイメージもそのひとつです。
    そして各家庭でも、我が子への愛情ある記録(写真撮影)が数多くなされています。

    当ブログではそれら子供や天使をテーマにしたアート作品と、写真共有サイトFlickrで一般公開されている子供写真をご紹介しています。(できるだけ天使の姿に近いものを選んでいます)

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    著者について...
    名前:RUKA (Rukachas)
    国籍:日本
    都道府県:埼玉(生まれは宮城)
    性別:男性
    年齢:あっという間の半世紀
    インターネット歴:20年

    20代の頃に仕事で幼稚園に足を運んだのを機に、街で子供の笑顔写真を撮り続ける。
    1999年に「The Light of Smile 笑顔の灯り」という子供の笑顔をテーマにしたサイトを開設。
    サイト終了後はこのブログで世界の天使像や世界の子供写真を紹介している。
    6人の甥と姪の伯父さんでもある。

    ruka_rukachas@ybb.ne.jp
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